シードル・りんご酒おすすめランキングTOP15!美味しい飲み方や割り方も紹介
シードルはりんご酒の一種で、フランスやイギリス、スペインなどのヨーロッパだけではなく、北米や日本でも製造されています。この記事では初心者にもおすすめの人気シードルをランキング形式で発表するだけではなく、シードルの美味しい飲み方や割り方、シードルにおすすめのおつまみや料理も合わせてご紹介いたします。ランキングのトップ15に入った美味しいシードルの特徴や価格をチェックしていきましょう。
目次
シードルおすすめランキング!美味しい飲み方・割り方
フランスで生まれたりんご酒・シードルの特徴とは
シードルはりんご酒の一種で、この名前は紀元前100年ごろに、果物を発酵させて作った酒をシセラと呼んでいたことに由来します。フランスのブルターニュ地方やノルマンディー地方では、11世紀にりんごの栽培が開始されたことがきっかけで、シードルの製造が本格的に行われるようになりました。現在ではヨーロッパだけではなく、北米や日本でもシードルが作られています。
洋梨(ペア)やベリーを使ったシードルもありますが、シードルの原料は基本的にりんごです。りんごの果汁に含まれた糖分はリンゴの皮に付いている天然酵母と反応することで発酵し、果汁がアルコールと炭酸ガスになります。わずかながら炭酸を含んでいることがシードルの大きな特徴ですが、無炭酸のシードルも販売されています。
シーンを問わず様々な飲み方ができることも、シードルの特徴です。シードルは価格の安いりんご酒で、料理やおつまみに合わせやすいので、日常的に自宅で飲むこともできれば、親しい人々を招いたホームパーティーはもちろん、改まった席での食前酒としても使えます。
美味しいシードルの選び方・ポイントとは
アルコール度数と味で選ぶ
シードルはアルコール度数の低い(2%~8%)りんご酒なので、アルコールに弱い人にもおすすめですが、りんご果汁の発酵具合によってアルコール度数が変わります。辛口のシードルはアルコール度数が高く、甘口のシードルはアルコール度数は低いので、体質や気分はもちろんのこと、料理やおつまみに合わせて銘柄を選ぶことがポイントです。
原産地と材料はシードル選びの重要なポイント
シードルを選ぶ時に重要となるのが、原産国です。シードルの材料に使用されているりんごは、国によって異なるので、当然シードルの味にも違いがでてきます。また、さまざまな種類のりんごを使用したブレンド果汁を材料に使用したシードルもあります。
りんご酒の一種であるカルヴァドスの産地として名高いフランスのペイ・ドージュ地方(カルヴァドス県とオルヌ県、ウール県の一部)では、40種類以上ものシードル用りんごが生産されています。フランスでは一般的に、さまざまな品種のりんごがシードルの材料に使われています。
フランスのシードル用りんごはりんご酒を造るための品種で、食べるのには向いていません。これに対して、日本で製造されているシードルの材料には、ふじや王林、紅玉などの生で食べても美味しいりんごが使われています。日本のシードルは、材料に一種類のりんごのみを使ったものが主流で、複数のりんごを使ったシードルはあまり多くはありません。
自治体でシードルを選ぶ方法も
りんごの産地として名高い長野県や北海道、東北の自治体には、ふるさと納税の返礼品にシードルがリストアップされているところがあります。応援したい自治体があるならば、ふるさと納税によって特産品のシードルが手に入る上に、家族構成や収入によって限度額があるものの、翌年の税金が減額されます。
それぞれ人気の商品をチェックしてシードルの価格などチェック
シードルの特徴や参考価格、原産国や人気をランキング形式で紹介いたします。外国産のシードルは輸入食料品で取り扱っていますが、国産のシードルは季節限定品も多く、確実に手に入れるならばネット通販の利用がおすすめです。このランキングをシードルを買う時の参考にしてください。
シードルおすすめランキング15位~11位
人気のシードルをランキング形式で紹介します。ランキングの15位~11位に選ばれたのは、どの銘柄のシードルでしょうか。
15位:マグナーズ・オリジナルサイダー
アイルランドではBULMERSという商品名で販売されている
ライセンスの関係上、原産国のアイルランドではBULMERSという名前で販売されているシードルです。アイルランドでは間違いなくランキングの上位に入る人気シードルで、殆どのパブで取り扱っているほか、スーパーでも購入できます。日本ではアイリッシュ・パブやネットショップで取り扱っています。
アイルランドの南西部で収穫された17種類のりんごを使ったこのシードルは、調和のとれたりんごの甘さと酸味が特徴で、おすすめの美味しい飲み方は冷やして飲むことです。メーカーでは材料に洋梨やベリーを使ったシードルも販売しています。
14位:ストロングボウ・サイダー
ラグビーW杯のオフィシャルシードル
79ヶ国で販売されている、世界で最も売れているシードルです。イギリスでのシェアは62%を誇り、ベルギーを始めとする世界10ヶ国でライセンス品が製造されています。2019年に日本で開催されるラグビーW杯のオフィシャルシードルで、2018年の9月からキリンビールが飲食店を対象とした先行販売を行っています。
ストロングボウ・サイダーは1パイント(568ml)につき、ブレイバーンやレッドデリシャスなどの食用りんごを約3個使用しています。キリンビールが日本での販売を開始したゴールドアップルは炭酸と酸味、りんごの甘さと香りが強いので、甘いシードルが好きな人におすすめです。
13位:ニッカシードル・ロゼ
世界に認められた日本製シードル
北海道以外では季節限定販売のシードル
ブランド:ニッカシードル
メーカー:アサヒビール
原材料:りんご、りんご酸、酸化防止剤
内容量:200ml、720ml
アルコール度数:3%
参考価格:200円(200ml)、670円(720ml)
原産国:日本
北海道では季節を問わず販売されていますが、他の都道府県では9月~3月のみの季節限定販売のシードルです。毎年イギリスのロンドンで開催されているインターナショナル・サイダー・チャレンジで、ニッカシードル・ロゼは2015年から2018年にかけて4年連続で受賞しています。
リンゴの皮に由来する鮮やかなピンク色が特徴のニッカシードル・ロゼは、リンゴの甘さと香りが楽しめるシードルです。綺麗な色も人気の一つで、アルコールに強くない人や、甘いお酒が好きな人に人気があります。辛口のシードルが好みの方には、ニッカシードル・ドライがおすすめです。
12位:ヴァル・ド・ランス・クリュ・ブルトン(辛口)
40種類以上のりんごを使ったフランス産シードル
ブルターニュ産のりんごを使用したシードル
ブランド:ヴァル・ド・ランス
メーカー:ル・ブルターニュ
原材料:りんご、炭酸ガス、酸化防止剤
内容量:250ml、750ml
アルコール度数:5%
参考価格:600円(250ml)、1300円(750ml)
原産国:フランス
フランスのブルターニュで採れたりんごを使った辛口のシードルです。一口目にはりんごの甘味が感じられますが、その後はりんごの渋みと強い炭酸が口に広がります。ほろ苦いビターな味が特徴ですが、後味はしつこくはないので、辛口のシードルが好きな方におすすめです。
ヴァル・ド・ランス・クリュ・ブルトンは、シードルの本場であるフランスで製造された製品なので、シードルを初めて飲む人から、シードルにこだわりのある人まで、幅広く支持を受けています。美味しい飲み方として、メーカーでは8~10度に冷やすことをおすすめしています。
11位:へニーズ・イングランズ・プライド・ミディアム・サイダー
オーナーが「シンプルな工程」を掲げるシードル
イングランドの伝統的製法で作られたシードル
ブランド:へニーズ・サイダー
メーカー:スペインワイン・リベルタス
原材料:りんご
内容量:500ml
アルコール度数:6%
参考価格:1200円
原産国:イギリス
イギリスのヘレフォードシャー州で作られているシードルです。契約農家から購入した4種類のりんごを使ってイングランドの伝統的な製法で作られたシードルは、1996年にオーナーのマイク・ヘニーが自家用に作り始めたものです。このシードルは口コミで人気が上がり、2013年には200万本生産されました。
瓶に聖ジョージクロスをあしらったイングランズ・プライドは、ヘニーズのシードルの中では中辛口に分類されており、りんごの香りが漂います。クリーミーな泡と炭酸の刺激は、シードルが好きな人だけではなくビール好きにも評価が高いです。グラスに注がずに、瓶から飲むのが美味しい飲み方です。
シードルおすすめランキング10位~7位
人気のシードルランキング10位から7位を発表します。外国で製造されているシードルには、日本では販売されていない銘柄もあります。海外旅行で、各地のシードルを味わうのも旅の醍醐味と言えます。
10位:2TOWNSブライトサイダー
2TOWNSという名前は創業者が住んでいた町に由来
2TOWNSは2010年創業のシードルメーカーです。アメリカのオレゴン州かワシントン州で収穫されたりんごだけをシードルの材料に使用しています。アメリカでは10種類以上のシードルが販売されていますが、日本に輸入販売されているのはブライトサイダー、アウトサイダー、メイドマリオンの3種類で、チョーヤ梅酒のオンラインショップで購入できます。
ツータウンズ・サイダーハウスのサイダーシリーズはリンゴジュースっぽいのが好きならブライトサイダー、酒っぽいのがいいならアウトサイダーじゃないかなあ。ベリーの味が好きならメイドマリオンで。私はアウトサイダーが一番好きかも。アルコール分は5%でいちばん低いんだが。
— 渡 三平 (@dosannpinn) December 5, 2017
2016年にオレゴン・ワイン・アワードの金賞を受賞した2TOWNSブライトサイダーは、ニュータウンピピンを中心とした青りんごのブレンド果汁を使用しており、ほどよい酸味と柑橘類を思わせるフルーティーな香りが特徴です。このシードルは辛口ですが、ジュース感覚で手軽に飲めることが特徴です。
9位:マエロック・ドライシードル
スペインのりんごを使ったシードル
ガリシア州のりんごを使ったシードル
ブランド:マエロック
メーカー:株式会社リベラジャパン
原材料:りんご果汁、砂糖、甘味料、保存料、酸化防止剤
内容量:200ml
アルコール度数:4.5%
参考価格:270円
原産国:スペイン
瓶のラベルに描かれているマエロックは、6世紀にイギリスからスペインに渡ってきたキリスト教の司教で、シードルの製法を伝えた人物です。マエロックのシードルには、スペインのガリシア州で収穫された5種類のりんごが使われています。グラスに氷を入れるのが、この地方でのシードルの一般的な飲み方です。
マエロックのドライシードルは微炭酸なので、強い炭酸が苦手な人におすすめです。りんごの風味と香りが効いていますが、甘すぎるということはなく、さわやかですっきりした後味が特徴です。マエロックでは洋梨を使ったペアやブラックベリー、有機栽培のりんごを使用したオーガニック・シードルを販売しています。
8位:ベアレン醸造所イングリッシュサイダー
添加物不使用の国産シードル
岩手県のりんごを使った季節限定品
ブランド:ベアレン醸造所イングリッシュサイダー
メーカー:ベアレン醸造所株式会社
原材料:りんご
内容量:300ml
アルコール度数:7%
参考価格:324円
原産国:日本
岩手県のベアレン醸造所で製造されている季節限定のシードルです。瓶1本に、つき岩手県内で収穫されたりんご2個分が使用されています。シードルではなくイングリッシュサイダーという商品名で販売しているのは、ビールの製造販売を行っているベアレン醸造所が、ビールやサイダーに代表されるイギリスのパブ文化を尊重しているからです。
シードルではなくサイダーを作っているというメーカーのこだわりが、季節限定のアップルサイダーには現れており、製造年によってはアルコール度数が異なる(2016年製造のアップルサイダーは6.5%)こともあります。りんごの香りはありますが甘みは少なく、ビールに似たドライな口当たりが特徴です。
7位:クール・ド・リヨン・シードル・ブリュット
品評会で300を超えるメダルを獲得したフランス産シードル
フランスのクール・ド・リヨン社はシードルやカルヴァドスなどのりんご酒を製造している会社です。ノルマンディーのペイ・ドージュ地方にりんご農園を所有しており、そこで収穫されたりんごだけを材料に使用したりんご酒を製造しています。同社のシードル・ブリュットは2007年に「ニューヨーク・タイムズ」が行ったシードル試飲ランキングで1位にランクインしています。
【4月明治屋ストアおすすめ商品紹介】
— 明治屋輸入洋酒 (@Meidi_ya_liquor) April 13, 2013
「クール・ド・リヨン シードル・ブリュット」辛口、仏、ノルマンディー
定価2,100円のところ、今月中は1,790円の特売価格で発売中。シードルは豚肉や鶏肉の煮込み等、お料理にも大活躍! pic.twitter.com/UZfgg0QWJg
ブリュットという言葉が意味する通り、このシードルは辛口です。ですがりんご由来の渋みやえぐみはなく、軽いまろやかな口当たりが特徴です。飲み終えた後は爽やかな酸味が口に残ります。冷蔵庫で冷やすのが美味しい飲み方で、料理やおつまみはもちろん、スイーツとも相性が良いことがこのシードルの特徴です。
シードルおすすめランキング6位~4位
甘くて美味しいりんごを使った国産シードルは、日本人の口に合うので上位にランクインしています。シードルランキング6位から4位を見ていきましょう。
6位:TAMURA CIDRE BRUT
2016年の国際シードルメッセで受賞された辛口シードル
アルコール度数が高いのは甘いりんごのおかげ
ブランド:TAMURA CIDRE
メーカー:タムラファーム
原材料:りんご、炭酸ガス、酸化防止剤
内容量:375ml、750ml
アルコール度数:9%
参考価格:1600円(375ml)、2500円(750ml)
原産国:日本
青森県弘前市にあるタムラファームの果樹園で収穫されたりんごを使用したシードルです。京都府の丹波ワインが醸造を行っているTAMURA CIDRE BRUTは、シードルにしてはアルコール度数が9%と高いのですが、アルコールを作るには糖分が必要となります。つまり、TAMURA CIDRE BRUTは糖度の高いりんごを材料に使用しているのです。
タムラファームのシードルは京都府の丹波ワインとの協力によって作られたもので、TAMURA CIDRE BRUTは丹波ワインで醸造されています。酸味と苦味が強く、口当たりは濃厚ですが、後味はさわやかです。アルコールに弱い方や、甘口のシードルが好きな方はアルコール度数3%のTAMURA CIDRE SWEETがおすすめです。
5位:ニッカシードル・スイート
国産りんごの風味を活かしたシードル
やや甘口の国産シードル
ブランド:ニッカシードル
メーカー:アサヒビール
原材料:りんご、りんご酸、酸化防止剤
内容量:200ml、720ml
アルコール度数:3%
参考価格:203円(200ml)、671円(720ml)
原産国:日本
ふじを中心とした国産りんごのみを使用したシードルです。発酵してアルコールと炭酸ガスを発生させたりんご果汁から酵母を取り除く際に、熱を加えない非加熱濾過を行っているため、りんごの風味や瑞々しさが保たれているのがニッカシードル・スイートの特徴です。
林檎酒でございます〜!
— 三日月うさぎ@ ティア126【Z-21a】/冬コミ1日目【西よ07a】 (@asagirinotani) March 30, 2018
ニッカシードルスイートが飲みやすくて美味しいのです〜ヾ(。ÒㅅÓ。)ノ
メーカーではやや甘口に分類されているニッカシードル・スイートですが、甘くて飲みやすいという意見もあれば、ジュースのように甘すぎて料理には合わないという意見もあります。アルコール度数が低く口当たりが良いので、あまりアルコールを飲み慣れていない人からも評価されています。
4位:AOMORI CIDREスパークリング(スタンダード)
100%青森産のシードル
ブランド:AOMORI CIDRE
メーカー:A-FACTORY
原材料:りんご
内容量:200ml、375ml、750ml
アルコール度数:5%
参考価格:486円(200ml)、907円(375ml)、1641円(750ml)
原産国:日本
AOMORI CIDREは青森県産のふじりんごとジョナゴールドのみを使用しており、りんご栽培やシードルの製造に携わっている全ての人が青森県出身という「100%青森産」のシードルです。スタンダードはスイートとドライの中間にあたり、バランスの良いキレとコクが特徴です。
AOMORI CIDREの工房は2010年にJR青森駅前にオープンした複合商業施設A-FACTORY内にあり、シードルが作られる様子を見学できます。また、A-FACTORYの1階にあるFood Marcheでは、AOMORI CIDREはもちろん、りんごなどの県の特産品を販売しているので、青森土産を買うのに最適です。
シードルおすすめランキング3位~1位
おすすめシードルランキングベスト3の発表です。スーパーなどで比較的手に入りやすいシードルが上位にランク入りしました。
3位:Kikusui Cidre スタンダード
日本酒の蔵元が作ったシードル
南信州のりんごを使ったシードル
ブランド:Kikusui Cidre
メーカー:喜久水酒造
原材料:りんご、糖類、炭酸ガス、酸化防止剤
内容量:300ml、720ml、
アルコール度数:6%
参考価格:496円(300ml)、1080円(720ml)
原産国:日本
りんごの生産量全国2位を誇る長野県の南信州(飯田市や下伊奈郡松川町)で収穫されたふじりんごやシナノゴールドを材料に使い、長野県飯田市の蔵元である喜久水酒造が作ったシードルです。ジャパン・ワイン・チャレンジが2017年に主催した第1回フジ・シードル・チャレンジ2017で、このシードルは銀賞を受賞しました。
長野県飯田市のふるさと納税(5000円)の返礼品にリストアップされているKikusui Cidreは、スタンダードの他に、スイートとドライの3種類があります。喜久水酒造では、シードルを製造することで南信州のりんごの需要を増やし、地元の農業を活性化させることを目標に掲げています。
キクスイシードル スタンダード(長野県飯田市 喜久水酒造)
— 日本シードルマスター協会 (@CidreMaster) April 10, 2017
ほんのり甘みを残してるので、飲みやすくホッとしたいときにオススメのシードル🍎#シードル#cider#キクスイシードル#長野シードルコレクション https://t.co/6AL4Idawi1 pic.twitter.com/cQfCIN6hcl
Kikusui Cidre スタンダードはりんごの甘味がほのかに漂っていて飲みやすく、後味がすっきりしているシードルです。ラベルのデザインが可愛らしいので、プレゼントや長野土産にも適しています。
2位:キリンハードシードル
飲食店だけではなく家でも飲めるようになったシードル
外国産のりんご果汁を使用したハードシードル
ブランド:キリン
メーカー:キリンビール
原材料:濃縮還元りんご果汁、濃縮りんご果汁、炭酸、酸味料、酸化防止剤
内容量:290ml
アルコール度数:4.5%
参考価格:193円
原産国:日本
キリンビールは2013年から飲食店向けにシードルを販売していました。2016年9月に中身をリニューアルし、家庭向けにスーパーやコンビニでの販売を開始したのがこのシードルです。主に30代の女性をターゲットにしており、青りんごをイメージしたデザインの瓶はちょっとした手土産にも向いています。
キリンハードシードルはフルーティーなりんごの香りが特徴ですが、甘さは控えめです。そのため、さまざまな料理やおつまみに合うことが魅力です。味や香りに加えて、コストパフォーマンスも良さを評価するレビューもあります。
初めて飲んだ ハードシードル 。
— 小川 修平 (@0521Shu) August 30, 2018
甘すぎないし、りんごの
酸味が効いていて美味しい!#ハードシードル #シードル #りんご pic.twitter.com/UC9lbhS27J
2015年の7月から8月にかけて、キリンビールはキリンハードシードルを使ったカクテルや相性の良い料理を提供する店舗を期間限定出店していました。シードルの普及に尽力する姿勢は公式サイトにも現れており、世界各国シードルや、キリンハードシードルを使ったカクテルのレシピを紹介しています。
1位:ニッカシードル・ドライ
香料着色料不使用の無添加シードル
ブランド:ニッカシードル
メーカー:アサヒビール
原材料:りんご、りんご酸、酸化防止剤
りんご内容量:200ml、720ml
アルコール度数:5%
参考価格:203円(200ml)、671円(720ml)
原産国:日本
やや辛口に分類されているドライタイプのシードルです。ニッカシードルは添加物や香料を使用していないので、りんごの自然な風味が楽しめますが、ドライはスイートに比べると香りが少ないというレビューもあります。
ニッカシードル・ドライはクセが少なく、甘さも控えめなので、さまざまな料理に合わせることができます。一度に飲みきりやすいサイズで、スーパーやコンビニで取り扱っていることもあるので、シードルを試してみたいという人にもおすすめの銘柄です。
朝日シードルは1956年にアサヒシードルを販売した会社です。この会社の事業内容を受け継いだのが、朝日麦酒(現在のアサヒビール)の依頼を受けたニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝でした。リンゴジュースを製造していた彼の技術を受け継いで1960年に完成したアサヒビール弘前工場では、現在でもシードルが製造されています。
シードルおすすめの味わい方を解説!
シードルの美味しい飲み方・割り方
シードルを製造・販売しているメーカーは、シードルを冷蔵庫で冷やし、グラスで飲むことを勧めています。ですがシードルの飲み方はバラエティに富んでおり、瓶から直接飲んだ方が美味しいシードルもあれば、グラスに氷を入れて飲むシードルもあります。また、シードルは他の飲み物で割っても美味しいので、割り方を覚えておけばカクテルのように楽しむこともできます。
シードルを温める飲み方もある
冬のフランスでは食前酒として提供されることもあるホットシードルは、体が温まる飲み物です。作り方は簡単で、シードルをシナモンやクローブと一緒に鍋に入れて弱火で煮ます。蜂蜜や砂糖を加えれば、味を調節できます。沸騰する直前に火を止め、マグカップや耐熱ガラスに移してください。レモンの輪切りや薄切りのりんごを添えると見た目も綺麗です。
シードルの割り方①ノンアルコール飲料を使う
シードルのジンジャーエール割り!いける!
— 綾織 洛 (@daed_a_lus_) November 4, 2018
お寿司🍣美味しい〜 pic.twitter.com/Q2xHB9AyVc
ジンジャーエールはカクテル作りによく使われる炭酸飲料で、ビールを割ればシャンディ・ガフに、白ワインを割ればオペレーターというカクテルになります。ビールや白ワインの代わりにシードルと合わせることもできます。カクテルと同じく、比率を1対1にするのが割り方の基本です。
アイスティーは果物と相性が良いので、シードルと割ることで美味しいカクテルができあがります。使うのは水出しアイスティーがおすすめです。割り方に決まりはないので、シードルと紅茶の味を確かめながら量を調節してください。シードルをアップルジュースに置き換えれば、ノンアルコールカクテルができあがります。
シードルの割り方②アルコールで割る
シードル1パイントのはずが、シードルとギネスのハーフが来てしまいびびったけど、あれ?なんだか意外と飲める……ビールの嫌いなとこがなくなってる(*´∀`) pic.twitter.com/LhgUUKfhvg
— 紫王 (@asianlotus) November 5, 2018
ブラック・ベルベットはシャンパンを同じ量のスタウトビールで割ったカクテルです。シャンパンの代わりにスパークリングワインやシードルを、スタウトビールの代わりに黒ビールを使うレシピもあります。割り方の基本は先にグラスに注いだ酒の泡が落ち着いた後に、もう一方の酒をグラスに注ぐことです。ビールとシードルを1対1で割って軽く混ぜたものはスネーク・バイトと呼ばれます。
カシスリキュールを使ったシードルのカクテル
カシスリキュールを使ったカクテルは、キールやキールロワイヤルが有名です。これらのカクテルの割り方は、カシスリキュールを入れたグラスに、白ワインやスパークリングワイン、シードルを注いで軽くステアします。
カシスキリュールに白ワインを加えたカクテルはキール、白ワインをシャンパンに変えたカクテルはキール・ロワイヤルと呼ばれます。カシスシードルは、白ワインやシャンパンの代わりにシードルを使います。カシスシードルの量1に対して、4~9の比率のシードルを使うのが基本的な割り方です。飲み物やグラスは事前によく冷やしておくと味が引き立ちます。
シードルにおすすめの料理やおつまみ
シードルは食物繊維が豊富なりんご酒
「1日1個のりんごは医者を遠ざける」「りんごが赤くなると医者が青くなる」という言葉があるように、りんごは美容や健康への効果が高い果物です。りんごには、食欲を促し、食べ物の消化や吸収を助ける働きもあります。そのため、シードルやカルヴァドスなどのりんご酒を料理に合わせることで、より食事を楽しむことができます。
肉料理にも魚料理にもおすすめのシードル
豚肉料理にりんごソースが添えられているように、一般的にりんごと豚肉は相性が良いと言われています。そのため、りんご酒であるシードルは豚肉を使った料理に合いますが、鶏肉はもちろん、兎や猪、鹿などのジビエとも相性が良いです。肉料理には中辛口のシードルがおすすめです。
シードルの特産地であるノルマンディー地方は海に面しており、魚介類を使った郷土料理が豊富です。現地の人々が魚料理を食べながら辛口のシードルを飲んでいることからも分かるように、シードルは魚介料理との相性も良好です。
シードルにおすすめの美味しいおつまみ
酒のおつまみとしてポビュラーなチーズは、ワインだけではなくチーズとも相性が良いです。特におすすめなのが味の濃いカマンベールチーズで、甘口のシードルにも辛口のシードルにも合わせられます。また、ブリーチーズもシードルにおすすめのおつまみです。
外国のネット検索で上位にランキング入りしたこともある枝豆は、日本ではビールの定番とも言えるおつまみです。ポテトサラダやフライドポテトなども居酒屋のメニューに並ぶ人気のおつまみです。ビールが苦手でも味わえるシードルは、これらのおつまみとも相性が良いです。
バーやスナックで提供されているおつまみの定番であるチョコレートやナッツ類やドライフルーツも、シードルに適しています。中でもチョコレートはシードルに合わせやすく、おつまみとしてはもちろん、甘口シードルとビターチョコレートをおやつや夕食後のデザートにすることもできます。
シードルとスイーツの組み合わせも人気
りんご専門カフェのエリカフェ様にて
— スシニィ (@bro_matsu_sushi) November 8, 2018
ちょっとブレイク
シードルと焼きりんご
これだけ美味しい焼きりんごを食べたのは初めてや!
超美味しい〜(´∀`) pic.twitter.com/OBzmja0ex7
シードルは料理やおつまみはもちろん、スイーツと組み合わせてお互いの味を引き立てることができます。りんご酒なので、アップルパイや焼きリンゴなどのりんごを使ったスイーツとは特に相性が良いです。アルコール度数の低い甘口のシードルは、休日のランチやティータイムにも楽しめます。
シードルを飲み比べて美味しい組み合わせを見つける
ワインと料理の美味しい組み合わせをマリアージュと呼びます。国内でのシードルの普及を目指して、日本でも製造メーカーやシードルの専門家が、料理との組み合わせを研究しています。シードルと相性の良い料理やおつまみを探すには、シードルを飲んで自分の舌に頼るのが最適です。
シードルを料理に使ってアレンジしてみよう
シードルを使った絶品レシピをご紹介
ワインやビールを使った煮込み料理は珍しくはありませんが、ワインの原料である葡萄を作るのに適していなかったノルマンディー地方では、シードルやカルヴァドスを使った煮込み料理が有名です。飲みきれなかったシードルを有効活用できる人気のレシピを紹介いたします。
シードルは煮込み料理に利用できる
#たなちく さんから届いたお肉で料理。
— 岩佐よしこ♬沖縄・漢方で健康生活 (@yoqarabars) March 13, 2018
すじ肉とキャベツをシードル(=林檎の発泡酒。キリン)と塩と隠し味にセロリ少しで煮込みました。フランス・ブルターニュ地方の料理です。
シードルの酸味と甘味でスジ肉がとろけ、キャベツは旨味を吸い込んで最高!ごちそうさま^_^#但馬 #田中畜産 pic.twitter.com/dSVXstz6Gr
シードルを使った煮込み料理は、豚肉はもちろん、鶏肉や羊肉にも適しています。まず、肉は一口大に切って塩と胡椒を振り、全体に小麦粉をまぶします。野菜と一緒に焼き色が付くまで火を通したら、鍋に移し、シードルでよく煮込んだら完成です。固形ブイオンで味を調えたり、仕上げに生クリームを入れる方法もあります。
シードルおすすめランキング!美味しい飲み方・割り方のまとめ
りんご果汁を発酵させて作るシードルは、アルコール度数が低いのでアルコールに強くない人でも美味しく味わえるりんご酒です。最近では外国産のシードルだけではなく、国産のシードルも普及しつつあります。冷やしてグラスに注ぐのが基本の飲み方ですが、炭酸や酒を使った割り方やカクテルのレシピもあります。
時にはビールのように、そして時にはワインのように、シーンを問わずに楽しめる上に、さまざまな料理やおつまみ、スイーツに合わせられるのがシードルの魅力です。容量が少ないシードルが手ごろな価格でスーパーやコンビニに売っていることもあるので、興味がある20歳以上の方はぜひシードルを試してみてください。
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