【深い】映画の名言100連発!たった一言が人生を変える?

近年、映画館はシネコン化、IMAXシアター、4DXやドルビー・シネマなど臨場感のある劇場も登場、一方家庭でも高画質ディスクやネット配信など、映画作品鑑賞のカタチはヴァラエティ豊かになりました。しかし、映画の面白さの基本は物語と映像の魅力にあることには変わりないでしょう。その物語の核ともなる名言や名セリフでしょう。時に人の生き方さえ変えてしまう力のある名セリフ、記憶に残る台詞の数々を集めたランキングを紹介いたします。また、人生を変えるヒントをランキングに入った名言から考えてみましょう。

目次

  1. 映画の名言ランキング!名セリフ100連発
  2. 映画の名言ランキング100位~71位
  3. 映画の名言ランキング70位~41位
  4. 映画の名言ランキング40位~21位
  5. 映画の名言ランキング20位~11位
  6. 映画の名言ランキング10位~4位
  7. 映画の名言ランキング3位~1位
  8. 人生を劇的に変えるにはどのようにすればいい?
  9. 映画の名言ランキング!名セリフ100連発のまとめ

映画の名言ランキング!名セリフ100連発

映画作品から人生を変える?名言台詞の紹介

綺麗な映画館

生き方さえ変えてしまう名台詞

名画には名台詞が欠かせません。そして名台詞は名画を生み出しています。映画を彩る名台詞には、日常では得られない視点から人生を見つめ直す力さえあるのです。

自らの状況に似た物語の映画は勿論、例えばSF映画のように全く違った世界を描いた作品であっても、魅力的なセリフ、力を持った言葉は心に響いてきます。そして、そのセリフの持つ深い意味と真剣に向き合えば、映画から人生を変え、より良いものとすることができるかもしれません。

古今東西、映画から数々の名台詞が生まれてきました。時代を作り、名シーンを記憶に刻みつけてきた台詞や名作映画話題作を彩ってきた数々のセリフがあります。そういった名台詞を集めてランキング形式でご紹介します。皆さんのお気に入りの台詞はランキングされているでしょうか。また、ご存知ない映画やセリフに気になるものがありましたら、作品を是非チェックして皆様の映画ライフを充実させてください。

映画の名言ランキング100位~71位

100位:燃えよドラゴン

燃えよドラゴンのブルース・リー

世界的なブルース・リー

ブルース・リーが弟子に稽古をつける場面で語られます。その後、多くのアクション・スターも多く生まれましたが、やはりブルース・リーは別格です。

ブルース・リーの人気もさることながら、このセリフも今だに人気のある言葉で、いろんな方々に引用されています。そしてカンフーの真髄を見事、言い当てた言葉なのです。

99位:キング・コング(1933年版)

摩天楼に迫るキング・コング

『キング・コング』(1933年版)より

戦闘機の銃撃に倒れたキング・コングの側で、インタビューされる興行主の言葉です。

美女をかばって銃撃されたコング。最新兵器よりも、コングを魅了した美しさこそ強さなのでしょう。1933年制作の『キング・コング』は、ストップモーション・アニメーションで動くコングや恐竜の可愛らしい動きが楽しい作品です。

98位:がんばれ!ベアーズ

テイタム・オニールに話しかけるウォルター・マッソー

勇気づけられる言葉

連敗続きの少年野球チーム、ベアーズの監督(ウォルター・マッソー)が選手を叱咤激励する台詞です。

本作は豪腕ピッチャー役のテイタム・オニールの可愛らしい姿も魅力的な映画です。少年野球チームは、諦める習慣が付いていたので連敗続きだったのでしょう。誰もがうなづける、そして教訓にしたくなる名言です。

97位:家族ゲーム

宮川一朗太にささやきかける松田優作

当時の社会が映し出される

「問題児なんだって?」と松田優作演じる家庭教師に尋ねられて、宮川一朗太演ずる生徒が返す台詞です。

森田芳光監督の問題作『家族ゲーム』では、現代社会の歪みがシニカルに、しかもユーモラスに描き出されます。社会の在り方自体が"問題児"だと言わんばかりの、鋭いセリフです。

96位:カサブランカ

ピアノの側に立つイングリット・バーグマンとハンフリー・ボガード

モノクロ映画の名台詞

パリでの思い出の曲「時の過ぎゆくままに」をイルザがピアニストにリクエストするシーンの台詞で、名台詞中の名台詞として有名です。

ヒロイン・イルザをイングリット・バーグマンが演じる名作映画『カサブランカ』は名台詞の宝庫でもあります。「時の過ぎゆくままに(アズ・タイム・ゴーズ・バイ)」が象徴する"パリの思い出"が、本作のキーとなっています。そして、"パリの思い出"が輝くのは戦争という惨い現実があります。美しく、悲しい物語です。

95位:カンタベリー物語

笑うニネット・ダヴォリ

監督が発した言葉

パゾリーニ監督自身が『カンタベリー物語』作者のチョーサー役で劇中に登場しての名言です。

『デカメロン』『アラビアン・ナイト』と共に"ピエル・パウロ・パゾリーニ 、生の三部作"に数えられる『カンタベリー物語』。牧歌的なあっけらかんとした民話の世界が展開されます。

94位:クライング・ゲーム

美しい女性の横顔と思案気味の男

生き方を考えさせられる

ヒロインの自分らしい生き方と政治的紛争がテーマとなった本作で、この台詞はとても重く響きます。

『クライング・ゲーム』は、アイルランド紛争という難問題と性同一性障害の問題を重ねて描いたニール・ジョーダン監督の傑作映画です。理解出来ることには限度があります。そこを超えて共に生きる道を示唆する名言、名台詞と言えるでしょう。ヒロイン・ディルの危うい美しさが本作に深みを与えています。

93位:セブン・イヤーズ・イン・チベット

チベット僧がブラッド・ピット

宗教観を考えさせられる

チベット僧がブラッド・ピット演じる主人公ハラーに宗教観を伝える場面で語られます。

"自分を捨てる"という考えは、比較的日本人に親しい思想と思われますが、第二次大戦の頃の西洋人にはなかなか難しい考え方と思われます。正にカルチャー・ショックといったところでしょうか。

92位:ある愛の詩

愛し合うライアン・オニールとアリ・マッグロー

青春映画の金字塔

青春映画の代表的な作品『ある愛の詩』の中でヒロイン・ジェニーが主人公オリバーに残した言葉。名台詞として有名です。

名台詞として有名なだけでなく、このセリフがあったからこそ作品がヒットした、そレほどに人々の心を掴んだ名言です。本作のヒットを受けて、主人公オリバーのその後の物語『続ある愛の詩』も制作されました。

91位:ロッキー・ザ・ファイナル

年老いたロッキー

人間誰しもがなること

最終ラウンドが始まろうとしている時、毒吐く対戦相手に対してロッキーが返答した言葉です。

年老いてなお挑戦し続けるロッキーに対し対戦相手が「くたばれ、このクソジジイ」と罵ります。ロッキーの返事は対戦相手も、いつか"クソジジイ"になるという意味ではありません。年老いても諦めないボクサー、戦い続ける人間になるだ、という意味なのです。最終ラウンドではっきりするのは、ロッキーは自分と戦い続けているんだ、ということでしょう。

90位:市民ケーン

演説するオーソン・ウェルズ

なぜそのことをつぶやいたのか?

新聞王ケーンが今際の際に残した言葉です。名作中の名作である『市民ケーン』は、この一言の謎を解き明かすために動き出します。

長らく映画ランキングで一位となっていた傑作『市民ケーン』です。"薔薇の蕾"という言葉は映画ファンの間では、或る種の象徴となり、永遠に記憶に残る言葉となりました。

89位:死刑台のエレベーター

写真の中のモーリス・ロネとジャンヌ・モロー

純愛が伝わる

ラスト・シーンで現像液の中で浮かび上がってきた恋人と一緒の写真に向かって、ヒロインが呟く独白の台詞です。

10年,20年、 . . .(中略)私が本当に愛したのはあなただけ。私は孤独に年老いていく。でも、あなたとどこかで繋がっていて誰も二人を引き離せないわ

ルイ・マルの代表作でありフィルム・ノワールの代表的傑作でもある『死刑台のエレベーター』。不安げにパリの夜を彷徨い歩くジャンヌ・モローの姿が印象的な映画ですが、ラスト・シーンも秀逸です。別れ別れにならなければならない恋人に永遠の愛を誓う名言です。

本作の中で暗い表情ばかりのジャンヌ・モローが唯一笑顔を見せるのは、最後にアップになる写真の中だけです。写った二人が幸せそうなだけに、一層悲しさを感じさせます。

88位:ジョルスン物語

ステージに立つアル・ジョルスン

実話だから感動する!

一時代を築いたアル・ジョルスンの実話を映画化した作品から、後に結婚するジェリーに向かって囁く名言です。

本作製作時、ジョルスンは存命であったので主演を演じるラリー・パークスの歌の吹き替えは本人がやっています。本作からは「お楽しみは、これからだ」という流行り言葉も誕生しています。

本作は戦前から朝鮮戦争の頃までアメリカで人気を誇ったエンターテナー、アル・ジョルスンの伝記映画です。ジョルスンは白人ですが、顔を黒く塗り黒人を演じる姿がトレード・マークとなっています。

87位:パリのランデブー

アトリエの二人

有益な一日を表す言葉

ラスト・シーン、一日を思い返して主人公の一言。エリック・ロメール監督特有の軽やかなユーモアが感じられるセリフです。

本作『パリのランデブー』はオムニバス形式三話からなっていて、最後に収められた「母と子1907年」の最後のセリフです。題名となっているのはピカソの青の時代の絵画「母と子」です。

86位:イル・ポスティーノ

海辺の丘に佇むマッシモ・トロイージとフィリップ・ノワレ

著作権について深いセリフ

マイケル・ラドフォード監督の出世作『イル・ポスティーノ』の中で、無断で自分の詩を使われて激怒する大詩人パブロ・ネルーダに、文学青年マリオが放った名言です。

本作は、実在の世界的詩人パブロ・ネルーダと彼を慕う文学青年の物語です。"詩は作者だけのものではない"というメッセージは、詩の作者に向って語られるのですから、余計に刺激的です。

85位:「オレはノーマルだ」

ドレス映画

何がノーマルなのか?

オランダで問題作を作り続けているアレックス・ファン・ヴァーメルダム監督の『ドレス』の中で、ドレスに異常な欲望を感じる男の悲しい自己弁護のセリフです。

 

変人も自分自身にとっては"ノーマル"なのでしょう。どうしても自分の視点に立ってしか考えられない人間の愚かさを感じさせるセリフです。

 

今一度、自分自身を見返さなければ、と思わせる名言です。

84位:テヘランの孤独

座り込むベルーズとハミド

自分らしさとはなにか?

"本当の自分を失う町"大都会テヘランで自らを装いながら生きる主人公が、孤独を感じ呟く名言です。

パラボラアンテナの設置が違法のイランで、ヤミのアンテナ設置業を営むズッコケ二人組の物語です。自分たちの気持ちを相棒に見せないず、見栄を張り、自分自身を見せずに生きています。都会の生活の哀しみが漂うセリフです。

83位:ひばり捕物帖・折鶴駕籠

ポスターの中でポーズをとる美空ひばり

昭和スターの名言!

剣に物言わせようとする輩に向かって、剣豪が放つ名言です。剣のなんたるかを知り尽くした者の言葉は、重く響きます。

美空ひばりが目明し、実は姫君という役どころでシリーズ化された"ひばり捕物帖"シリーズ全六作の最終作が本作です。若き日の里見浩太朗も大活躍する快作となっています。

82位:氷点

映画「氷点」で陽子を追い詰める夏江

『氷点』より

新聞連載後、テレビドラマ化とほぼ同時に映画化された人気作です。総合病院の院長と産婦人科医の会話に出てくる女性蔑視の言葉で、流行語にもなりました。

原作や映画から離れて一種の決まり文句のようになった、作中なんども聞かれるセリフ、名言です。三浦綾子の代表作が原作で、山本薩夫監督が演出し、映画もヒットしました。

81位:ダンディ少佐

手下を共にするジェームズ・コバーン

『ダンディ少佐』より

襲われる危険を冒してまでダンディに会いに来たテレサが「何故」と問われて答えた台詞です。

愛というものがどんなに大切なものなのか、それは戦争という非常時に人は痛感したものでしょう。平和の時代に生きる者が思い出さなければならないことを教えてくれる名言です。

80位:サウンド・オブ・ミュージック

マリア先生と一緒のトラップ一家

小学校で見させられた教材的映画

ロバート・ワイズ監督ジュリー・アンドリュース主演で日本でも大ヒットした『サウンド・オブ・ミュージック』で、荒天の夜、怖がる子供達にマリア先生がかける名言です。

"ドレミの歌"でもお馴染みの本作は、今も人気のあるミュージカル映画です。このセリフに対して子供たちは「どんなことを?」と尋ね、これをきっかけに"マイ・フェイバリット・シング(私のお気に入り)"が歌われます。

79位:近松物語

小舟に揺られる長谷川一夫と香川京子

お互いのために生きていく

退っ引きならない状況で手代を道連れに死のうとしていた大経師の妻が、手代に対する愛に気づいた瞬間の燃えるような名言です。

香川京子演ずる大経師の妻おさんと、おさんを慕っていた手代茂兵衛(長谷川一夫)。それぞれワケありで共に死を選びます。さぁ死のうとする、その時、秘めていた気持ちを告白する茂兵衛、それに返したおさんの台詞が、これです。二人の運命が、物語がダイナミックに一変します。溝口健二の傑作の一つ『近松物語』のセリフです。

78位:未知との遭遇

効果するマザー・シップ

『未知との遭遇』より

『スター・ウォーズ』と共に七十年後半に大SFブームを作り上げたのがスピルバーグ監督の『未知との遭遇』です。巨大な宇宙船が不思議な音を発し、博士はこれを"言語"と解釈します。

異星人とのファースト・コンタクト(初接触)の、すわ侵略戦争が始まるのかという緊張感溢れるシーンでの科学者のセリフです。スピルバーグ監督の意図するところは、 "全てはメッセージであり、語りかけてきている"ということではないかと思われます。そして、"そうしたものに耳を傾ける"。極端な状況を描いていますが、コミュニケーションの基本ではいなでしょうか。

77位:雨月物語

ひと時の幸せを謳歌する若狭と源十郎

『雨月物語』より

ヴェネツィア映画祭銀獅子賞に輝く溝口健二監督の代表作『雨月物語』の中のセリフです。欲に眩んでしまった源十郎と藤兵衛を、村長が諭します。

いつの世も変わらぬ人間の欲。そして、その果てない欲が作り出す、一見、優美に見える恐ろしい世界が描かれるのが、本作です。そのテーマを端的に表したのが、このセリフです。

76位:アラビアのロレンス

アラブ人を率いるロレンス

運命は自分で切り開くもの

デイビット・リーン監督の長大作の中のセリフで、待ちわびるアラビア兵たちの元に地平線の彼方から帰って来たロレンスが自信満々で放つ名言です。

『アラビアのロレンス』はトーマス・エドワード・ロレンスの活躍を映画化した実話。偉業を成し遂げたロレンスの物語からはみ出して、誰の心にも響く名言だと思われます。

75位:エイリアン

不思議な生物の死骸を見つけた宇宙飛行士たち

アンドロイドもびっくり!

エイリアン捕獲のために会社がコッソリ同船させたアンドロイドによる、エイリアンの素晴らしさを語るセリフです。

"完全"という概念が使い方によって、こうも違うのかと驚かされるセリフです。エイリアンに襲われるクルー達には絶望的な言葉と響き、その"完全生物"によって恐怖を味わうこととなるのです。

74位「ここへ来て君に会い、君の目や動きを見ても、君は幸せじゃないですよ。君には何かが必要です。それは多分、友達です」

微笑むモヒカン刈りのロバート・デ・ニーロ

『タクシードライバー』より

マーティン・スコセッシ監督の代表作の中で、大統領候補の選挙事務所で働くベッツィーに対するトラビスの口説き文句です。

本作はベトナム戦争帰還兵を主役にした社会派ドラマの傑作です。不器用なタクシー運転手が段々と狂っていく様を控えめな演出で、しかしショッキングな映像を交えて描き出した傑作映画で、現在も人気の衰えない作品です。このセリフは、主人公トラヴィスが単なる狂人ではなく、元々は洞察力のある青年であったことをハッキリと感じさせます。

73位:2001年宇宙の旅

HALの瞳に映ったデイブ

死を意識した瞬間とも言える発言

メモリーを削除されながら、デイブに語り続けるコンピューターHALの意識の変化が感じられるセリフです。

反乱を起こしたコンピューターHALのメモリーを次々に抜いていくデイブ。何も手出しができないHALはデイブに話しかけながら、昔の記憶を語り始めます。更にメモリーを抜かれたHALは、まるで意識が遠のいていくようで、最後には、ろれつが回らなくなります。

72位:ブレードランナー

レプリカントと恋に落ちたデッカード

男性が好む名台詞!

その独特な美意識に貫かれた映像で記憶に残るSFハード・ボイルドの傑作が『ブレードランナー』です。死闘の末、息絶えようとしているレプリカントが主人公に語りかける台詞です。

このセリフにある"燃える宇宙船"も"オーロラ"も、作品が作り上げた美意識を通して容易に見えてきそうな、不思議な想像力を伴ったセリフです。レプリカントの残したセリフは詩的なだけに無常感が漂います。

71位:オデッセイ

火星でひとりぼっちのマット・デイモン

孤独の絶望感がわかる

ひとりぼっちで火星に取り残された宇宙飛行士が、遠く離れていても"人類愛"を信じ、自らに言い聞かせる名言です。

すべての人間には、お互いを助けるための基礎的な本能がある。もしハイカーが山で遭難したら、人は捜索隊を結成する。

限られた物資で一人ぼっちで火星に残されたが、地球への生還を信じて挑戦し続ける主人公。絶望的状況でもユーモアを忘れない主人公が最後まで信じていたのが人類愛です。

映画の名言ランキング70位~41位

70位:ローマの休日

ローマを散策するオードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペック

不朽の名作

ウィリアム・ワイラー監督が制作した永遠のボーイ・ミーツ・ガール映画『ローマの休日』の中で、アン王女が新聞記者ジョーへ別れ際に残す言葉が、このセリフです。

グレゴリー・ペックとオードリー・ヘップバーンの二人がローマの街を楽しくデートしているだけで幸せな気持ちになれる人気映画です。ベスパの二人乗りやトレビの泉、真実の口のユーモラスなシーンも有名ですが、やはり別れのシーン、そして記者会見のシーンは胸に迫るものがあります。別れのシーンの王女のセリフは忘れられないものとなっています。

69位:世界最速のインディアン

アンソニー・ホプキンスとバイクに乗る少年

いろんな名言がある映画

排気量1000cc以下オートバイの最速記録保持者バート・マンローの実話を映画化した本作の中で、子供に危険なレースに出るのは怖くないか、と尋ねられて主人公が答える名言です。

題名にある"インディアン"とは主人公の愛車である1920年型インディアン・スカウトからきています。老境に差し掛かりながらも純粋無垢な精神の持ち主である主人公の心に、周りの人々は善意で対応する、気持ちの良い作品です。そんな主人公の真っ直ぐな心を表すかのようなセリフを名優アンソニー・ホプキンスが語りかけます。

68位:男はつらいよ

さくらと一緒の寅さん

昭和を代表する名作

山田洋次監督と主演の渥美清が『男はつらいよ』の中で作り上げた車寅次郎が活躍する邦画を代表する喜劇シリーズの中の決まり文句です。

寅さんと言えば日本のコメディ映画で一番有名なキャラクター。口八丁の口上が見事な香具師ですが、相手に辛辣なことを言われると飛び出す決め台詞が「それをいっちゃあ、おしまいょ」。『男はつらいよ』はシリーズ数の多さでギネスブックに認定されています。

67位:キッズ・リターン

自転車を二人乗りしながら語り合うマサルとシンジ

青春しているところがまたいい!

『キッズ・リターン』は世界的に評価の高い北野武監督の1996年の作品です。悪友シンジとマサルの物語の、特に有名な二人乗りのラスト・シーンでの名言です。

本作は金子賢、安藤政信の二人を主人公にした北野武監督の六作目。シンジとマサル、互いに別の道を歩み、結局何ひとつ上手くいきません。しかし、絶望するにはまだ若すぎる二人です。若いゆえの不安と虚勢に、感じ入ってしまう名ラスト・シーン、名台詞です。

66位:スタンド・バイ・ミー

旅立つ少年たち

幼い頃の気持ちが蘇る

ロブ・ライナー監督の大ヒット映画である本作の中で、親友達との冒険を思い出して語る主人公の名言です。

本作はモダン・ホラーの巨匠スティーブン・キングが描く、好奇心一杯の少年達四人組の物語です。誰もが十二歳だった、そして誰もが懐かしく十二歳の頃を思い出す、そんな名台詞です。

65位:OK牧場の決斗

決闘へとのぞむワイアット・アープと仲間達

失うことは怖くない

ワイアット・アープに「何故、負けないんだ」と問われての、ドク・ホリディの名言です。

西部劇映画の傑作、迫力の銃撃シーンでも有名なのが『OK牧場の決斗』です。ワイアット・アープ、ドク・ホリディらの実話を元にした映画で語られる、天才的賭博師ドク・ホリディの博打哲学ともいうべき名言です。

64位:ナビィの恋

福之助と奈々子に慕われるおじい

日本語字幕がついている珍しい映画

妻ナビィが乗った船の汽笛を聞き、夫オジィが青年福之助に、そして自分自身に語りかける名言です。

汽笛に「行きおったかぁ」と確認し、続いて「ちょっと休もうか」

妻ナビィが船で去っていくシーンで、オジィが静かに運命を受け入れる名シーンです。諦めもあるのでしょうが、達観という趣の方が強い名言を、琉球民謡の歌手で三線の名手登川誠仁が見事な演技と語りで魅せてくれます。

63位:自由を我らに

語り合うルイとエミール

何度も繰り返し使われている名言

チャップリンの『モダン・タイムス』に影響を与えたという説もあるルネ・クレール監督のスラップスティック映画の劇中、何回となく唄われる名言です。

ムショ仲間のルイとエミールが自由を求めるコミカルな活躍が魅力のスラップスティック・コメディ作品です。二人の辿り着く自由とは、どんなモノなのでしょうか。そのラスト・シーンは観る者によって違った解釈が出来ます。

62位:シベールの日曜日

ピエールと一緒で幸せなフランソワーズ

誰にでもある名前なのに…

戦争で記憶喪失となった男との心の交流を、誤解した人々によって壊された少女。名前を問われて返す絶望の叫びです。

親から捨てられた少女にとって、互いに孤独を癒す間柄だった男。男にとっても唯一気の許せる存在だった少女。二人を受け入れない社会と戦争の傷跡が起こす悲劇の涙のラスト・シーン、心に残るセリフです。

61位:教祖誕生

岸部一徳と一緒に座るビートたけし

ビートたけしの若い頃の作品

ビートたけし原作・主演の本作で、でっち上げの教祖を裏で操っている男(ビートたけし)が、呆れてこぼす一言です。

テレビでビートたけしを見たことのある人なら、このセリフをどんな感じで言っているか想像つくと思われます。教祖に祭り上げた本人が呆れる、摩訶不思議な新興宗教の世界を描いたパロディ映画です。

60位:ハモンハモン

キスするシルビアとホセ・ルイス

二人の掛け合いがすごい

スペインの鬼才ビガス・ルナ監督の傑作、愛欲渦巻く問題作で、男と女が身体をぶつけ合い続けるようなダイナミックなセリフの掛け合いです。

シルビアとラウルが言い合う愛の言葉、そして愛の行為は、まるで暴力のように衝撃的です。本作をきっかけにペネロペ・クルスはブレイクして世界的な女優の仲間入りします。

59位:東京物語

亡き夫の両親をもてなす紀子

昭和の女性がたくましく生きているのがわかる

自分達の都合ばかり考えている兄姉のことを「いやぁねぇ、生きるって」と非難する義妹の言葉を受けた紀子(原節子)の台詞です。

長年、映画ベスト・ワンとして君臨していた『市民ケーン』を抜き、近年イギリス映画協会で世界一の評価が下っている本作です。生真面目に怒る義妹(香川京子)をなだめるように語られるセリフです。でも、単なる諦めだけのセリフ出ないことは原節子の表情から感じられます。時代の流れ、生き方の変化、しかし失ってはいけないものがあり、複雑な意味が込められた、名台詞なのです。

58位:ぼくのエリ・200歳の少女

血だらけの少年

ドラキュラの悲しい真実

スウェーデンの新世代監督アルフレッドソンのスタイリッシュな映像が魅力の本作。吸血鬼として200年生き続ける少女が、哀しい真実を語るセリフです。

生きるために相手を殺しているだけだから理解して欲しい

現代に描くバンパイア物語で、スウェーデン映画としては日本でも異例の人気を誇る本作。主演二人の透き通るような魅力と共に、北欧の静かな都市で悲しい物語が描かれる映画です。

57位:ユリシーズの瞳

海辺のマナキス兄弟

監督自身の言葉なのかもしれない

同監督作『シテール島への船出』『コウノトリたちずさんで』に続く国境三部作の三作目にあたる本作、その冒頭で引用されるプラトンの名言です。

映画を求め"さまよえる映画"である本作を象徴するような名言。主人公・映画監督Aをハーヴェイ・カイテルが演じ、アンゲロプロスの世界が177分に渡って静かに流れます。

56位:13デイズ

険しい表情のケビン・コスナー

実際にあったことが映画化された

1962年のキューバ危機を描いた本作、全世界が危機に陥った冷戦下の米ソ首脳の歴史的瞬間に補佐官が呟いた名言です。

ケネディとフルシチョフは言葉を使わず、その態度でお互いの意思を伝え合います。全世界をも巻き込みかねない悲劇が今にも始まろうとしている時に、米ソ両国首脳は敵同士ではなく、歩調を合わせるという感動的な物語です。

55位:旅愁

旅を楽しむジョセフ・コットンとジェーン・フォンテーヌ

現代でも通じる名言

飛行機の墜落事故で死亡したと思われている主人公達が、お互い恋心が芽生えたこともあり、一度は過去を捨てて共に未来を夢見ます。見かねた親友が諭す言葉が、この名言です。

盗んだ幸福は長持ちしない

ちょっと浮ついた恋、旅行中の解放された気持ちにロマンチックな花が咲く、そんな物語ですが、旅行はいつか終わります。我に返った二人が感じる旅愁がしみる物語です。浮気な恋ですが、それが清潔に感じられるのは主演の二人、ジョセフ・コットンとジェーン・フォンテーヌのなせる技でしょうか。

54位:赤ひげ

赤ひげ先生を演ずる三船敏郎

三船敏郎の渋い一言

加山雄三扮する研修医に赤ひげ先生(三船敏郎)が言い放つ言葉です。若き研修医が病人の臨終に立ち会うことで本作の物語は動き出します。

そして、研修医は不承不承勤めていた勤めに生き甲斐を感じ、赤ひげ先生を尊敬し始めます。本作の演技で主演の三船敏郎はヴェネツィア国際映画祭で主演男優賞を受賞します。黒澤明監督と主演・三船敏郎のペアの最後の作品となっています。

53位:コンタクト

宇宙とジョディ・フォスター

ロマンティックに語り合う二人

後に恋人同士となる科学者エリーと宗教者パーマーが夜空を見上げて語り合うシーンでの名言です。

SF映画にして、不思議なロマンティックさが魅力の本作ですが、科学と宗教と夢が結びついた作品のカラーを象徴するセリフです。本作はカール・セーガン原作を『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で知られるロバート・ゼメキス監督が演出しています。

52位:ムーラン・ルージュ

あっと驚いた二コール・キッドマンとユアン・マクレガー

華やかな舞台が描かれている

パリのキャバレー"ムーラン・ルージュ"を舞台にした作品の、繰り返し聞かれる作品のテーマとも言うべき名言です。

実際ムーラン・ルージュ(赤い風車)の常連だったトゥールーズ=ロートレックも登場するロック・ミュージカルである本作は、愛すること、そして愛されることの大切さを思い出させてくれる映画です。

51位:Shall we ダンス?

踊る役所広司

社交ダンスを踊ってみたくなった人も多いハズ

「社交ダンスしているんだって」と同僚の陰口を叩くOLたちに向かって、同じくコッソリ社交ダンスを習っている主人公が諭す名言です。

主人公・杉山さんは自分が笑われているようにも思えたのでしょう。このセリフは杉山さん役の役所広司が見事な台詞回しによって、主人公の気弱な性格がユーモラスに、そして痛々しく感じられるものとなっています。

50位:グレイテストショーマン

曲芸を楽しむ二人

素敵な言葉を残している

黒人の恋人と一緒に歩いている時にフィリップは両親と出会います。彼女を侮辱する親に対しフィリップが発したのが、この名言です。

世界は変わる、変えていくんだ、という決意表明にも聞こえる名台詞、貧しき者、虐げられた者、弱者に希望を与える名言です。本作はマイケル・グレイシー監督の処女作で全世界でヒットしました。

49位:浮草

郵便局の窓口に立つ若尾文子

可愛らしい言い方も特徴的

郵便局の窓口で電報を頼む加代と電報を受ける清。電報の文面は<ソコマデ キテクダサイ>。「宛先は?」と尋ねる清に向かって返す加代のセリフです。

何とも言えない若尾文子の特異な色気が可愛らしく弾ける瞬間です。旅役者一座の物語である本作では、老齢に差し掛かった座長の女性問題が描かれる一方、フレッシュな若尾文子と川口浩の恋が爽やかに、しかし生々しく描かれています。

48位:砂の器

悲しい運命を乗り越えようとする親子

中居正広の代表作でもある

差別によって人生を変えられた男。追う刑事。辛い人生を察した刑事が若手刑事に語る台詞です。

今も絶大な人気を誇る傑作映画『砂の器』の中で、このセリフは丹波哲郎演ずる刑事の説得力のある断言です。芥川也寸志のテーマ曲と共に忘れがたい加藤喜の姿と共に涙を誘います。

47位:ある殺し屋

タバコをふかす市川雷蔵

渋くてかっこいいセリフ!

市川雷蔵主演作で、脇役の成田三樹夫が野川由美子演じる情婦に言い渡すセリフです。成田三樹夫が雷蔵に負けずに格好良い映画です。

時代劇スター市川雷蔵が同じく時代劇を得意とする森一生監督の演出で、現代劇、それもハード・ボイルドに出演したのが本作。日本で制作されたフィルム・ノワールの傑作としても人気の高い作品です。

46位:カルメン故郷に帰る

故郷に錦を飾るカルメン一行

邦画初のカラー映画!

笠智衆演ずる校長がカルメンの父親にかける台詞です。笠智衆は、その風貌もさることながら朴訥(ぼくとつ)な台詞回しで日本映画界で最も愛された俳優と言えるでしょう。

特に、このセリフの最後「尊いものだ」は耳に残ります。『カルメン故郷に帰る』は、邦画初のカラー作品としても知られ、弱き者たちを描き続けた木下恵介監督の傑作の一つです。

45位:素晴らしき日曜日

微笑む昌子と雄造

黒澤明の名作

貧しさに負けず明るく未来を夢見る恋人達の物語のヒロインが語る愉快な台詞です。本作は可愛らしいセリフが沢山の聞かれる映画です。

靴に大きな穴が開いてるのはね・・水が入った時、出て行くよう開けてあるのよ

戦中より時代劇傑作を撮っていた黒澤明監督が、終戦から二年、まだまだ貧しい生活を強いられている国民を明るく元気付けようと作ったのが『素晴らしき日曜日』です。当時の市井の人々の暮らしの苦しい現実を描きながらも希望が持てる、そんな作品を象徴するようなセリフです。

44位:ニッポン無責任時代

踊るクレイジーキャッツ

バブル時代を彷彿とさせる映画

植木等演ずる平等(たいらひとし)の決め台詞として有名です。何があっても、この一言で解決します。

当時、テレビ番組『シャボン玉ホリデー』で大人気だったクレイジー・キャッツの植木等演ずる平等が活躍するクレイジー映画の記念すべき第一作が本作です。超C調の主人公が、何があっても、この一言で解決します。高度成長期真っ只中の日本を元気付けた名台詞です。

43位:トーク・トゥ・ハー

日光浴をする四人

奇跡は誰にでも起こる

ペドロ・アルモドバル監督の問題作『トーク・トゥ・ハー』の中で、四年間昏睡状態にある女性アリシアに想いを寄せる介護師ベニグノが語る名言です。

昏睡状態の恋人を介護し続ける男たちの苦悩を、スペイン映画界きっての鬼才アルモドバル監督がスキャンダラスに描き出した問題作です。実験的な側面や過激な描写が特徴的な本作ですが、奇跡を信じるということも重要なテーマとなっています。

42位:欲望の翼

すれ違うヨディとスー

抑えきれない気持ち

リーチェン(マギー・チャン)に「1分だけでいい、友達でいよう」というヨディ(レスリー・チャン)のセリフです。恋が始まります。

スタイリッシュな物語と映像を得意とするウォン・カーワイ監督。『恋する惑星』で人気が出て以来、その後も高い評価を得ています。本作はセリフにもある1960年4月16日、3時1分前からの1分間から全ての物語が始まります。別段特別でもない時間が特別な時間となる、不思議な映画です。

41位:晩春

最後の旅行中の紀子と父親

親子の絆を感じさせる

小津安二郎作品初出演となる原節子が決定的に印象付けられた本作のクライマックス、嫁ぐ娘が最後の父娘旅行の晩に語りかける名シーンです。

やっぱりあたしお父さんのそばにいたいの。お父さんが好きなの。お父さんとこうしていることが、あたしには一番しあわせなの…

今もこのシーンはその解釈について専門家の間で研究されています。娘の父親への愛情に対し、ラスト・シーンで父親が見せる姿が静かに対応していて、これも名シーンとして知られています。

映画の名言ランキング40位~21位

40位:フォレスト・ガンプ/一期一会

女性の前に立つフォレスト・ガンプ

人生何が起こるかわからない

フォレスト・ガンプの母親が亡くなる間際に言った言葉。"アメリカ映画の名ゼリフベスト100"でも40位に入っている名言です。

本作の主人公は足に障害があり知恵も遅れ気味のフォレスト・ガンプ。しかし、母親は明るく息子をサポートします。そんな母親が死に際に息子に送った言葉。美しい希望に満ちています。

39位:ショーシャンクの空に

刑務所で語らうアンディとレッド

希望が無いと生きる気力がなくなってしまう

刑務所仲間のアンディがレッドにあてた手紙に書かれた名言です。そして、その文面には人間としての尊厳が感じられます。

誤認逮捕で突然自由を奪われた主人公アンディでしたが、絶望の中でもアンディは決して希望を捨てません。そのアンディの姿を獄中で、ずっと見ていたのが親友レッドでした。そんなレッドにアンディが宛てた手紙の文面だからこそ、このセリフは一層心に響くものとなります。

38位:ゴットファーザー

佇むドン・コルリオーネ

『ゴットファーザー』より

イタリア系マフィアのドン・コルリオーネの任侠道同じく、自らの哲学が反映された名言です。

自らも自分の力で成り上がったことを自負し、また相手を鼓舞する名言です。ドン・コルリオーネに扮するマーロン・ブランドがいうだけに、説得力のあるシーンとなっています。

37位:セブン・イヤーズ・イン・チベットその2

チベット僧に祝福されるハラー

同じ映画がランクイン!

チベット僧がオーストラリア人登山家ハインリッヒ・ハラーに語ったセリフです。チベット仏教の聖地でハラーは魂を浄化することになります。

第二次大戦でイギリス軍の捕虜となったハインリッヒ・ハラーは仲間と共にヒマラヤ山脈を越えての逃亡へと挑戦し、チベットにたどり着きます。そしてハラーの心の旅が始まります。

36位:赤ひげ

食事をとる三船敏郎と加山雄三たち

やってみれば悪くはない

療養所の仕事に疑問を抱き、やり甲斐を見出せない研修医保本を相手に、赤ひげ先生が仕事の極意を語ったセリフです。

何事も真剣に物事に当たる赤ひげ先生の姿勢が感じられる名言。赤ひげ先生の指導の元、保本は医者の持つべき姿勢を学び、育っていきます。この師弟を黒澤明映画常連の三船敏郎と若き加山雄三が演じています。

35位: 「じゃあ、正気でなければいいのですね?」

ピアノを弾くヘルフゴット

二人のピアニスト

清らかな心のピアニスト、ヘルフゴットと教師との間でピアノ・コンテストの選曲を巡って交わされる会話の中のセリフです。

主人公ヘルフゴットはコンテストに難曲ラフマニノフのピアノ協奏曲第三番を選びます。正気じゃない、と言われてヘルフゴットが返したのが、このセリフです。

34位:コンタクト

神妙な面持ちのジョディ・フォスター

じっと聞いているのが印象的

不思議な旅でたどり着いた楽園で、亡き父がヒロイン・エリーの前に現れていうセリフです。

巨大な移動装置でこと座の恒星ヴェガへと向かったエリーは亡き父親と再会します。しかし、それは当然本当の父親ではありませんでしたが、エリーにこのセリフを優しく語りかけました。

33位:ムーンライト

浜辺に座り込むシャロンとケヴィン

『ムーンライト』より

"オカマ"と罵られたが意味のわからないシャロンはフアンに尋ねます。フアンは、真っ直ぐに見返してこの台詞を言います。

自らに尊厳を持って生きること、自分の道を進むこと、麻薬売人でありながらシッカリとした考えを持つフアンにシャロンは多くのことを教わるのでした。貧困層の母子家庭で育った有色人種、加えて同性愛という社会的弱者を描いた本作は、多くの人の胸を打ちました。

32位:ショーシャンクの空にその2

ついに自由を手に入れたレッドを演ずるモーガン・フリーマン

ようやく開放されたときに出た言葉

刑務所から釈放されて、ついに自由を得たレッドの独白です。自由を長い間失っていた者だけが知る、当たり前の自由の素晴らしさを再確認させてくれる名言です。

スティーブン・キング原作の人気作『ショーシャンクの空に』は、このセリフに行き着く為の映画といってもいいほどで、このセリフと美しい映像は観るものにカタルシスを与えてくれます。

31位:スター・ウォーズ

銃を構えるハン・ソロを演じるハリソン・フォード

今でも人気の映画

ハン・ソロの決まり文句。この台詞の後には必ずピンチに陥る為、観客へのユーモアある符号となっています。

アクション・シーンにユーモラスな演出がアクセントをつけるセリフです。"スター・ウォーズ・シリーズ"の第一作(エピソードIV)から、ユーモラスなキャラクターで人気を獲得したハン・ソロは、後の作品でも活躍し、スピン・オフ作品も作られました。

30位:東京流れ者

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かっこよすぎる渡哲也

映画デビュー二年目の渡哲也演ずる主人公・不死鳥の哲が物語の大詰で言い放つ捨てゼリフです。

日本は勿論、海外でも人気の鈴木清順作品。特にタランティーノが『キル・ビル』で手本にしたことでも有名な作品です。その斬新な美術、エキセントリックな演出の中、キザなセリフをキメる渡哲也の恰好良さは必見となっています。

29位:カサブランカその2

見つめ合うボギーとバーグマン

1分前から昔になる

ボギー演ずるリックに恋する女性からの質問で、昨日って何をしていたの?などの質問に、興味なさげに返す名言です。

そんじょそこらの美男子風情には言えないセリフです。ボギーだからキマるセリフです。ハンフリー・ボガードという役者は映画からもハード・ボイルドというジャンルからも飛び出して、"ボギーはボギーである"としか言えない、特別な役者と言えるのではないでしょうか。

28位:お嬢さん、乾杯 !

ギターを抱えた佐野周二と呆然とする原節子

素直な気持ちを表現している

あの人が好きだというお嬢さんにお上品な言い方では伝わらないとカフェのマダムに指導されて、原節子演ずるお嬢さんが言う台詞です。

本作は、お嬢さんと佐野周二演じる労働者が知り合い、互いに違う世界に住みながらも惹かれ合う恋愛ドラマです。お上品だけれど拳闘(ボクシング)を見て思わず体が動いてしまう原節子の可愛らしい姿など魅力たっぷりな映画ですが、正に本作のテーマを象徴するのが、このセリフです。

27位:ソドムの市

見物する有力者達

今でも視聴することはできない

権力者側の大司教が唱える名言。このテーゼに従って、悲劇的な事件の数々が行われます。

本作は過激な内容の為、世界各地で上映禁止となりました。映像の詩人ピエル・パウロ・パゾリーニが何故、本作のような過剰な表現をしなければならなかったのでしょうか。その秘密は、この名言に隠されているのかもしれません。

26位:ブロークン・フラワーズ

花束を手にしたドン・ジョンストン

過去にはもう戻れない

探し求めた息子と思われる青年へ主人公が語る台詞です。本作はジャームッシュ監督がビル・マーレイ主演で描くロード・ムーヴィーです。

自分の息子かもしれない青年よりも、むしろ自分自身に話しかけていることが解ります。そして、自分自身に話しかけなければならないほど、迷っている主人公。大切なセリフは、いつも自分自身に言い聞かせているものなのかもしれません。

25位:カルメン故郷に帰るその2

カルメン故郷に帰る

父親の愛情も隠されている

"芸術"の名の下にストリッパーとなって故郷に錦を飾りに戻って来たカルメンに対し、"単なる裸踊りじゃないか"と笑う村民の間に立って、カルメンの父親が悔しいながら一種の理解を示す台詞です。

あらゆる芸術は理解されないから苦しんだのよ

芸術という把握しづらい概念をキー・ワードに、信じる者(カルメン)と馬鹿にする者達(村民)がユーモラスに描かれる映画です。自らも「これが芸術か?」と疑問に思いながらも、どうしても娘を受け入れたい父親の気持ちのいじらしさに感じ入るセリフです。

24位:お早う

口をきかない約束をした実ちゃん

子供が達観しているような言葉を放つ

"挨拶や天気のこと等、大人は無駄なことばかり喋っている"と指摘する子供に、久我美子演ずるヒロインが応える名言です。

本作では、ここに挙げたセリフに先立つ"大人は余計なことばかり喋ってる"というセリフの方が有名ではないでしょうか。しかし、作品全体を考えると、このセリフの方が作品の主題に沿っているでしょう。本ランキングで上位にランキングされている小津安二郎監督作『宗方姉妹』では"本当に新しいもの"に言及しますが、このセリフも古い価値基準/無駄を疑っているように思われます。

23位:少年

雪に降られる少年

実際にあった事件が元になっている

本作は当たり屋家業で暮らす一家の物語です。日本国中彷徨い、もう行くところがなくなった時に少年がこぼす淋しい台詞です。

自動車の前に飛び出しては車にひかれ、その治療費、示談金で暮らす"当たり屋"、その当たり役を親からさせられていた少年を描いた映画です。金を稼いでは町から町へ渡り歩いていきますが、だんだんと行く町がなくなってきます。本作は実際の事件を基にした大島渚監督の衝撃作です。

22位:お引越し

幻影を見つめるレンコ

存在感がすごい!

琵琶湖祭の中を彷徨い、湖の畔で幻影を見ながら少女レンコが叫ぶ台詞です。当時12才の田畑智子が圧巻の存在感を見せています。

家庭問題と成長期で不安定な時期の心身から沸き起こる感情は、言葉の意味合いを越えて観る者に響きます。幻想的な祭りの中を歩くレンコ(田畑智子)を相米監督が特異な長回しで撮ったシーンは映画史に残る事でしょう。

21位:座頭市物語

仕込み杖を手にした座頭市

勝新太郎のかっこいい一言!

厳しい世の中に生き、人を斬らねばならない状況に対する座頭市の静かな怒りと哀しみが強く感じられる、決め台詞です。

盲目の按摩(あんま)にして居合抜きの名人として、刀を仕込んだ仕込み杖片手に全国行脚する座頭の市の物語です。後に北野武主演、監督で再映画化されましたが、やはり勝新太郎の代名詞とも言える怪物キャラクターです。「嫌な渡世だなぁ」も勝新の声色をもって名台詞の仲間入りをしたと言えるでしょう。

映画の名言ランキング20位~11位

20位:スター・ウォーズ

授賞式に出席した反乱軍の勇者達

シリーズもいろいろ出ているスターウォーズ

フォースと、そのダーク・サイドの戦いであるスター・ウォーズ・サーガの中心に位置するのが、この台詞と言えるでしょう。

本ランキング31位にも『スター・ウォーズ』の「嫌な予感がする」がランキングされ、どちらも同シリーズを通して聞かれるセリフです。この代表的な二つのセリフが"フォース(force)"と"嫌な予感(bad・feeling)という"感じるもの"であることが興味深く思われます。

19位:カサブランカその3

誰もが乾杯したくなる瞳のバーグマン

直訳では違う意味になる

緊張感高まるラスト・シーンのセリフです。男は自分の道を歩むことを決め、幸せを諦めます。別れ際の愛の言葉は映画史に残る名台詞となりました。

名台詞として知られている「君の瞳に、乾杯」ですが、元々の原語の意味は"神が見ていてくださる"といった意味合いが強いそうです。物語の流れから、このような日本語訳になったのでしょう。そして、その訳があまりに美しかったので、名台詞となったわけです。

18位:ライムライト

舞台に立つチャップリン

チャップリンが言った名言が使われている

名言、名台詞の多いチャールズ・チャップリンですが、このセリフは物語から飛び出して、最も有名な名言となりました。

元のセリフは"お金"ではなく、お金を意味するスラングである"パン生地"となっていますが、当然意味は同じです。誰もが頷ける台詞であり、今一度、最も大切なもは何かと考えさせられる名言です。

17位:かくも長き不在

テーブルにつくアニダ・ヴァリとジョルジュ・ウィルソン

素敵な言葉を残している

ゲシュタポに連れ去られた夫と思われる記憶喪失の浮浪者に、じっと待っていたカフェのマダムが静かに話しかけます。文豪デュラスの脚本の傑作として有名です。

昔の思い出が押し寄せてくる夜がある

カフェのマダム・テレーズ役のアリダ・ヴァリの名演によって、観客は否応無しにテレーズの気持ちとなって観てしまう作品です。映画の中では簡単に語られるだけの過去が美しく、そして戦争が不気味なものとして感じられる名ゼリフと言えるでしょう。

16位:「見つかった」「何が?」「永遠が」「海に溶けゆく...太陽」

青いペンキを顔に塗ったジャン=ポール・ベルモント

『気狂いピエロ』より

無軌道な逃避行の果ての悲劇を迎えた物語大詰、どこからともなく聞こえてくる声で朗読されるランボーの詩の引用です。なんとも言えない無常感が漂います。

引用されたランボーの詩は『地獄の季節』に収録された「永遠」の冒頭です。まるで本作のために書かれたようにピタリと映像に合っています。因みにこのラスト・シーンは溝口健二『山椒大夫』(本ランキング15位)のカメラ・ワークが参考にされているそうです。

15位:山椒大夫

玉木に連れられた安寿と厨子王

モノクロ映画で古い作品

厨子王が父親から家宝の観音像を手渡される時の言われる言葉で、有名な安寿と厨子王の物語の核ともなっています。

本作はヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞した溝口健二の代表作の一つです。情けを無くした人々が恐ろしく幻想的な世界へと入っていく末路が描かれます。傑作映画として名高い本作のテーマを表したのが、このセリフであると言っても過言ではないでしょう。

14位:大人の見る繪本・生れてはみたけれど

ニヤリと笑う突貫小僧

実はサイレント映画になっている

子供の前で上司にペコペコするのを躊躇している父親に、子供が囁くのが、このセリフです。大人社会の在り方に理解を示す子供を、どこか哀しげに見つめる父親の姿も印象的なシーンとなっています。

本作は活き活きと当時の子供達の生活が描かれますが、その子供たちを鏡として大人の世界の理不尽さにもライトが当てられています。因みに本作はサイレント映画ですので、セリフは字幕として出ます。

本ランキング唯一の無声映画

白黒映画でサイレントというと敬遠される方も多いかもしれませんが、小津安二郎監督の若き日の傑作として人気の高い作品です。

13位:マルタの鷹

"マルタの鷹"像を手にするハンフリー・ボガード扮するサム・スペード

『マルタの鷹』より

一件落着の後、本作の題名ともなっている"マルタの鷹"像を手にして「やたらと重いな」とこぼした警官に主人公サム・スペードが応えた言葉です。

 

ハンフリー・ボガードはボギーの愛称でも親しまれているハード・ボイルドの代名詞のような映画俳優ですが、ボギーのセリフは名ゼリフが多いことでも知られています。

本ランキングでもカサブランカでご紹介しました。セリフが素晴らしいのはもとより、ボギーその人の魅力も多いにあるのではないでしょうか。

12位:シェーン

少年に語りかけるシェーン役のアラン・ラッド

翻訳はされていなかた様子

映画史に刻まれるラスト・シーンの少年の叫び声は多くの人の記憶に残っています。

 

外国映画の台詞が原語のまま知られるというのは日本では珍しく、そしてこのセリフが初めてだったのではないでしょうか。

テレビ放映時は「シェーン、戻ってきて」などの吹き替えもあったようですが、原語の英語セリフで知られ、ある一定より上の世代の映画ファンなら必ず知っているような名言となっています。

11位:転校生

小林聡美を見守る尾美としのり

男女入れ替わりの物語

少年と少女の性が入れ替わってしまう奇想天外な物語は、二人だけで出かけた旅の後、しっとりとした色合いを帯びます。帰宅した二人に待っていたのは、別れです。

主人公二人は、精神的にも身体が変化していく中学生。本作は、成長する身体と心のアンバランスさを奇想天外なストーリーで描きあげた青春映画です。最後のセリフは少年、少女期の自分自身への別れのようにも響きます。本作を含む大林宣彦監督の尾道三部作は、いずれも青春映画の傑作、人気も高いようです。

映画の名言ランキング10位~4位

10位:8・1/2

パレードの側で立ち尽くすマルチェロ・マストロヤンニ

監督が投影されている

混乱と絶望の果て、主人公・映画監督グイドは突然自らを解放し全てを受け入れ、あるがままの自分を肯定し、このセリフを叫びます。

映画製作に苦しむグイドはフェリーニ監督の姿を投影しているとも言われています。フェリーニらしい摩訶不思議な世界の終わりに、シンプルな答えが待っている。難解でありながらも詩情あふれる映像美と相まって、説得力のある明るい台詞として心に響きます。

9位:「人生を楽しむことは、義務ですょ」

ブランコに乗る志村喬

『生きる』より

酒場で出会った小説家に主人公が言われるセリフです。本作は黒澤明が描く究極の人間ドラマとして知られています。

主人公は真面目一徹の人生を歩んできたが、胃癌となって初めて生きることを考え出した小市民。どう生きればいいのか、どう遊べばいいのか、それさえもわからず右往左往する姿を名優志村喬が見事に演じています。

8位:ニュー・シネマ・パラダイス

フィルムを夢中で見つめるトトとアルフレッド

『ニュー・シネマ・パラダイス』より

ジョゼッペ・トルナトーレ監督の代表作である本作の中で、少年トトに映写技師の仕事を説明するアルフレッドの言葉です。

映画産業に関わる人と観客の理想的な関係を思わせる台詞です。『ニュー・シネマ・パラダイス』と言う作品自体が、この台詞に強く響きあっています。このランキングをお読みの皆さんなら、強く共感できるセリフではないでしょうか。

7位:ライムライトその2

クレア・ブルームと共に座るチャップリン

『ライムライト』より

自殺をはかった少女にチャップリン演ずる道化師がかける言葉です。人類の進化や宇宙の話まで持ち出し命の尊さが語られます。

名言格言の多いチャールズ・チャップリンデズか、代表作の『ライムライト』にも多くの名台詞があります。さりげない言葉も多いのですが、ここにあげたのは理屈っぽい台詞です。普段、考えるとこもない視点を名作から得ることも映画を見る喜びの一つことを思い出させてくれます。

6位:宗方姉妹

田中絹代と座る高峰秀子

『宗方姉妹』より

妹から「お姉さんは古い」と言われた姉が言い返す台詞です。姉役の田中絹代から言われると、誰しもうなづいてしまいそうになります。

一見、矛盾したようなセリフですが、意味合いはスンナリと受け入れられる不思議なセリフです。本作は小津安二郎監督が野田高梧の名コンビが脚本を書いている傑作映画の一本です。

それぞれにくつろぐ宗方姉妹

偉大なるマンネリズで描き出すごく普通の人々の生活

ここにあげたセリフ通り、小津映画は今も、古くて新しい。それは本物が持つ強さ、美しさでもあるでしょう。

5位:丹下左膳余話・百万両の壺

苔猿の壺を囲んだお藤、チョビ安と丹下左膳

『丹下左膳余話・百万両の壺』より

孤児のチョビ安を連れた丹下左膳が、道で刺客とバッタリ会った時の台詞です。言葉通り、十数え終わる間に見事、相手を斬り倒します。

本作ではユーモラスに描かれる丹下左膳ですが、この十秒間だけは豪快な剣豪の姿をギラリと見せます。また本作での丹下左膳は優しく、どことなく可愛いらしいオジサン。大河内傳次郎の味、名演が楽しめる作品。山中貞雄の演出が冴え渡っています。

4位:桜桃の味

桜桃の味

自殺を手伝ってくれる男を探すバディ

『桜桃の味』より

自殺を手伝ってくれる人を探して主人公は車を走らせます。最後に出会った老人は以前自殺を考えた過去があり、主人公に向かって、この名言を語ります。

『桜桃の味』は、死を決めた人がもう一度生きることを考えさせる重みを持っています。その重みは重苦しいものではなく、桜桃の味がする、軽やかで深いものなのです。本作は『友達の家はどこ』でイラン映画の力量を世界に知らしめたアッパス・キアロスタミ監督の最高傑作です。

映画の名言ランキング3位~1位

3位:道

頬杖つくジェルソミーナを演ずるジュリエッタ・マシーナ

『道』より

怪力芸人ザンパノに罵られて落胆するジェルソミーナに、綱渡り芸人がかける優しい言葉です。

まるで天使のような綱渡り芸人の言葉に励まされ、ジェルソミーナは「私がいなければ、ザンパノもひとりぼっちになってしまう」と気づきます。無垢な精神のジェルソミーナと下卑た怪力男ザンパノの哀しい物語に一瞬輝いた流れ星のようなシーンです。

ラッパを吹くザンパノを見守るジェルソミーナ

美しさセリフが、後の悲しみを倍増させる

「何かの役に立っている」というセリフに、自分も何かの役に立っていることに気が付いたジェルソミーナでした。生き甲斐を見つけた、弾けるような瞬間です。

 

しかし、喜びは続きません。この後、思いもかけない事件が起こり、映画は終盤へ、観るものを、胸を掻き毟るような虚しさが襲うラスト・シーンへと続きます。

嘆くザンパノ

気付くか、気づかないか

このラスト・シーンも多くの人から支持されている名シーンとなっています。映画を見終わった後、改めて「何かの役に立っている」というセリフが強く心に響くことでしょう。

そして観客ひとりひとりが、自分自身も、そして誰もが大切な存在なのだということが実感できると思われます。本作は悲しい物語ではありますが、観客の中に美しいメッセージを残してくれる素晴らしい作品です。

撮影中のフェデリコ・フェリーニ

8・1/2にも通じるメッセージ

本ランキング10位には入っている同じくフェリーニ監督作品『8・1/2』のセリフがランクインしています。

『8・1/2』のセリフを思い出してみると、『道』と同じようなメッセージに気がつくのではないでしょうか?作風の違う『道』と『8・1/2』ですが、フェリーニ監督の作品には、一つ芯が通っているようです。

2位:グランド・マスター

戦うチャン・ツィイーとトニー・レオン

『グランド・マスター』より

時代に連れて没落していく武術家名門の娘ルオメイが、イップ・マンに語る台詞。聞く者全てが自分の人生を振り返ってしまうような名言です。

"悔い"と言う人生のマイナス面があってこそ、人生は輝ける。また、失敗や悔いから学ぶ姿勢と言うのは武道の基本でもあるでしょう。"味気ない"という言葉が深く響きます。

ポーズをとるチャン・ツィイー

勝ち負けだけではなく人生を描いたカンフー映画

味わうものとして人生を考える。極めた者の視点です。本作はチャン・ツィイーとトニー・レオンを主演に迎え、ウォン・カーワイが作った、これまでにない静かで深いカンフー映画です。

1位:気狂いピエロ

そっぽを向くジャン=ポール・ベルモントとアンナ・カリーナ

『気狂いピエロ』より

一位はゴダールの傑作『気狂いピエロ』からの台詞です。

詩に溢れた本作は難解な作品としても知られています。それでいてファッショナブルな映像、スピード感、自由さに溢れた愛すべき青春物語でもあります。

愛に溢れる映像に暴力が入り込み、時にミュージカル調、時に前衛映画風に描かれ、映画自体が自由を謳歌しているような本作は、詩的なセリフ、名言名台詞の多い作品でもあります。

観客を振り返るアンナ・カリーナ

気ままな逃避行に描かれる夢

ジャン・ポール・ベルモンドとアンナ・カリーナが演じるフェルディナンとマリアンヌ、二人の放浪生活は青春そのものであり、夢のようです。

時に人生を変えてしまうほどのチカラを持つのが名画のセリフです。この「僕らは夢で作られ、夢は僕らでできている」は「僕らは映画で作られ、映画は僕らで出来ている」とも言い換えることが出来るでしょう。"僕ら"と"夢"と"映画"を結ぶセリフはランキング1位に相応しいのではないでしょうか。

人生を劇的に変えるにはどのようにすればいい?

映画を楽しむトト

名台詞と共に考える"人生の変え方"

人生を劇的に変えるには、どうすればいいでしょうか。ここではランキングに入った映画の名台詞をきっかけ一緒に考えてみましょう。

自らの人生を肯定することで変える

ある愛の詩のアリ・マックグローとライアン・オニール

恋愛に関しての名言

『ある愛の詩』からのセリフです。映画では死別でしたが、失恋や片思いにも、当然報われた愛にも通じる肯定的な考え方と言えるでしょう。

人を愛する、その行為は美しくかけがえのないものです。その恋が実らなくても、壊れてしまっても、愛は人を成長させるもの。大切な経験として人生の糧として大切にしましょう。

手を振るジェルソミーナ

ランキング3位の名台詞

『道』からのセリフです。自分に自信が持てない、人生に価値が見出せない、といったこともあるでしょうが、誰もが不安は持っているものです。

誰もが、何かの役に立っている。不必要な人なんていない。そのことに気がつけば、他者の存在価値を認める優しく接することもできるでしょう。当然、自分自身に対しての不安も和らぐでしょう。

許すことは受け入れること

歌うディル

ランキングに入ったセリフ

『クライング・ゲーム』からのセリフです。この台詞は、これからの多様性を受け入れる社会には必要な考え方でしょう。

 

"他者を理解し、受け入れる"、この姿勢は基本ではありましょう。が、理解しきれないことも多くあるでしょう。相手を許す、その姿勢に問題解決の道が開かれるのかもしれません。

見つめ合うトニー・レオンとチャン・ツィイー

ランキングに入っている言葉

『グランド・マスター』からのセリフです。この台詞からは、自分の失敗や悲しい思い出が人生に深みを与えてくれるものという解釈も生まれます。

このセリフも"許すこと、受け入れること"が謳われているとも言えます。また、映画が光と陰による芸術であるように、人生も光と陰が必要で、これがなくては輝かないものなのかもしれません。

どんなことがあってもへこたれないし諦めない

子供たちと唄うジュリー・アンドリュース

小学校でも教えられている

『サウンド・オブ・ミュージック』からのセリフ。ひどい状況にあっても、頭を入れ替えて気持ち晴れやかにすることを心がけましょう。

また、本作のミュージカル場面の数々も気分を爽快にし、映像も含めて人生を変えるキッカケとなるかもしれません。映像の力と言えば、次にあげる映画は破壊的な力を持っていると言えるかもしれません。

バカ笑いする植木等

肩の力が抜けるセリフ

『ニッポン無責任時代』からのセリフです。何があっても動じない、気楽な姿勢を身につけましょう。

そして柔軟性です。植木等の笑顔を思い出して、メゲない明るさで笑い飛ばしましょう。一時代を築き上げたハナ肇とクレイジー・キャッツ、中でも植木等は日本国民全員を元気にしました。今、見返してもそのパワーは心のカンフル剤となること間違いなしです。

戦後の焼け野原の中、明るい恋人たち

前向きになることがいいこと

『素晴らしき日曜日』からのセリフです。欠点も長所と捉える前向きな態度も、必要ですね。

戦後直後のような物も何もない時代の人々は強かさがなければ生きていけなかったでしょう。今とは違う時代から得ることは沢山のあるのです。そして映画とは違う時代、違う国、他人の視点で物事を見るのに最適なツールと言えるでしょう。

真面目ズラの安藤政信

青春しているのがよくわかるセリフ

『キッズ・リターン』からのセリフです。簡単に、もうダメだ、と決めつけない、諦めない、ということです。

これは基本の中の基本でしょう。だからこそ、忘れてはいけないことですし、大切な言葉でもあるのです。次に、同じく基本的なことを確認させてくれるセリフを見てみましょう。

努力を怠らない

頼まれごとをされるドン・コルリオーネ

努力を忘れない

『ゴットファーザー』からのセリフです。人生を変えるのに必要なのは、努力を怠らないこと。

運命に頼ってばかりでは、流されるばかりです。自分の人生を本当に自分のものにするのは自分自身、運命に頼らず、自分の足で立つことは大切です。次に、自分の考えだけに凝り固まらず、人生を自由にするセリフを見てみましょう。

発想を転換する

じっと何かを見つめるブラッド・ピット

考えを変えてみる

『セブン・イヤーズ・イン・チベット』からのセリフです。発想の転換は人生を変えるキッカケになるかもしれません。

何かを得ることばかりに夢中にならず、無にみ価値はあります。近年、断捨離が話題になりましたが、捨て去るという潔さ、"シンプル・イズ・ベスト"という生き方は、物に溢れた時代に見直されているライフ・スタイルと言えるでしょう。

座るデコちゃんと田中絹代

自分に必要なものはなにか?

『宗方姉妹』からのセリフです。新しいモノにばかり目が行きがちですが、必要なものを見極める洞察力は大切です。

消費社会に流されず、自分らしいライフ・スタイルを確立することは、人生をより豊かに変えてくれるものと思われます。このことを小津安二郎の映画や、そのセリフは教えてくれてています。

ショーシャンクの空に

心をはずませる気持ちが大事

『ショーシャンクの空に』からのセリフです。人は、何かをやり遂げることばかりに意味を見出しがちなのです。

勿論、それはすばらしいことでしょう。が、何かをじっと考えること、自由に想像力を羽ばたかせること、それは素晴らしいことです。詩的な行為であり、自分を変え、時に人生を変えてしまうこともあるかもしれません。

平凡な日々をバカにしない

ピカソ美術館で絵画鑑賞する二人

一日を大事にする

『パリのランデブー』からのセリフです。素晴らしい日ばかりの人生ではありません。上手くいかない日や、とりたてて何も起こらない日の方が多いでしょう。

でも、そんな日々も人生の大切な一部です。何でもない日を大切に思い返す、それは小さなことかもしれませんが、結構人生を変えるヒントが隠されているかもしれません。そんなことをロメール監督は言っているのかもしれません。

明日を信じて自分を信じる

監獄の庭で話す二人

希望を持つことが人間にできること

『ショーシャンクの空に』からのセリフです。希望を持ちつづけること、希望は滅びない、永遠のものなのです。

希望を持ってさえいれば、それは最も大切なものを持っていると言うことではないでしょうか。また、これを持っていることが人生を変える第一歩とも言えるのではないでしょうか。

少年と釣りをするフォレスト・ガンプ

未来を信じよう!

『フォレスト・ガンプ/一期一会』からのセリフです。どうせダメ、なんて諦めてはいけません。ポジティブに、明日を信じましょう。

映画の名言ランキング!名セリフ100連発のまとめ

晴天に恵まれたハリウッド

古今東西から選ばれた名セリフ・ランキング

数ある名作映画から名セリフのランキングを紹介いたしました。本ランキングを名作映画との再会、新しい映画との出会いのキッカケに是非お使いください。

映画のシーンによっては、セリフも言葉の意味が変わったり、また意味を超えて観客の心に迫ってくるものも多く、改めて映画が作り出す感動の深さが感じられたのではないでしょうか。ランキングで気になったセリフがありましたら、是非チェックしてみてください。またランキングで思い出したセリフがあれば、作品を見返してみてはいかがでしょうか。映画の名言は、きっと皆様の人生をより豊かにすることでしょう。

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