日本酒おすすめ甘口ランキングTOP20!日本酒度・酸度の見方も詳しく解説
甘口の日本酒おすすめ人気銘柄トップ20ランキングから、日本酒度・酸度といったデータで見る甘口で飲みやすいフルーティな日本酒の見分け方からお酒に合うレシピや飲み方のアレンジ方法までご紹介していきます。ランキングでは安いものから高級なものまでございますので、気分やTPOに合わせて参考にしてみて下さい。辛口派の方にも美味しいと言って頂けるようなおすすめの甘口日本酒もございますので是非ご覧下さい。
目次
日本酒おすすめ甘口ランキング!美味しい20銘柄
日本酒は、お米の糖分がアルコールになって出来るものなのでどんな日本酒にも「甘み」があります。この甘みを楽しむのも日本酒の魅力のひとつです。しかし、1980年代の「淡麗辛口ブーム」により、美味しい日本酒は辛口というイメージが浸透したのも事実です。辛口の日本酒を飲んで、日本酒に苦手意識を抱いている人も少なくない中、おすすめの甘口日本酒おすすめランキングと、ラベルによる見分け方をご紹介していきます。
日本酒度・酸度の見方も詳しく解説
飲む前に、データでの見分け方
日本酒を買う時に、ラベルにアルコール度数の他に「日本酒度」「酸度」との表記があるものがあります。アルコール度数はわかりますが、日本酒度・酸度とはいったいどんな度数のことなのでしょうか。
この日本酒度と酸度の表記は、必ずラベルに表記しなければならないものではないので、日本酒によっては表記が無いものもあります。しかし、甘口・辛口などの味を予想する上で大事なデータになりますので、酸度・日本酒度の表記のある日本酒をみつけたらチェックしてみるのがおすすめです。
日本酒度と酸度による日本酒の見分け方とは
日本酒度とは
日本酒の重さで何故味がわかるかというと、日本酒に含まれるブドウ糖が多いほど重くなるため、甘口になります。重いほうの表記は日本酒度マイナスで、逆に軽いと日本酒度プラス表記で表されます。つまり、日本酒度がマイナスになればなるほど甘口に、プラスになるほど辛口の味わいになりますので見分け方の指針となります。
酸度とは
酸の種類については「コハク酸」は旨み成分なので日本酒にコクが生まれます。また、「クエン酸」・「リンゴ酸」はさわやかでスッキリとした味わいになります。比較的ワインの酸味に近いような形にもなります。乳酸は発酵の酸味が感じられお燗にすると爽やかな酸味になります。この酸度は、一般的には高いほうが豊潤にに、低いほうが淡麗に感じられますので見分け方の参考になります。
日本酒度と酸度を総合すると
以上の事から、日本酒度と酸度を見ると同じ日本酒度でも酸度の高いほうが辛口に、低いほうが甘口に感じる傾向があります。試飲が出来なくても味を予想する見分け方が出来ますので、覚えておくと便利です。
人気の甘口日本酒を選ぶポイント
ラベルの見方
日本酒のラベルには表記義務のあるものと、無いものがあります。
日本酒を選ぶポイントとして、日本酒度・酸度の他に「産地」「特定名称酒」「お米の銘柄」などによっても味わいが変わりますのでチェックするのもおすすめです。
特に「産地」「特定名称酒」については基本的にはラベルに明記する義務がありますので見分け方の一つになります。
産地による味わい
また、日本酒を造る「杜氏」により味わいも変わってきます。日本各地にはそれぞれの伝統の技を受け継いだ杜氏集団がいます。どの杜氏集団がつくるかによっても味わいは変わってきますので見分け方の一つにもなります。
日本酒の味わいは、全体的に淡麗辛口ですが「南部杜氏」で有名な岩手では濃醇甘口になる傾向にありますので見分け方の参考にしてみて下さい。岩手の代表的な日本酒は「あさ開」「南部美人」などです。
東京では多摩川多摩川水系の豊かな水から濃醇甘口で、神奈川は高精米のものが多くスッキリ淡麗辛口、埼玉県では荒川と利根川の二つの水系が軟水のため口当たりやわらかでなめらかな淡麗辛口、千葉県では酒米「総の舞」を使った淡麗辛口ながら伝統的で個性的な味わいのものも多数あります。北関東の茨城・栃木では豊かな自然に恵まれ水も酒米も洗練された甘口傾向のお酒が多く造られています。
甘口傾向にあるのは、酒米の美山錦で有名な長野県と、古事記や日本書紀などの時代から伝わる長い歴史をもつ酒造りの愛知県です。全国に誇る旨口のお酒が造られています。
近畿地方
近畿地方には日本を代表とする二大銘醸地があります。ひとつは酒米として有名な山田錦の産地である兵庫県灘地区と、京都の伏見です。伏見の酒はまろやかで口当たり良く甘口で「女酒」といわれ親しまれています。
近畿地方で、京都の他に甘口傾向なのはお隣の滋賀県・三重県・奈良県・和歌山県です。滋賀県は豊かなびわ湖の地下水と豊かな山々からの恩恵を受けて味わい深く、まろやかな味わいに、三重県は様々な清酒酵母が開発された地域で美食文化も強い地域で多種多様の味わいのお酒が楽しめます。また、奈良県は日本酒発祥の地といわれ、さわやかですっきりな甘口、和歌山県はコクのある濃醇甘口なものが多く造られています。
この地域の杜氏集団では島根県の出雲杜氏・石見杜氏は綺麗な透明感のある酒を、岡山県の備中杜氏は雑味のないスッキリとした甘口のお酒がつくられていますので見分け方の参考にもなります。この地域のお酒は全体的にまろやかで飲みやすい傾向にあります。
福岡県は、山田錦の産地でもあり九州の中では冬が寒く日本酒造りに適していることから九州一酒蔵が多い県です。地方の好みや郷土料理の相性でも造られる日本酒の味わいが変わってきているのも面白いところです。
特定名称酒をチェック
原料の違いにより分けられる見分け方は「米」「米麹」のみでつくられる「純米系」とアルコール添加してある本醸造系に分けられ、精米歩合により「吟醸」「大吟醸」との分類に分けられます。一般的には高精米の「(純米)大吟醸」になるとお米のフルーティな香りが楽しめてサラッと飲みやすいもの、低精米の純米酒はどっしりとした米の旨みを感じることが出来ますので見分け方の参考になるので覚えておくのもおすすめです。
酒造好適米(酒米)による違い
「山田錦」こちらは一番知名度が高く、使われている日本酒も多いです。味の特徴は香味が良くキメ細やかでまろやかです。「美山錦」こちらは香りは穏やかで、他の米と比べると辛口になりづらい傾向にあります。「雄町」こちらは現存する日本最古の酒米で、濃醇でしっかりとした味わいになります。酒米による見分け方も出来ます。
高級で飲みやすいフルーティーな銘柄から安いものまで
甘口日本酒の選び方でもご紹介したとおり、日本酒は大吟醸などの高精米になるほどフルーティな香りが出る傾向にありますが、大吟醸でも辛口なもの、磨きが少なくても甘口のものもあります。飲んでみなければわからないものもありますので、甘口で美味しい具体的な銘柄を、高級・安いなどの値段も含め、おすすめをランキングでご紹介していきます。
日本酒おすすめ甘口ランキング20位~11位
20位:一ノ蔵「すず音」
お求め安く甘口で飲みやすい
度数低めの発泡日本酒
生産地:宮城県
蔵元:一ノ蔵酒類販売株式会社
内容量:300ml~
価格:741円~
アルコール分:4.5~5.4度
日本酒度:-90~-70
酸度:3.0~4.0
使用米:不明
特定名称:普通酒(スパークリング清酒)
20位にランキングのすず音は、飲みやすい甘口日本酒としては知名度が高く、スーパーなどでも売っていることが多く、容量も300mlと飲みきりやすいサイズなので安いお値段で買うことが出来ます。度数も低めなのでお酒が弱い方でも楽しむことが出来ます。甘みは強いのですが、スパークリングの為サラッと飲むことが出来ます。クラッシュアイスでオンザロックにしても美味しいのでおすすめです。
19位:越後鶴亀「ワイン酵母仕込み」
爽やかな甘口
ワイン酵母の日本酒
生産地:新潟県
蔵元:越後鶴亀株式会社
内容量:720ml
価格:1500円
アルコール分:13~14度
日本酒度:-54
酸度:3.8
使用米:五百万石・こいしぶき
特定名称:純米吟醸
19位にランキングの越後鶴亀ワイン酵母仕込みの日本酒は、清酒酵母ではなくワイン酵母を使っているのが特徴です。ワイン酵母特有の酸味が甘さと調和して、フルーティで酸味もある甘口で、美味しい味になっています。よく冷やしていただくのがおすすめです。
18位:三芳菊「山田錦新酒限定おりがらみ」
可愛いラベル
18位にランキングの三芳菊は、可愛いラベルが目を引く新酒限定品です。南国を思わせるようなトロピカルでフルーティな香りは使用酵母である徳島酵母の特徴です。酸味もあり甘酸っぱい味わいです。おりがらみですが、うっすらとおりが見える程度で、さらっと飲めます。三芳菊は、他にも個性的なお酒があるのですがこちらはラインナップの中でも飲みやすい人気の限定品です。
17位:笑四季「MONSOON」
貴醸酒とは
とろける甘口
生産地:滋賀県
蔵元:笑四季酒造株式会社
内容量:720ml
価格:1998円
アルコール分:17度
日本酒度:非公開
酸度:非公開
使用米:玉栄・山田錦・吟吹雪(それぞれ単一米のラインナップあり)
特定名称:普通酒(貴醸酒)
貴醸酒とは、日本酒を仕込むときに通常は米と水で仕込ますが、水の変わりに清酒で仕込む高級なお酒のことで極甘口の仕上がりになります。こちらのモンスーンは貴醸酒の中でも人気銘柄で「山田錦」「玉栄」「吟吹雪」と米違いのそれぞれの美味しい味わいも楽しめます。山田錦はチョコレートのような香ばしさ、玉栄はトロピカルでフルーティ、吟吹雪は甘みの余韻を長く感じることが出来ます。
16位:菊姫「にごり酒」
甘酒みたいだけど酸味もあり
濃厚なにごり酒
生産地:石川県
蔵元:菊姫合資会社
内容量:300ml~
価格:540円~
アルコール分:14~15度
日本酒度:非公開
酸度:非公開
使用米:兵庫県産山田錦
特定名称:普通酒(山廃仕込)
菊姫のにごり酒は、見てわかるようにボトルの半分までにごりの沈殿物が見えるような濃厚なにごり酒です。味わいも見た目も甘酒のようですが、甘口ですが、山廃仕込の為酸味が程よく乳酸菌飲料のような味わいがあります。山廃仕込とは、天然の乳酸菌を取り込んでつくられる製法で、菊姫ではこの手法の日本酒を多く出しています。お値段が安いのも嬉しいポイントです。
15位:鳳凰美田「Wine-Cell」
フルーティ派の支持が高い酒造
鳳凰美田は、フルーティなお酒が多い人気銘柄です。その中でもワインセルはワイン酵母を使用した日本酒でフルーティな香りと爽やかな酸味がバランス良く繊細な味わいです。マスカットやライチのような香りを楽しむことが出来る美味しいお酒です。近年ワイン酵母を使った日本酒は増えてきていますが、フルーティな味わいになることが多いので酵母による見分け方も出来ます。ラベルもオシャレで高級感を感じることが出来ます。
14位:誠鏡「幻・赤箱」
果実酵母の先駆者
14位にランキングされた幻の赤箱は、戦後間もない頃に酵母の研究をしていた中尾醸造の4代目がリンゴの皮から採取された酵母を日本酒に使ったことが始まりでした。当時は清酒酵母以外を使うのは大変珍しく、リンゴ酵母を使ったお酒はとてもフルーティで甘口に仕上がり脚光を浴びました。お値段は高級ラインですが、高精米と独自の技術で丁寧に作られています。
13位:雨後の月「BlackMoon」
繊細ですが心に響く味わい
甘口派・辛口派も満足の1杯
生産地:広島県
蔵元:相原酒造株式会社
内容量:1800ml
価格:3780円
アルコール分:16度
日本酒度+2
酸度:1.4
使用米:岡山県産赤磐雄町
特定名称:純米吟醸
13位にランキングの雨後の月ブラックムーンの日本酒度は+2と、甘口の指数ではありませんが、香りがフルーティで雄町米の旨みが引き出されたボリュームのある味わいながら、スッキリとした綺麗な味わいの飲みやすい日本酒です。甘口好きには、フルーティな香りとボリューム感がうけ、辛口が好きな方には後味のすっきり感がうけ、美味しいと思ってもらえる日本酒です。雨後の月の銘柄のなかでは少し高級なラインになります。
12位:川鶴「讃岐くらうでぃ」
カルピスのような日本酒
讃岐くらうでぃは、アルコール度数が6%と日本酒のなかでは低く、甘口で飲みやすい日本酒です。日本酒の麹は一般的には「黄麹」という種類の麹を使って醸されるのですが、焼酎などに使われている「白麹」というものを使って醸されています。この白麹によりクエン酸が多く生成されてさわやかな酸味になっているのです。味わいはまさに大人のカルピスと言え、特に女性に人気の銘柄です。お値段が安いのも嬉しいポイントです。
昨日飲み屋さんで讃岐くらうでぃという日本酒を飲んだんですけど美味しすぎたので自家用に買おうと思いましたね。パッと見白いのでにごりかな?って思ったんですけどそんなこと無くて、飲むとカルピスみたいに濃くて甘いそしてちょっと酸っぱいでもがぶがぶ飲めちゃうお酒でした。 pic.twitter.com/KiH7QJhNDB
— 虹色金魚鉢【宝飴】名古屋王の器H08 (@piajiki) December 2, 2018
讃岐くらうでぃは、香川のご当地グルメ「骨付き鳥」に合うように開発された日本酒ですが、骨付き鳥の枠を超えて県外でも人気になっています。がぶがぶのめる日本酒というのも新しい発想で、日本酒が苦手な方も飲みやすい味わいです。
11位:花巴「水もと純米酒にごり無濾過生原酒」
ヨーグルトやチーズのような乳酸菌の香り
日本酒発祥と言われる水もと造り
生産地:奈良県
蔵元:美吉野醸造株式会社
内容量:720ml~
価格:1512円~
アルコール分:17%
日本酒度:非公開
酸度:4.0
使用米:奈良県産吟のさと
特定名称:純米酒
11位にランキングされた花巴の水もと純米酒にごり無濾過生原酒の特徴は、「水もと」という古代の日本酒づくりで行われていた製法が用いられていることです。現代の一般的な製法では蒸し米を使ってつくられますが、こちらは生米からつくる独特の方法で天然の乳酸菌を豊富に取り込んで酵母も無添加で造られています。甘酸っぱくクセになる美味しい味です。
今期も素晴らしい個性の花巴「水酛」生原酒と直汲みにごりが入荷!いや~~~ジューシーで美味い!古くて新しい、既成概念をぶち壊す実に斬新かつ楽しいお酒です。個人的にはこれ飲むとタイ料理が欲しくなりますが(笑)和食にもイケますよ!
— takeya-kodama(地酒屋こだま) (@take9243) January 25, 2017
詳細は⇒https://t.co/yKe1Nl32uT pic.twitter.com/kCNsCFpTIQ
昔ながらの製法なのに、新しさを感じる味わいというのもロマンを感じる要素となります。日本食はもちろん、エスニック・洋食にも合わせられるボディの太い日本酒です。現代では珍しい製法で、手間隙かけてつくられている事を考えると、安いといえ、おすすめです。
日本酒おすすめ甘口ランキング10位~7位
10位:作「雅乃智」
気品の溢れる香りと味わい
生産地:三重県
蔵元:清水清三郎商店株式会社
内容量:720ml~
価格:1944円~
アルコール分:15度
日本酒度:非公開
酸度:非公開
使用米:国産米
特定名称:純米吟醸
メロンのような香り
10位にランキングされた作は、フルーティで香りの良いお酒を得意とする銘柄です。香り良くスッキリとした後味もあるので、甘口派だけではなく辛口派からも飲みやすい、美味しいと人気です。雅乃智は、香りの高い純米吟醸と、深い味わいをもつ純米吟醸の2種類をブレンドして造られたもので、それぞれの良いところを引き出し合った味と香りになっています。
【酒ポートNo.12】
— 日本酒を浴びる会 (@sake_abirukai) November 30, 2018
作『雅乃智』純米吟醸(三重県)2015BY
オススメ度:★★★★★
こだわり抜いた調和と、透明感。圧倒的なフルーティーさ。間違いのない逸品。乾杯酒として、万人から愛される味。 pic.twitter.com/KmpxsIit2z
作の雅乃智は、華やかな香りと、透明感のある味わいが特徴で、誰が飲んでも美味しいと思わせてくれる日本酒です。香り豊かですが、しつこさがないのが皆様に愛されている特長のおすすめ日本酒です。
9位:伴野酒造「BeauMichelle(ボーミッシェル)」
度数低めの飲みやすい味わい
生産地:長野県
蔵元:伴野酒造株式会社
内容量:500ml~
価格:1080円~
アルコール分:9度
日本酒度:-50
酸度:6.8
使用米:トドロキ(70%)
特定名称:純米酒
甘口ワインのような味わい
ボーミッシェルは、発酵中のもろみにビートルズの曲を聴かせて造られた日本酒です。菌も生きているので音楽を聴かせることによってまろやかになるという考えのもと造られています。
ボーミッシェルは、アルコール度数は9%と低めで日本酒度-50と大甘口です。日本酒と思えない味わいで日本酒が苦手な方にもおすすめのお酒です。容量は500mlと少なめからになっているため、ラベルの高級感とは違いお値段も安いので買いやすさも魅力のひとつです。
ボーミッシェルはいいぞ
— Composer:No.IX OP&ED楽曲募集中 (@ComposerNo9) December 1, 2018
酸味と甘みのバランスが絶妙
純米酒だけど、日本酒の味ではない
日本酒度−50の
日本酒だと思って飲んではいけない酒
美味しいです。
ボーミッシェルの味わいに驚く方はやはり多く、日本酒とは思えない味わいです。kinkikidsの堂本剛さんが、堂本光一さんに誕生日祝いとして贈ったこともファンの中では有名な話で、kinkiファンからも注目されている日本酒です。
8位:花浴陽「純米大吟醸美山錦」
甘口派に人気の銘柄
パイナップルのような香り
8位にランキングの花浴陽(はなあび)は、パイナップルのような香りと甘さで人気の甘口銘柄です。クチコミを見ても「パイナップルジュースを飲んでいるかのよう」というコメントがいくつも見つかります。
花浴陽は、埼玉の小さな酒蔵で造られている日本酒で、パイナップルのような香りと甘さで人気の銘柄です。そのなかでも純米大吟醸は香りもとても華やかで高級感のある味わいです。生産量が少なく人気の銘柄なので、特約店での購入も抽選などが行われるレベルでネット販売でもプレミア価格になっていることも珍しくない状況です。
今日は風の森からのこの前買った純米大吟醸花浴陽 酸味+甘みのバランスが上手く取れていてフルーティー+後半に美山錦の米の味が主張してきて美味しい(^^) pic.twitter.com/ICbvHq48Or
— SSSS.アリス (@srt_sosuke) February 8, 2017
甘みの強い日本酒は、酸味もほどよくあると舌の上でジュワっとした感覚を楽しめ、それもまたクセになる味わいになります。花浴陽の純米大吟醸には、八反錦・五百万石・山田錦など様々なラインナップがありますがその中でも美山錦は甘口派におすすめの1本です。
7位:東洋美人「ippo雄町」
白桃のような香り
東洋美人は、フルーティで綺麗な味わいの日本酒が多く人気の銘柄です。ippoシリーズは米違いで出しているシリーズで、精米歩合50%でアルコール添加もしていないので純米大吟醸クラスですが、あえて特定名称を名乗っていません。味わいもフルーティな香りと雄町米のふくよかな味わいで純米大吟醸の高級感ある味わいになっています。
今夜は東洋美人・IPPO(一歩)雄町。
— NO 日本酒, NO LIFE (@LOVE_Nihonshu) September 21, 2018
香りはほどほど,米の旨味はしっかり,まとまりのあるキレイなテイスト🍶
ハデじゃないけどこんなお酒で一歩いっぽ歩んで行くよ,っていう蔵のメッセージかな😀 pic.twitter.com/WXAkT40zf7
東洋美人のお酒は、派手さは無くても綺麗で芯のしっかりしている味わいで常に安定した美味しさと人気を得ています。ippoという名前にも少しずつ進歩していく謙虚さもうかがえて「東洋美人」という名前も日本人の心をくすぐります。
日本酒おすすめ甘口ランキング6位~4位
6位:新政「陽乃鳥貴醸酒」
マンゴー・パイナップルの香り
6位にランキングされた新政の陽乃鳥(ひのとり)貴醸酒は、南国フルーツを思わせる美味しい香りと貴醸酒の深い甘みが特徴です。更に、こちらをオーク樽熟成させたバージョンのお酒は樽の香りも楽しめる日本酒の枠を超えたとても美味しい味わいです。
意識高い系蔵元(誉め言葉)の筆頭新政酒造のお酒
— 青いアホウドリ (@bluealbatrus) November 28, 2018
陽乃鳥十周年記念酒 LOVE FOR THE PHOENIX
なんとイメージミュージックのCD付
CD 付日本酒て pic.twitter.com/eK4o0OaXpz
陽乃鳥10周年記念に発売されたLoveForThePhenixは、このお酒を飲みながら聴いて欲しいCDもセットで売られている限定品です。蔵元さんのこだわりと遊び心がまたファンの心を掴みます。
5位:にいだしぜんしゅ「純米吟醸」
自然栽培・自然造りにこだわる
にいだしぜんしゅは、その名の通り「自然」を大切に丁寧に造られている銘柄で、農薬・化学肥料を一切使わずに栽培されたお米を使い自然派生もとつくりで醸されています。こちらの純米吟醸はじっくりと熟成されたものでトロリとしたコクが楽しめる甘口日本酒です。やわらかな甘みと酸味がやさしく美味しい味わいです。米つくりから自然派にこだわり手間がかかっていますが純米吟醸でこのお値段は安いと考えられます。
にいだしぜんしゅ
— 古代米ダブル (@kodaimai2) November 24, 2018
純度の高いシロップ的な甘味が、柔らかい酸味と棘を無くした飲み口でじんわり広がる。乳酸が感じられるかな?
いい。いい甘みのいい具合な日本酒。余韻にわずかに広がる大地を感じる芋感。嫌いじゃない。こういう個性好きだわ。#日本酒けんちゃん pic.twitter.com/X7szLiKxve
ただ甘いだけでなく、余韻の広がりも魅力のひとつとなります。複雑な味わいが絡み合い完成される味は、飲んでからしばらく無言になってしまう一杯です。
4位:風の森「ALPHA・TYPE1」
爽やかな甘さ
風の森アルファ・タイプ1は、度数14度と低アルコールでガス感も感じることができるので爽やかで飲みやすい日本酒です。甘みも爽やかですがジューシーでお料理との相性も良く人気の銘柄です。お値段720mlで1200円ほどというのはこのクオリティではとても安いと言えます。風の森の銘柄は、他にもお米違いのものなど多数ありますので飲み比べてみるのもおすすめです。
風の森は、ガス感も楽しめる日本酒で、開けてから日が経つにつれて変わってくるガス感と味わいも魅力です。しかし、度数も低くスルスル飲めてしまうので、日による味わいを楽しみたくても楽しめないという酒好きの意見もあります。
日本酒おすすめ甘口ランキング3位~1位
3位:十四代「大吟醸・播州山田錦」
わたあめのように消える甘さ
生酒タイプも
こちらには生酒タイプもあり、火入れのものに比べると更にフルーティな香りを楽しめおすすめです。生酒は特に味が変わりやすいので、冷蔵庫保存が原則です。
3位にランキングの十四代は、日本酒ファンでは知らない人はいない人気銘柄です。大吟醸播州山田錦の日本酒度は+ですが、口に含んだ味わいは優しい甘さを感じられます。
口に入れて甘さを感じたかと思うとスッと消えて無くなってしまうので、まるでわたあめを食べているかのような味わいです。香りもメロンやバニラといった甘く美味しい香りでとても飲みやすい日本酒です。
十四代の中取り大吟醸の播州山田錦。十四代はやっぱり別格。バランスもありつつ、旨み、酸味、コクが高いレベル。ホントおいしいなぁ〜〜手軽に手に入ればいいんやけど。#日本酒 #十四代 #大吟醸 #播州山田錦 pic.twitter.com/AhcDDaEvW3
— taddy (@Taddy0228) February 24, 2018
十四代の大吟醸は、間違いない美味しさですが、やはり人気の為手に入りづらいのが難点で入手に苦労する方も多いです。転売品は価格が高騰するだけでなく、保存状態もわからないものが多いので注意が必要です。大吟醸クラスになると定価でも安いわけではなく高級ラインなので、やはり「ここぞ」というお祝いの時に飲みたいお酒です。
2位:村祐「純米大吟醸・黒村祐」
和三盆の甘さをイメージ
村祐の銘柄が出来たのは平成14年なので歴史は古くありませんが、蔵元さんの努力のかいがあり、唯一無二のお酒で人気を得ています。村祐の生産地である新潟県は、淡麗辛口の日本酒が主流の地域ですが、村祐は真逆の路線である濃厚甘口が特徴の人気の日本酒です。村祐は、銘柄の中でランクがあがる程甘口になっていきます。甘口派には、純米大吟醸が特におすすめです。
#村祐 #黒ラベル #常盤ラベル #紺瑠璃ラベル #日本酒 #酒 #japanesesake #sake #日本酒大好キ #酒浸部 #sakekanpai #MINOTAKE #身の丈 #吉祥寺 #飲み比べ
— Yumenoarika (@yumenoarika) April 26, 2018
村祐飲み比べ!やっぱり黒ラベル芳醇な甘旨味は別格。紺瑠璃や常磐でも十分美味しいのですがね。 https://t.co/JZ2an3Nxnu pic.twitter.com/VM29Gu4Nk1
同じ銘柄のなかでも「黒」は別格の甘みと旨みがあります。甘口派の方には特におすすめです。甘いのですが重さはなくとても飲みやすいのも特徴です。高級感のあるメタリックラベルも目を引きます。
1位:満寿泉「貴醸酒・生酒」
はちみつのような甘さ
満寿泉の貴醸酒生酒は、他の貴醸酒と比べると、甘みが強いわりには甘さが口の中に残りずらく飲みやすい貴醸酒です。食前・食後酒にはもちろん、フォアグラやチョコレートやチーズなどと合わせても優雅に楽しめる高級酒です。ボトルはイタリア製で高級感が有り形もおしゃれで目を引きます。限定生産なので見つけた際はチェックしてみてください。
本日もオープンしました!!
— 日本酒とチーズTama-awa (@tamaawawa) November 16, 2018
肌寒くなってきたのでやはり日本酒🍶
おまちしてまーす!
写真の満寿泉貴醸酒残り僅か、、はちみつみたいな日本酒🍯😻
ブルーチーズと一緒にお楽しみください🤤 pic.twitter.com/BGFuwE7cof
はちみつのような味わいという事で、クセの強いブルーチーズとも相性が良いです。貴腐ワインのような感覚で日本酒の枠を超えたペアリングを楽しむことが出来ます。変り種ともいえますが、試してみるのはおすすめです。
意外な日本酒の飲み方で面白い味わい方を!
どんなアレンジ方法があるのか、定番から意外なものまでご紹介していきます。安い日本酒や好みでなかった日本酒にも使えて、更に甘口日本酒に合うおすすめアレンジ方法もございますのでご覧下さい。
意外だけど日本酒の美味しいアレンジ・割り方
オンザロック
夏に発売される日本酒では「ロックで飲むことを前提に」造られて発売されている銘柄もあるので、近年日本酒オンザロックは定番になりつつあります。
ソーダ割り・ハイボール
また、熟成酒などのどっしりとしたお酒は炭酸で割ってレモンを絞る「日本酒ハイボール」もおすすめです。日本酒ハイボールはウイスキーハイボールに比べて度数も低く飲みやすいです。レモンの酸味も日本酒の酸味とマッチしてクセになる味わいです。ゴクゴクのめるのも魅力のひとつです。
日本酒サングリア
サングリアに人気の果物は「梨・桃・パイナップル」などです。ミックスさせても美味しいです。また、生のフルーツだけでなくフローズンフルーツや、シャーベットなどをいれるアレンジも見た目も華やかになり女性に人気です。フルーツにより味が変化しますのでコスパの良い安い日本酒で試してみるのもおすすめです。
バニラアイスにかけて
アイスクリームにかけるのにおすすめの日本酒は、古酒で味が濃厚なもの、貴醸酒のように甘みの強いものがおすすめです。達磨正宗からは、その名の通り「アイスクリームにかける日本酒」という名前のお酒が発売されていますし、玉川の熟成酒タイムマシーンも、アイスクリームにかけると美味しいと公式HPでおすすめされている程です。
辛口の日本酒にバニラアイスを注ぐと大人のフロートとして楽しめます。甘いものとお酒のマッチングを楽しむことができ、おすすめです。
日本酒におすすめの料理・おつまみを紹介
日本酒がどんどん進んじゃう絶品レシピ
フルーティキャロットラペ
作り方:人参をスライサーですりおろし、オリーブオイル・米酢を混ぜてグレープフルーツをしぼり、塩コショウで味を調え器に盛る。さっぱりとしたキャロットラペにグレープフルーツを混ぜることでフルーティな味わいが増し、同じくフルーティな日本酒との相性が良いおすすめのおつまみになります。
マグロとアボカドのタルタル
人気の組み合わせ
材料:マグロ…100g・アボカド…1/2個・ミニトマト…1個
ぶどう…4-6個・赤たまねぎみじんぎり…小さじ1
青ネギ…少々・レモン搾り汁…小さじ1
塩…少々・オリーブオイル…大さじ3
作り方:ミニトマトを8等分に、ぶどうは二等分に切り種を取る。アボカドは8mm角に切りボウルに移しレモン汁をかける。マグロはアボカドよりも大きめに切る。塩少々とオリーブオイル、赤たまねぎを加えやさしく混ぜる。こちらを器に盛り、ミニトマト、ぶどう、青ネギを散らして出来上がりです。芳醇な甘口日本酒との相性が良いおすすめレシピです。
クリームチーズ西京味噌
作り方:味噌・みりん・酒・はちみつをよく混ぜて、クリームチーズにかけ、その上にカシューナッツをふりかけます。味噌とチーズの味わいは日本酒によく合い止らなくなるおつまみです。甘口にも、辛口にも合うおすすめのおつまみです。
たまねぎバターポン酢
作り方:皮をむいたたまねぎの、あたまとおしりを切り落とし、六等分に切れ目を入れます(下まで切り落とさないのがポイントです。)これに、塩コショウ適量、ポン酢をかけて、バターはたっぷりめに落とし、ラップをして電子レンジで5分過熱します。バターとポン酢の味がたまねぎの甘みとマッチして美味しいおつまみになります。ポン酢の酸味も日本酒と相性がとても良いです。
日本酒おすすめ甘口ランキング!美味しい20銘柄のまとめ
日本酒の見分け方と味わい
マニアックになる必要はありませんが覚えておくと便利なこともありますので頭に入れておくと便利です。しかしデータだけでは計り知れない人間の味覚もありますので、色々なお酒を飲んでみて好みを探すのが一番のおすすめです。
日本で飲める幸せ
日本酒のなかで高級ラインだとしても、ワインやシャンパンの高級なものに比べるととても安い値段で買うことが出来るのも日本に住んでいる人の特権なので、日本のお酒の素晴らしさを体感してみる価値はあります。日本酒に関する記事ではこちらもおすすめです。是非このランキングでお気に入りの日本酒を見つけて楽しんでみましょう。
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