サッカー小説おすすめランキングTOP15!実話に基づく感動の青春物語も!
世界的に人気のあるサッカーは、多くの人々に感動を与えることができるスポーツです。日本でもサッカーを題材にした小説や、人気監督や天才選手を取り上げたノンフィクションが出版されています。この記事ではおすすめのサッカー小説やノンフィクションをランキング形式で紹介いたします。ランキングには、学生が主人公の青春小説からプロの世界を舞台にしたノンフィクションまで、サッカーに興味のある人におすすめの書物を15作集めました。
目次
サッカー小説おすすめランキング!感動のノンフィクションも
天才サッカー選手の青春が描かれた小説もご紹介
「メッシ 169センチの、本気!」
アルゼンチン代表のサッカー選手リオネル・メッシの半生を描いたノンフィクションは、2010年に東邦出版から出版されました。
天才サッカー少年だった彼は、13歳でFCバルセロナの下部組織に入団し、17歳でトップチームに昇格しました。
サッカーをプレーする人を対象にしたテキストや、幼いころから天才と呼ばれた人気選手や有名な監督に関するノンフィクションだけではなく、日本にはコミカルな作品やいわゆる感動物、ミステリーなどさまざまな作風のサッカー小説があります。
サッカー小説のおすすめをランキングでチェック!
サッカー小説には、天才と言われる主人公の青春を描いた作品や、天才やスター選手に挑戦する作品など様々な物語があります。サッカーの世界で活躍する人のノンフィクションを含めて、おすすめのサッカー小説とノンフィクションをランキング形式で15作紹介いたします。それではランキングスタートです!
サッカー小説のおすすめ人気ランキング15位~11位
まずはサッカー小説のおすすめ人気ランキングの15位から11位を発表します。大人向けの作品だけではなく、子供が楽しめる作品もランキングに入っています。
15位:サムライブルーの料理人 サッカー日本代表専属シェフの戦い
著者の西芳照は、2004年からサッカー日本代表の海外遠征に同行しているシェフです。代表選手に最高のパフォーマンスで試合に臨んでもらうための料理の工夫や食事の衛生管理、シェフが見た歴代の日本代表監督や選手の横顔が記された本です。
巻末にはシェフのおすすめレシピが掲載
サムライブルーの料理人 3.11後の福島から
2011年に東日本大震災が発生した時、西芳照は総料理長を務める福島県のJヴィレッジで、普段通りに仕事をしていました。
この本の続編にあたるのが、2014年に白水社から発行された「サムライブルーの料理人 3.11後の福島から」です。
西芳照一家の東京での避難生活やサッカーファミリーの支援による福島復興、2014年のW杯ブラジル大会に向けての日本代表の海外での食事事情が記載されています。
14位:Good old boys
サッカーに限らず、子供の習い事には保護者の協力が欠かせません。この小説は弱小サッカチームの牧原スワンズに所属する小学生たちの父親が主人公の短編連作集で、8組の親子が登場します。
小学生の子供を持つ親におすすめの小説
この小説で描かれている父親たちは、パパ友とも呼ぶべき距離感を保った関係を築いています。それを新鮮に感じた人や、子供がスポーツを習っているので登場人物に感情移入した人もいます。
13位:サッカーボーイズ 再会のグラウンド
はらだみずきのデビュー作で、サッカー少年の武井遼介を主人公とする「サッカーボーイズ」シリーズの第1作目にあたります。武井遼介の小学校から中学校にかけての成長を描いた5つの作品は、角川文庫の他にも角川つばさ文庫から新書版が発行されています。
サッカー少年におすすめの青春小説
小学校時代は地元のサッカー少年団に所属していた武井遼介は、地元の中学校のサッカー部に入部します。この小説ではサッカーを取り巻くチームメイトや大人(コーチや保護者)との関係がリアルに描かれており、サッカーをしている小中学生やその保護者からは、登場人物に共感したという感想が寄せられています。
12位:ラストシュート 絆を忘れない
サッカーチームのキッカーズに所属する小学6年生の広瀬ゆうが主人公の小説です。彼はチームのエースストライカーで、亡くなった父親もサッカーをしていました。広瀬ゆうはサッカー全国大会を目指して、チームメイトとともに困難に立ち向かい、成長していきます。
登場人物の成長に感動する
コンテンツはサッカーではあるけど、普段一緒にいたら薄れがちな人との絆との大切さを再認識させてくれる大好きな作品。
— 長野 ひろき (@IntelMilano51) December 4, 2018
日頃一緒にいてくれる人に感謝を伝えたくなる素敵な作品です。https://t.co/AstIbiml3W
ひたむきにサッカーに取り組む少年たちの成長に感動して、心が温かくなったという感想がある一方で、登場人物の言動や表現が大人びていて、小学生とは思えないという意見もあります。この小説の文章は一人称で書かれているので読みやすく、子供にもおすすめです。
11位:太陽ときみの声
朝日中高生新聞に連載されていた小説を単行本化したもので、テーマになっているのはブラインドサッカーです。サッカー部に所属する主人公の光瀬一輝は高校2年生の時に、遺伝性の病気によって視力が落ち、将来失明する可能性があることを告げられます。ショックを受けた彼が出会ったのが、ブラインドサッカーでした。
2018年に続編が発売
太陽ときみの声~明日のもっと未来へ~
2018年に発売された続編では、高校3年生になった光瀬一輝が自分の進路や将来について悩む姿が描かれています。
この小説の作者である川端裕人はルポライターとしても業績を残しており、日本ブラインドサッカー協会の協力のもとで取材を行っています。
2020年のパラリンピックの公式種目であるブラインドサッカーについて興味がある方や、川端裕人の小説「銀河のワールドカップ」のファンにおすすめの小説です。
サッカー小説のおすすめ人気ランキング10位~7位
サッカー小説のおすすめ人気ランキングの10位から7位を発表します。ボールを蹴っている選手だけではなく、指導者やプロクラブのスタッフが主人公を務めるサッカー小説もあります。
10位:ホペイロの憂鬱 JFL篇
この小説の主人公である坂上栄作は、ビッグカイト相模原というサッカークラブのホペイロ(ポルトガル語で用具係)です。スパイクを始めとする道具の管理やメンテナンスが本来の彼の仕事なのですが、クラブの雑用だけではなく、関係者の周りに起きた謎を解く探偵役をも請け負うことになります。
ミステリー好きにもおすすめのサッカー小説
選手に掛けられた畑荒しの疑いを晴らしたり、ぬいぐるみの行方を捜したりと、物語の中では小さいけれども放ってはおけない事件が起こります。短編連作なので読みやすく、創元推理文庫からは続編であるJ2篇とJ1篇が発売されています。
9位:サッカーの神様をさがして
サッカー小説のおすすめ人気ランキングの13位にランキング入りした「サッカーボーイズ 再会のグラウンド」の作者による小説です。サッカー少年である息子の高校進学を機に、主人公の春彦は自身の高校時代の出来事をブログに綴りはじめます。物語では春彦がサッカー部の設立に奔走した高校時代と現在とが、交互に描かれています。
Jリーグ以前の日本サッカー事情を描いた小説
推薦図書 http://t.co/pyqjGs9P loveandkany:はらだみずき「サッカーの神様をさがして」読了。ありふれてるって言う人もいるかも知れないけど、面白くて一気に読み切った。サッカー愛が詰まってる、サカオタには良書...
— Suisentosho (@suisentoshojp) October 12, 2012
現在の春彦は無名のサッカーライターです。家庭を持つ身でありながらフリーで収入が少ない彼に感情移入できなかった読者もいますが、だからこそ、サッカーに夢中だった彼の高校時代が美しく感じられたという意見もあります。クライマックスには感動したという感想もあり、サッカーに詳しくない人にもおすすめできる小説です。
8位:ヘダップ!
サッカーU-18の日本代表合宿に選ばれた実績を持つ主人公の桐山勇は、内定していたJ1チームへの入団をある事情で取り消されてしまいます。この小説では、高校卒業後にJFLの武山FCに入団した彼が、もがき苦しみながらもサッカー選手として、人間として成長を遂げる姿が描かれています。
人間関係に焦点を当てた青春小説
三羽省吾『ヘダップ! HEADS UP!』楽しくて、ジーンときて、サッカーが面白い!サッカー音痴の私が、試合の場面もちゃんと脳内再生できたんだから。失敗や成功、信頼や軋轢、大事な人の死、無かったことにするのじゃなくて全てを受け入れて前を向く。ヘダップ!あったかい言葉だ。
— お照 (@angra_hm) January 7, 2017
JFLにはプロ(Jリーグ加盟)を目指すクラブもあれば、アマチュアのクラブも存在します。桐山勇はスーパーで働いて生計を立てながらサッカーをするのですが、サッカーでも仕事でもさまざまな困難に直面します。泥臭く成長していく桐山勇の姿には、多くの読者からは感動したという意見が寄せられています。
7位:それ自体が奇跡
勤務先のサッカー部が廃止になった田口貢は、大学時代の先輩にJリーグへの参入を目指すカピターレ東京への入団を勧められます。無収入にも関わらず、彼は入団を決意し、妻の綾に「本気のサッカーがしたい」と宣言したことから夫婦の危機が訪れます。
夫婦の絆がテーマのサッカー小説
『それ自体が奇跡』著:小野寺史宜
— 今日もどこかで (@satoko3495) July 7, 2018
一組の若い夫婦の物語。自分の当
時を思い出しながら読んだ。面白
かった。出会った頃の気持ちを、
いつまでも保つって難しいよなあ
。でも夫婦だから。夫婦って言葉
けっこういいかも。なんて思っ
た。
1ヶ月ごとに夫婦の視点を変えて、物語は綴られます。夫婦関係が劇的に変わるような感動的な出来事は起こらないのですが、それを物足りないと感じる読者もいれば、リアリティがあると感じた読者もいます。夫婦のコミュニケーションや歩み寄りの重要性が描かれており、結婚している人だけではなく独身の人にもおすすめできる小説です。
サッカー小説のおすすめ人気ランキング6位~4位
サッカー小説のおすすめ人気ランキングの6位から4位には、高校サッカーを描いた青春小説や、天才ではないからこそ現在も成長を続けるベテランサッカー選手のノンフィクションがランキング入りしています。
6位:悪魔のパス天使のゴール
現役時代には天才と称えられ、日本代表でも活躍したサッカー選手の中田英寿をモデルにしたサッカー小説です。イタリアのプロサッカーリーグであるセリエAが舞台で、一部の外国人選手は実名で登場します。この小説がWebで連載されていた2002年前後のヨーロッパのサッカー事情を知っていれば、より楽しめる小説です。
主人公がドーピング薬の真相を追う
字でスポーツってほんとに難しいと思うんだけど村上龍の「悪魔のパス天使のゴール」はすごい良かった…すごいサッカーしてた…
— 🌶️ (@ichimimosuki) June 19, 2018
サッカーの試合のリアリティに溢れた描写は、サッカーに詳しい人とそうでない人の両方から支持されていますが、物語の発端となったドーピング薬の真相については、尻切れトンボのように感じた人もいます。また、イタリアの料理やワイン、音楽について詳細に描かれているので、旅行気分を味わうこともできます。
5位:残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日
Jリーグの川崎フロンターレの中心選手である中村憲剛の、2010年の南アフリカW杯から2015年までの選手生活を記録したノンフィクションです。2003年に川崎フロンターレに入団した中村憲剛は少年時代に天才と呼ばれたわけでもなければ、体格に恵まれているわけでもありません。ですが、それゆえに変化を求め、現在も成長を続けている選手です。
残心とは武芸に由来する言葉
読了。憲剛さんにたくさん「ごめんね」と「ありがとう」の気持ち。知ってるつもりだった、全然知らなかった。時間をかけて、丁寧に綴っていただいた著者の飯尾さんにも感謝。
— グラッデン (@yoshi141) April 29, 2016
「残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日(飯尾篤史)」 https://t.co/FjK7nvTUzd
この本では本人だけではなく関係者にも取材を行っており、苦境に陥っても立ち上がる中村憲剛という人間の姿を描いています。彼の選手生活とともにクラブの歴史を見守ってきた川崎フロンターレのサポーターだけではなく、多くのサッカーファンにおすすめのノンフィクションです。
4位:レッドスワンの絶命 赤羽高校サッカー部
2015年に刊行された「レッドスワンの絶命」の文庫版で、メディアワークス文庫からは続編となる「レッドスワン」シリーズが刊行されています。舞台となるのは新潟県の私立赤羽高校サッカー部はは、過去に9回全国大会出場を果たしたサッカーの名門ですが、様々なアクシデントに見舞われ、廃部の危機を迎えます。
公式サイトでは試し読みが可能
「レッドスワンの絶命」#読了
— かんなづき (@niconiko888) December 4, 2018
サッカーがメインだからついていけるかな、と心配だったけど…
十分楽しめます!!!
1人1人個性が強いし、激しくぶつかり合うこともしばしば。けれどフィールドに立ったら誰一人力抜くことなく本気で相手に挑む。
自分もフィールドのそばで見ているように感じました。 https://t.co/tRWFnAdcMt
新しく顧問に就任した舞崎世怜奈は、10年に1度の天才と称えられながらも怪我でサッカーができなくなった部員の高槻優雅をパートナーに迎え、知恵と戦術を武器にチームの再建を図ります。部活の人間関係や恋愛などの青春小説の王道を描いた作品で、サッカーに詳しくなくても楽しめたという感想が寄せられています。
サッカー小説のおすすめ人気ランキング3位~1位
いよいよサッカー小説のおすすめ人気ランキングトップ3の発表です。小説の人気シリーズだけではなく、サッカーを通して人生について考えさせられるノンフィクションもランキング入りしています。
3位:龍時 01-02
志野龍時を主人公とする「龍時」シリーズの第1作目で、タイトルに書かれている数字は西暦を示しています。世界との実力差を痛感し、たった1人でスペインに渡ったサッカー少年の志野龍時の活躍と成長が描かれています。
作者の急逝が惜しまれる
言葉の壁や人種、国籍などの日本の高校サッカーでは考えられない問題に直面しながらも、龍時はサッカー選手として成長していきます。後に龍時はオリンピックに出場し、世界の強豪と戦うのですが、作者の野沢尚が2004年に急逝したため、この作品は未完となっています。
「龍時01-02」を読んだ人の感想
サッカー小説だったら『龍時』がお勧め。Jリーグや日本代表で有名な実在の選手が登場することに加えて、日本で燻る事に我慢できなくなった少年が海外に挑戦し、そして日本代表まで上り詰め、各国の名だたる強敵と渡り合うまでの成長や思春期ならではの煩悶や、そして覚醒に至るまでの描写が凄くてだ。
— 零井あだむ (@lilith2nd) March 22, 2016
まだ海外で活躍する日本人選手が少なかった2000年代に、臨場感の溢れるサッカーを描いて人気を得た小説であるだけに、読者からは未完を惜しむ声が上がっています。また、高校を中退して、レベルが高く厳しい環境に身を置いた龍時の生き方に感動した読者もいます。
2位:オシムの言葉
ユーゴスラビア代表や日本代表を率い、独特の「オシム語録」で知られたイビチャ・オシムの半生を描いたノンフィクションです。2008年に集英社から刊行された文庫本「オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える」の増補改訂版で、日本代表監督退任後、母国のサッカー協会のために尽力したイビチャ・オシムの姿が描かれています。
天才やスター選手、遅咲きの努力家など、イビチャ・オシムは多くの選手を指導してきました。この本では、イビチャ・オシムの指導を受けた選手や通訳のインタビューだけではなく、彼が経験した母国ユーゴスラビアの崩壊と民族紛争についても記されています。
「オシムの言葉」を読んだ人の感想
『オシムの言葉』を読んで考えることの大切さを知ることができ、そこから嫌いでたまらなかった本を読むようになった。
— 大さこ 武士 (@sako27fp) October 6, 2017
オシムさんが日本代表監督としてワールドカップを戦ってるところが見たかった。 pic.twitter.com/hsuzNZATzX
オシムチルドレンとも言われる阿部勇樹や、ランキング5位に入った中村憲剛のように、イビチャ・オシムの影響を受けたサッカー選手は少なくありません。また「オシムの言葉」を読んで、その生き方や言葉に感動した読者や、人生についての考え方が変わった読者もいます。
1位:銀河のワールドカップ
アニメ「銀河へキックオフ」の原作となった小説です。アニメは小学生の太田翔(小説では太田翼)と高遠エリカを中心にストーリーが展開していましたが、小説ではチームのコーチで元Jリーガーの花島勝を中心に、物語が展開します。
天才を教えるサッカー指導者の視点も描かれている
「風のダンデライオン」
2012年に集英社文庫から刊行された「風のダンデライオン」は、高遠エリカが主人公で「銀河のワールドカップ ガールズ」というサブタイトルが付いています。
この小説には、性格にクセのある「三つ子の悪魔」や小柄な天才ストライカー、保護者気質のGKなどの個性豊かな子供たちが登場します。
人気ランキング11位の「太陽ときみの声」は、「銀河のワールドカップ・サイドB」に位置づけられており、共通の人物も登場するので、この小説を気に入った人におすすめです。
「銀河のワールドカップ」を読んだ人の感想
『銀河のワールドカップ』
— ゆうと@読書垢 (@ms_hy0710) February 21, 2017
川端裕人
サッカー好きには必見⚽
私はサッカー部を引退しましたが、またやりたい!という衝動に刈られ、読み終わった後ボールを片手に公園に駆け出しました
こんなチームでサッカーが出来たら楽しいだろうなと思いました☺#読書好きと繋がりたい #サッカー pic.twitter.com/D6GEGwrBWY
物語の終盤の展開にはやや無理があるという意見もありますが、魅力的な登場人物の成長と心情、サッカーを楽しむことについて触れたストーリーが、多くの読者から支持を得ています。子供のために購入した保護者もおり、サッカー好きな小学生の読書にもおすすめです。
サッカーの魅力について
子供から大人まで夢中になる
サッカーの楽しみ方は人によって異なり、プロの選手を目指してボールを蹴る人もいれば、試合をスタジアムやTVで観戦する人もいます。年齢や性別を問わずに楽しみ、感動できることがサッカーの魅力です。
人を感動させる劇的なドラマが生まれる
【高校サッカー名場面といえば。】
— ☆サッカー動画集☆ (@football_rty) December 8, 2018
大迫半端ないって もう!
あいつ半端ないって!
後ろ向きのボールめっちゃトラップするもん!
そんなん出来ひんやん普通。pic.twitter.com/EHtqGYhHrH
「2018ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10にランキング入りした「大迫、半端ないって」は、2009年に行われた「第87回全国高校サッカー選手権大会」の準々決勝で、鹿児島城西高校に敗れた滝川第二高校のキャプテンが発した言葉です。大迫勇也は大会中に10ゴールを決め、高校卒業後に鹿島アントラーズに入団しました。
青春時代をサッカーに打ちこんだ高校生の集大成となる「全国高校サッカー選手権大会」からは、無数の感動的なドラマと、多くのプロサッカー選手が生み出されました。小学生時代から天才と称えられていた対戦相手を賞賛するだけではなく、敗北の悔しさやチームに笑いをもたらそうとしたキャプテンの心配りがこめられていたのが「半端ないって」という叫びだったのです。
「事実は小説よりも奇なり」なサッカーの世界
2018年のJリーグではホーム&アウェイ方式で34試合のリーグ戦が行われました。ガンバ大阪は折り返し地点(17節終了時点)で16位(勝ち点15)というJ2降格の危機に陥っていました。7月にレヴィー・クルピが監督を解任され、後任として宮本恒靖がガンバ大阪の監督に就任しました。
宮本恒靖の指揮のもと、ガンバ大阪はクラブ記録に並ぶ9連勝をあげて降格の危機を脱し、9位(勝ち点48)でシーズンを終えました。「クラブの伝説的な存在(レジェンド)で語学堪能なイケメンが監督に就任して、チームが連戦戦勝する」という小説や漫画のような出来事が起こったのです。
サッカー漫画も楽しめる!「キャプテン翼」の凄さ
世界の超一流プロたちも愛読していた
世界的に人気のサッカー漫画「キャプテン翼」
高橋陽一原作の「キャプテン翼」は1981年に週刊少年ジャンプで連載が開始されました。
大空翼は現在、スペインのFCバルセロナに在籍していますが、彼の入団が発表されると、ライバルチームであるレアル・マドリードの幹部は悔しがったそうです。
天才サッカー少年大空翼の青春と活躍を描いたサッカー漫画「キャプテン翼」は、個性的なキャラクターが人気を集め、日本だけではなく世界中でブームとなりました。日本だけではなく、外国のサッカー選手にも「キャプテン翼」の影響を受けた人が少なくはありません。
「キャプテン翼」がきっかけでサッカーを始めた選手も多い
2017年にヴィッセル神戸に入団した元ドイツ代表の人気サッカー選手ルーカス・ポドルスキは「キャプテン翼」の大ファンで知られています。また、2017年に現役を引退したイタリアの元代表選手フランチェスコ・トッティには、「キャプテン翼」の必殺シュートを練習したというエピソードがあります。
「キャプテン翼」はイラク復興にも活躍
日本の自衛隊は、2003年12月から2009年2月まで、復興支援のためにイラクに派遣されていました。自衛隊の給水車には中近東で「キャプテンマージド」と呼ばれている「キャプテン翼」のステッカーが貼り付けられ、現地の人々から人気を集めました。
サッカー小説おすすめランキングTOP15のまとめ
今夜は眠れない
「今夜は眠れない」は宮部みゆきのミステリー小説で、主人公はサッカー少年です。
実際のサッカーやそれを元にしたノンフィクションだけではなく、少年少女の成長や青春や大人が活躍する「プロの世界」を描いたサッカー小説には、人を感動させる要素が詰まっています。
このランキングを、お気に入りの作品を探す参考にしてください。
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