村上春樹の小説おすすめ人気ランキングTOP21!代表作や初心者向け作品も紹介

多くのファンを集める小説家・村上春樹の作品を、おすすめ人気ランキングTOP12でご紹介します。初心者にも読みやすい作品や、多くの人に知られている代表作、映画化された話題作など、様々な作品が登場するランキングです。村上春樹の作品を今まで読んだことが無いという人や、何となく読みづらそうと思っている人も、おすすめランキングを参考にして自分の好みに合いそうな作品を探してみて下さいね。

目次

  1. 村上春樹の小説おすすめ人気ランキングTOP21!
  2. 村上春樹の小説おすすめ人気ランキング21位~11位
  3. 村上春樹の小説おすすめ人気ランキング10位~7位
  4. 村上春樹の小説おすすめ人気ランキング6位~4位
  5. 村上春樹の小説おすすめ人気ランキング3位~1位
  6. 村上春樹の小説おすすめ人気ランキングTOP21!のまとめ

村上春樹の小説おすすめ人気ランキングTOP21!

村上春樹の初心者向け人気代表作を紹介

サインに応じる村上春樹

長編も短編も様々

多くのファンを集めるのが人気小説家の村上春樹です。身の回りで話題にはなっているけれど、実はまだ読んだことが無いという人も居るでしょう。

 

初心者向けの作品や、チェックしておきたい代表作など、村上春樹のおすすめ作品ランキングTOP21をご紹介します。

村上春樹はとても作品数の多い有名作家なので、多くの作品の中にきっと自分の好みに合うものが見つかるはずです。有名な代表作ではないマイナーな作品に、お気に入りがあるかもしれません。

村上春樹ってどんな人?

頭に手を当てる村上春樹

個性的な経歴

村上春樹は、早稲田大学在学中にジャズ喫茶を開業し、その傍ら小説を執筆していました。

 

1979年「群像」に応募した「風の歌を聴け」で新人文学賞を受賞して作家としてデビューすると、その独特の文体で注目されました。

「羊をめぐる冒険」「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」など、様々な文学賞を受賞し、「ノルウェイの森」「1Q84」など代表作ともいえる大ヒットの人気長編小説も発表しています。ハルキストと呼ばれる熱狂的ファンを獲得するなど、日本を代表する小説家の一人です。

村上春樹の作品が世界中で人気の理由

ドアの前に立つ村上春樹

何か国語にも翻訳されている

村上春樹の作品は、日本語だけでなくとても多くの外国語に翻訳されて、世界中の読者から愛されています。その理由は何でしょうか?

村上春樹の作品は、文章からイメージが湧きやすく、外国語への翻訳がしやすいためだと考えられます。また、多くの読者の共感を呼ぶような村上春樹の表現力が、言葉の壁を超えるのでしょう。

村上春樹の小説おすすめ人気ランキング21位~11位

口元に手を当てる村上春樹

ランキングスタート

ここから早速ランキングを見ていきましょう。まずは第21位から11位です。気になる作品を探してみて下さい。

21位:職業としての小説家

ランキング第21位の基本情報

書店に並ぶ職業としての小説家

村上春樹ファンなら欠かせない一冊

出版日:2015年9月10日
出版社:スイッチ・パブリッシング
価格:1944円
ジャンル:自伝エッセイ

「職業としての小説家」のあらすじは?

職業としての小説家の表紙

小説家の頭の中を覗く

小説家の村上春樹が、デビューから今までどのように考え、歩んできたのかを語っている、ファン必読の作品です。

 

仕事に対する姿勢は小説家としてだけでなく、私たちの実生活にも活きるようなメッセージにもなります。

 

初心者の方は、まずこのようなエッセイから作者の人となりに触れるのも良いでしょう。

20位:約束された場所で

ランキング第20位の基本情報

約束された場所での表紙

アンダーグラウンドの続編

出版日:1998年11月
出版社:文藝春秋
価格:724円
ジャンル:ノンフィクション

「約束された場所で」のあらすじは?

約束された場所で2の表紙

事件を風化させない

ランキング第20位の「約束された場所で」は、地下鉄サリン事件について調査して執筆されたノンフィクション「アンダーグラウンド」の続編です。

 

被害者や病院関係者へインタビューした「アンダーグラウンド」に対し、この作品はオウム真理教の信者や元信者にインタビューして執筆されています。

 

「アンダーグラウンド」と合わせて、村上春樹のノンフィクションの代表作と言えるでしょう。

19位:1973年のピンボール

ランキング第19位の基本情報

1973年のピンボールとぬいぐるみ

村上春樹2作目の長編小説

出版日:1980年6月17日
出版社:講談社
価格:780円
ジャンル:長編小説

「1973年のピンボール」のあらすじは?

1973年のピンボールの表紙

繰り返し読みたくなる

おすすめランキング第19位の「1973年のピンボール」は、「僕」と「鼠」それぞれの物語からほろ苦い青春を描くストーリーです。

 

二つの視点で進むこの作品は、初心者にはちょっと難解に感じる部分もありますが、村上春樹の世界観を味わいたいならぜひおすすめな代表作の一つです。

18位:うずまき猫の見つけ方

ランキング第18位の基本情報

うずまき猫の見つけ方のイラスト表紙

「SINRA」に連載されたコラム

出版日:1996年5月24日
出版社:新潮社
価格:1944円
ジャンル:エッセイ

「うずまき猫の見つけ方」のあらすじは?

うずまき猫の見つけ方の表紙

猫の写真は妻が撮ったもの

「うずまき猫の見つけ方」は、雑誌「SINRA」に連載されたコラムを加筆修正してまとめた作品です。

 

大平正芳に雰囲気の似ている猫に「まさよし」と名を付けた話や、著者の奥さんの話など、様々な小さなテーマを扱った気軽に読めるエッセイ集です。

 

村上春樹の代表作と言われる長編小説には手が伸びない初心者の方も、エッセイ集なら読みやすくておすすめです。

17位:村上ラヂオ

ランキング第17位の基本情報

村上ラヂオの1と2

初心者も気軽に読めるエッセイ集

出版日:2001年6月8日
出版社:マガジンハウス
価格:497円
ジャンル:エッセイ

「村上ラヂオ」のあらすじは?

村上ラヂオの表紙

小説が難しいならエッセイから

女性向け雑誌「anan」に連載されたコラムをまとめた作品で、村上春樹の考えること、感じることが様々な事柄に絡めて書かれています。

 

村上春樹の小説は複雑だったり抽象的で難しかったりというイメージがあるかもしれません。

 

しかし、エッセイを読むと、村上春樹が発信しようとしていることは案外シンプルなメッセージなのかもしれないと思わされます。

16位:かえるくん、東京を救う

ランキング第16位の基本情報

カフェで読む村上春樹

完全英訳を合わせて出版

出版日:2014年7月16日
出版社:NHK出版
価格:1296円
ジャンル:短編小説

おすすめランキング第16位の「かえるくん、東京を救う」は、「新潮」の連作短編小説で1999年12月号に掲載され、2000年2月の「神の子どもたちはみな踊る」に収録されました。その後、ジェイ・ルービンによって翻訳されて、2014年に書籍化されています。ファンタジーでありながら重厚なテーマを扱う名作で、英語の勉強も出来ておすすめです。

「かえるくん、東京を救う」のあらすじは?

かえるくん、東京を救うの英訳完全読解

かえるくんとみみずくんの戦い

片桐の元に突然現れた巨大な蛙は「かえるくん」と名乗り、東京を地震による壊滅から救うためにやってきたと話します。

 

片桐が務める東京安全信用金庫新宿店の真下が地震の震源地であるため、片桐とかえるくんは地下に潜り、みみずくんと戦って地震を阻止します。

 

登場キャラクターがかえるくんとみみずくんというファンタジーですが、重いテーマにぐんぐん引き込まれて読めるおすすめ作品です。

英語の解説がとても丁寧で、高校英語のレベルで理解できて難しすぎないので、楽しみながら英語の勉強がしたいという人にとてもおすすめです。もちろん、「神の子どもたちはみな踊る」の短編集で読むのも良いでしょう。

15位:アフターダーク

ランキング第15位の基本情報

アフターダークの文庫本

深夜から夜明けまでの神秘的な時間

出版日:2004年9月7日
出版社:講談社
価格:1512円
ジャンル:長編小説

おすすめランキング第15位の「アフターダーク」は村上春樹の11作目の長編小説で、英訳版は「ニューヨーク・タイムズ」の「2007年注目の本」小説部門のベスト100に選ばれています。村上春樹特有の神秘的な情景描写が光る作品です。抽象的表現が多いので初心者には読みにくく感じるかもしれませんが、村上春樹ファンならぜひおすすめな代表作の一つです。

「アフターダーク」のあらすじは?

アフターダークの表紙

読むたびに色々なことを感じられる

物語は「私たち」という肉体の無い観念的な視点から語られます。

 

中国語が話せるコンプレックスを抱いた女子大生や、ジャズトロンボーン吹きを辞めて司法試験を目指す大学生など、様々な人物が登場します。

 

中には、正体不明の顔の無い男という不思議なキャラクターもいます。

 

様々なキャラクターを通して、深夜から夜明けまでの不思議な時間に漂う抒情的な感覚を味わえる作品です。

14位:アンダーグラウンド

ランキング第14位の基本情報

アンダーグラウンドと約束された場所で

地下鉄サリン事件のノンフィクション作品

出版日:1997年3月13日
出版社:講談社
価格:1166円
ジャンル:ノンフィクション

おすすめランキング第14位の「アンダーグラウンド」は、1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件について、被害者や関係者に直接取材をして執筆された、ノンフィクション小説です。作家としての洞察力と表現力で、リアルな感覚が生まれるような作品で、事件を知り風化させないために意義ある代表作です。

「アンダーグラウンド」のあらすじは?

アンダーグラウンドの表紙

マスコミの情報では分からないリアル

地下鉄サリン事件において、実際に現場に居合わせた人々が、何を見て何を感じ、どのように動いたのかということを描いています。

 

総勢62人の証言者に会い、被害者や対応した病院の関係者、被害者の会の担当者など、様々な視点からリアルな言葉を集めています。

続編として、オウム真理教の信者や元信者への取材で執筆された「約束された場所でunderground2」も発表されています。こちらも合わせて読むことで、事件について深く考え、知ることが出来るでしょう。事件から年月が経ち、知らない世代が増えてきたからこそおすすめしたい作品です。

13位:スプートニクの恋人

ランキング第13位の基本情報

スプートニクの恋人と他の村上春樹作品

村上春樹の世界観を味わう

出版日:1999年4月20日
出版社:講談社
価格:637円
ジャンル:長編小説

おすすめランキング第13位の「スプートニクの恋人」は、「理解というものは、つねに誤解の総体に過ぎない」という著者の普遍的な考えを表現した長編小説です。村上春樹のファン、その世界観を味わいたいという人にぜひおすすめな、代表作の一つです。

「スプートニクの恋人」のあらすじは?

スプートニクの恋人の表紙

人の出会いの儚さと美しさ

17歳年上の既婚者の女性・ミュウに恋をした、22歳のすみれが主人公です。物語は、そんなすみれに恋をする「僕」の視点で進みます。

 

ヨーロッパで一緒に働くミュウとすみれの元に呼ばれた僕は、音楽と月の光に導かれてミュウの姿を目撃します。

 

村上春樹の多くの作品で描かれている喪失や孤独が、この作品でも美しく描かれています。

一度で物語の意味やメッセージを掴めなければ、時間をおいて繰り返し読んでみるのがおすすめです。読むたびに味わいが変わるのも、小説の魅力です。

12位:遠い太鼓

ランキング第12位の基本情報

カフェで遠い太鼓を読書

ヨーロッパでの日々を綴る

出版日:1990年6月19日
出版社:講談社
価格:864円
ジャンル:長編旅行記

おすすめランキング第12位の「遠い太鼓」は、このランキングの中では珍しい旅行エッセイです。1986年から1989年の三年間にイタリアやギリシャなどに滞在した日々を、日記のような形で書き綴っています。とても読みやすいので初心者にもおすすめです。

「遠い太鼓」のあらすじは?

遠い太鼓の表紙

作家としての転換期を感じる作品

ある朝遠くから聞こえてきた太鼓の音にさそわれて、ギリシャ・イタリアへと旅に出る、そんな始まりの旅行エッセイです。

 

村上春樹が「ノルウェイの森」や「ダンス・ダンス・ダンス」の執筆を終えて、三年間を異国の地で過ごした転換期が描かれています。

11位:ねじまき鳥クロニクル

ランキング第11位の基本情報

ねじまき鳥クロニクルの三部作

長編でも読みやすくておすすめ

出版日:1994年4月12日
出版社:新潮社
価格:680円(第一部)724円(第二部)907円(第三部)
ジャンル:長編小説

おすすめランキング第11位の「ねじまき鳥クロニクル」は、初心者にもおすすめできる比較的読みやすい長編小説で、第47回読売文学賞を受賞するなど評価も高い作品です。村上春樹ならではの、現実と不思議な世界が交差するような描写もあり、ファンからも人気を集めています。第三部での展開がとても面白いので、ぜひ最後まで読破することをおすすめします。

「ねじまき鳥クロニクル」のあらすじは?

ねじまき鳥クロニクル第三部の表紙

他の作品との関連も面白い

主人公の「僕」は、会社勤めを辞めて主夫となり、妻のクミコは雑誌の編集者として働いています。

 

順調に見えた夫婦生活ですが、飼い猫が失踪したことをきっかけに二人の関係が変わり始め、クミコまで失踪してしまいます。

 

クミコの失踪の真相を突き止めようとする僕を通して、様々な人物が描かれます。

この作品に登場するキャラクターが、後にヒットして代表作ともなる「1Q84」に登場していたり、短編小説「加納クレタ」の主人公と姉が登場したりと、村上春樹の他の作品との関連も面白いです。作家のファンになると、執筆の背景や構想段階での作品のつながりを知ることで、より深く作品を味わえるようになります。

村上春樹の小説おすすめ人気ランキング10位~7位

街を歩く村上春樹

名作が揃うランキング

ここから、いよいよTOP10に入ります。誰もがタイトルを知っている代表作も続々登場します。まずは第10位から7位です。

10位:東京奇譚集

ランキング第10位の基本情報

東京奇譚集のハードカバー

5つの短編を収録

出版日:2005年9月16日
出版社:新潮社
価格:464円
ジャンル:連作短編小説集

おすすめランキング第10位の「東京奇譚集」には、「偶然の旅人」「ハナレイ・ベイ」「どこであれそれが見つかりそうな場所で」「日々移動する腎臓のかたちをした石」「品川猿」の5つの短編が収録されています。どれも登場人物たちの不思議な運命に引き込まれる傑作です。村上春樹作品の初心者の方にもおすすめです。

「東京奇譚集」のあらすじは?

東京奇譚集の表紙

映画化もされた「ハナレイ・ベイ」

主人公サチの息子は、ハワイでサーフィン中にサメに襲われて亡くなり、それからサチは息子の命日に合わせて毎年ハワイに行くようになります。

 

そんな習慣が10年以上続いた頃、サチは二人の日本人の若者に出会います。その若者との交流を通して、息子の死と向き合っていくサチの物語です。

 

他の短編も、喪失と希望を描いて心に刺さってくるような傑作が揃っています。

この作品で村上春樹の短編が気に入ったら、「中国行きのスロウ・ボート」「回転木馬のデッド・ヒート」「神の子どもたちはみな踊る」など、代表作ともいえる他の人気短編集も読んでみると良いでしょう。長編はハードルが高くても、短編集なら気軽に読み始めることが出来ます。

9位:羊をめぐる冒険

ランキング第9位の基本情報

羊をめぐる冒険の上下巻

文芸新人賞受賞のおすすめ作品

出版日:1982年10月13日
出版社:講談社
価格:2052円
ジャンル:長編小説

「鼠三部作」の第三作目で、村上春樹の世界観が存分に発揮されている長編小説です。初心者の方が村上春樹作品の雰囲気に触れるなら、おすすめしたい一作です。第4回野間文芸新人賞を受賞し、高い評価を得ている代表作の一つです。村上春樹特有のファンタジー感もあり、展開がどうなるのかというサスペンス感もあります。

「羊をめぐる冒険」のあらすじは?

羊をめぐる冒険

ファンタジーとミステリー

妻と別れた主人公の「僕」は、耳専門モデルの女の子と付き合うようになります。

 

彼女は耳に不思議な能力を持っていて、「もうすぐ電話がかかってくる。羊のこと、そして冒険が始まる」と言います。

 

経営する広告代理店で制作したPR誌に写っている羊を探すことになった僕と、ガールフレンドの冒険の物語です。

8位:国境の南、太陽の西

ランキング第8位の基本情報

国境の南、太陽の西の文庫本

バブル期の東京が舞台

出版日:1992年10月5日
出版社:講談社
価格:648円
ジャンル:長編恋愛小説

おすすめランキング第8位の「国境の南、太陽の西」は、1994年に発表された「ねじまき鳥クロニクル」の執筆にあたって、削除した部分を元にして書かれた長編小説です。日常の中に潜む不安や焦燥感を浮き彫りにするような恋愛小説で、ファンの中でも人気の高い作品です。

「国境の南、太陽の西」のあらすじは?

国境の南、太陽の西の表紙

大人の男女の恋愛物語

出版社を辞めてジャズバーを経営している主人公の始の物語です。

 

義理の父からの援助で店を持ち、子どもにも恵まれて幸せな暮らしをしている始ですが、自分の人生に漠然とした不完全さを感じています。

 

そんな時にかつて好きだった小学校の同級生と再会します。ここから始まる、大人の男女の恋愛物語です。

幸せを求める登場人物たちの姿に、多くの人が共感する作品です。村上春樹作品は、キャラクターたちの会話のやり取りの中に、人の真理を突くような深いテーマが込められていて、それが作品の味わい深さになっています。この作品にも村上春樹らしさが出ているので、初心者の方にもぜひおすすめです。

7位:色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

ランキング第7位の基本情報

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の文庫本

長いタイトルが印象的

出版日:2013年4月12日
出版社:文藝春秋
価格:1836円
ジャンル:長編小説

おすすめランキング第7位は、長いタイトルが印象的な「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」です。様々な伏線が張られたミステリー小説で、ストーリーの流れや作品の雰囲気に村上春樹らしさが感じられ、初心者にもおすすめです。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」のあらすじは?

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の表紙

読者の想像を掻き立てるラスト

主人公の多崎つくるは年上の恋人・沙羅から、二人の関係に潜むよそよそしさを打開するため、自分自身と向き合う必要性を指摘されます。

 

つくるは、高校時代にいつも一緒にいた四人の友人を順に訪ねながら、自分自身と沙羅との関係を見つめていきます。

 

物語の結末は読み手の解釈によって変化するところが、面白いポイントです。

村上春樹作品の初心者でも読みやすいと評判の作品なので、まず一作読んでみようという人におすすめします。愛が人を救うというシンプルで普遍的なテーマが含まれていて、誰にとっても感じるところのある作品でしょう。

村上春樹の小説おすすめ人気ランキング6位~4位

仕事場での村上春樹

じっくり読みたい長編

続いて第6位から4位です。おすすめの長編小説が並び、どれもそれぞれに違ったテイストで楽しめます。

6位:海辺のカフカ

ランキング第6位の基本情報

海辺のカフカの上下巻

村上春樹の代表作の一つ

出版日:2005年3月1日
出版社:新潮社
価格:767円(上巻)、810円(下巻)
ジャンル:長編人間ドラマ

ランキング第6位の「海辺のカフカ」は、村上春樹の代表作ともいえる有名作品の一つで、ファンの間でも人気が高いです。村上春樹ならではの複数人物のストーリーが同時に進んでいく形式で、初心者には解釈が難しい部分もあるかもしれませんが、考えながら読むのも楽しみです。作者が自ら作品解説している本も出版されているので、そちらも合わせておすすめです。

「海辺のカフカ」のあらすじは?

海辺のカフカの表紙

15際の誕生日から始まる旅

主人公のカフカは、15歳の誕生日に家を出て、長旅の末に辿り着いた小さな図書館で暮らし始めます。

 

カフカの父を刺してしまった老人のナカタの旅路と、途中で出会う青年ホシノのストーリーも交差して、物語が進みます。

 

カフカは父から「いずれ自分の母と姉と交わり、父を手にかける」という呪いをかけられており、その行方も物語のキーになります。

登場する様々な人物が何を意味しているのか、主人公カフカの母とも解釈できる人物が、実際は何者なのかなど、読み手の理解に任されている部分が多く、自分なりの解釈で物語を味わうという楽しみがあり、人気が高い小説です。

5位:ダンス・ダンス・ダンス

ランキング第5位の基本情報

ダンス・ダンス・ダンスの上下巻

「羊をめぐる冒険」の続編小説

出版日:1988年10月13日
出版社:講談社
価格:713円(上下巻ともに)
ジャンル:長編小説

おすすめ人気ランキング第5位の「ダンス・ダンス・ダンス」は、デビュー作の「風の歌を聴け」や「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」と同じ人物を主人公にした作品です。単体でも読めますが、これらの作品を合わせて読むとさらに深く世界観を楽しめるでしょう。

「ダンス・ダンス・ダンス」のあらすじは?

ダンス・ダンス・ダンスの表紙

運命はどう転がっていくか

フリーのライターをしている主人公の「僕」は、前作「羊をめぐる冒険」に登場した元恋人のキキに会いに、札幌の「いるかホテル」へ行きます。

 

いるかホテルで羊男と再会した僕。そして、ホテルに取り残された美少女・ユキを東京まで連れていくことを頼まれます。

主人公の僕が、奇妙なダンスステップを踏みながら、先の見えない運命の道を歩いていく描写に、どんどん引き込まれる名作です。様々な登場人物に、読者は思わず自分の内面に潜む感情を重ね合わせてしまいます。

4位:世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

ランキング第4位の基本情報

世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドの上下巻

二つの章から成る4作目の長編小説

出版日:1985年6月15日
出版社:新潮社
価格:810円(上巻)724円(下巻)
ジャンル:長編小説

SFファンタジー作品である「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」は、「ハードボイルド・ワンダーランド」の章と「世界の終わり」の章が交互に進み、別の主人公の世界が描かれます。村上春樹の自伝的な小説でもあり、ファンの中でも人気の高い作品です。読者にその後を想像させるような描写も魅力的です。

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」のあらすじは?

世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドの表紙

二つのストーリー

「ハードボイルド・ワンダーランド」の主人公は、暗号を取り扱う計算士で、人間の潜在意識による数値変換の技術を持つ人物です。

 

主人公は、ある人物から世界が終わることを告げられます。「世界の終り」の主人公は、壁に囲まれた街で一角獣の骨から夢を読むという仕事をしています。

 

二つのストーリーが交差する不思議な世界観が面白い作品です。

村上春樹の小説おすすめ人気ランキング3位~1位

本を持つ村上春樹

TOP3はどの作品?

いよいよTOP3の発表です。ここまでも多くの人から人気を集める名作が登場しましたが、その中でも特におすすめな三作品です。

 

発行部数も記録的数字ですし、映画化など他のメディアにも広がる人気を見せています。

 

読者からの口コミ評価もご紹介しますので、ぜひ作品選びの参考にして下さい。

3位:1Q84

ランキング第3位の基本情報

1Q84の3の表紙

読み応えのある長編

出版日:2009年5月30日
出版社:新潮社
価格:637円
ジャンル:長編

BOOK1からBOOK3まで三部構成の長編小説で、BOOK1とBOOK2はトーハン「2009年年間ベストセラー」総合1位に、BOOK3は2010年4月に発売されて、「2010年年間ベストセラー」総合5位を記録しました。第63回「毎日出版文化賞」の文学・芸術部門も受賞し、広く評価を得た村上春樹の代表作の一つです。

海外版の1Q84

現実社会の問題を反映させた話題作

「1Q84」は、1995年の地下鉄サリン事件やオウム真理教など、実際の事件や社会問題について綿密な取材をして執筆されています。

 

現実とファンタジーが入り混じるストーリーながら、取材に基づくリアルな描写が活きていて、小説の世界に引き込まれてしまいます。

 

村上春樹作品の中でも最も長い小説ですが、先が気になってどんどん読めるので、その長さが気になりません。

「1Q84」のあらすじは?

1Q84の1の表紙

三人の人物の物語が交差する

孤独な少年少女として出会った天吾と青豆。二人は離れ離れでそれぞれ大人になり、天後は予備校の数学講師に、青豆はスポーツインストラクターになります。

 

そして、二人はそれぞれ現実の世界とは何かが違う世界「1Q84年」に入り込みます。

 

物語は二人の視点を交互に描き、さらに天吾と青豆を調査する牛河のストーリーが絡んでいきます。

作品ファンからの評価と人気の理由は?

村上春樹の小説は、読者に考えさせるような物語の進み方や、伏線を活かした展開が特徴的です。「1Q84」についても、作品の中に登場する様々な謎に夢中になるという口コミが多いです。

こちらは、村上春樹の作品をあまり好きではないと思っていたのに、「1Q84」を読んでみたら抜群に面白かったという高評価な口コミです。小説は読み手によって面白いと感じる部分や感動する部分が違うので、実際に自分で読んでみるまでその作品の良し悪しは分かりません。読まず嫌いの人は、ぜひ一度作品を手に取ってみることをおすすめします。

2位:風の歌を聴け

ランキング第2位の基本情報

デビュー作は風の歌を聴け

文学賞受賞のデビュー作

出版日:1979年7月23日
出版社:講談社
価格:1296円
ジャンル:長編

おすすめランキング第2位の「風の歌を聴け」は、村上春樹のデビュー作品です。この作品は第81回芥川賞にノミネートされ、第22回群像新人文学賞を受賞しました。今や大人気の有名小説家となった村上春樹の一作目ということで、ファンの中でも人気の高い作品です。

「風の歌を聴け」のあらすじは?

講談社文庫の風の歌を聴け

切なく鮮やかな青春の一ページ

主人公の「僕」と友人の鼠のひと夏の出来事と、バーで倒れているところを介抱して出会った女の子との交流を描いた青春群像劇です。

 

介抱した女の子と後日レコード屋で再会した僕。女の子は自分が中絶をしたばかりだと告白します。

村上春樹ならではの複雑なストーリー構成や、複数の視点で進んでいく形式は、このデビュー作にも見られます。難しそうに思われるかもしれませんが、軽妙で読みやすく、美しい文章に引き込まれてしまう人気作品です。1981年には、大森一樹監督によって映画化もされています。

作品ファンからの評価と人気の理由は?

繰り返し読むことによって、小説の深い意味や魅力に気が付いたという口コミです。何度も読みたくなる作品や、読むたびに新たな気付きがある作品は、長く人々に愛されるものです。ちなみに表紙のイラストはイラストレーターの佐々木マキによるもので、作者の強い希望によってカバーイラストを依頼されたという経緯があります。

こちらの口コミでも言われているように、村上春樹の小説には強い力をもって心に残ったり、凛と美しく心に響くような文があります。ストーリーや細かい伏線などを楽しむのも良いですし、このような文の美しさを楽しめるのも村上春樹の魅力です。

1位:ノルウェイの森

ランキング第1位の基本情報

ノルウェイの森の上下巻

村上春樹の代名詞ともいえる恋愛小説

出版日:2004年9月15日
出版社:講談社
価格:605円(上下巻とも)
ジャンル:長編恋愛

ランキング第1位の「ノルウェイの森」は、村上春樹の5作目の長編小説で、自身最大のヒットを記録した人気作品です。2011年時点で454万部を超える売り上げで、このヒットによって村上春樹を日本を代表する作家として認められるようになりました。

映画化されたノルウェイの森

リアルな恋愛小説

村上春樹作品には、伏線や読者を騙す仕掛けが多かったり、化け物など空想上のものが登場することが多いです。

 

しかし、「ノルウェイの森」はそのような仕掛けよりも、ストレートでリアリティのある世界観が印象的で、他の村上春樹作品とは少し違っています。

 

作者自身もこの作品を他とは違うものとして捉えており、自らの経験をもとにしてリアルな青春を描いたと語っています。

「ノルウェイの森」は、2010年にトラン・アン・ユン監督によって映画化されています。松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子などのキャストで、とても印象的なキャッチコピーで公開された映画は、興行収入14億円を記録しました。ビートルズの「ノルウェーの森」が使われたことも話題になりました。

「ノルウェイの森」のあらすじは?

ノルウェイの森上巻の表紙

出会いと別れに動く青年

37歳の主人公が、機内でビートルズの「ノルウェーの森」を聴きながらハンブルク空港に到着し、学生時代を回想するのが物語の始まりです。

 

高校時代の友人・キズキとその恋人・直子との出会い。キズキの死と、直子との交流。そして直子を通したレイコとの出会い。

 

様々な出会いと別れの中で生きる主人公の僕を描いた恋愛小説です。

おすすめランキング第1位の「ノルウェイの森」は恋愛小説ですが、1969年という時代背景も色濃く感じられる、時代小説のような側面もあります。学生運動など現代には無い環境の中で生きる、繊細な青年の心の動きを感じられる作品です。

作品ファンからの評価と人気の理由は?

「ノルウェイの森」は、主人公の心理描写が素晴らしいと高い評価の口コミが多いです。大人になってから回想する思春期の葛藤は、誰にとっても感慨深く心に迫るものでしょう。そのような複雑な感情を村上春樹は見事に表現しています。

こちらの口コミでは、村上春樹のファンではなかったけれど「ノルウェイの森」は面白かったと評価されています。村上春樹ファンが高く評価しているだけでなく、ファン以外の読者にも高く評価されている作品は、初心者の人にもぜひおすすめしたいものです。

村上春樹の小説おすすめ人気ランキングTOP21!のまとめ

若い頃の村上春樹

どれから読もうか迷う名作揃い

村上春樹のおすすめ作品ランキングTOP21を発表しました。

 

第一位は映画化もされて大ヒットした「ノルウェイの森」、第二位は多くのファンに愛されるデビュー作「風の歌を聴け」でした。

そして第三位は、村上春樹作品の中でも特に長い大作で、記録的な大ベストセラーとなった「1Q84」です。どの作品も村上春樹の世界観を存分に楽しめておすすめです。村上春樹の作品は難しそうにも思われますが、作品によっては初心者でも読みやすいものがあります。

登壇する村上春樹

まずは一冊読んでみよう

読まず嫌いで敬遠しているのは、とても勿体ないことです。読みやすいものから入れば、きっと村上春樹作品の面白さを味わうことが出来るでしょう。

 

このランキングを参考にして、ぜひ自分が楽しめる村上春樹の作品を見つけて下さいね。

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