【大相撲】横綱最強ランキングTOP13!歴代力士の勝率などから実力を分析!
今何かと話題の大相撲ですが、大昔から力士は憧れの的でした。その力士の中でも番付最強の横綱は強さと品格を兼ね備え、神の依り代とまで言われる存在です。そんな個性的で魅力的な歴代横綱をランキングにしました。史上最強の横綱から最弱まで、生涯勝率、人間性をうかがえるエピソードまで幅広くランキングにしました。白鵬、朝青龍、千代の富士…あなたの好きな横綱はランキングしているでしょうか。
目次
【大相撲】横綱最強ランキングTOP13!
横綱の歴史と基礎知識
飛鳥時代から続く大相撲の歴史の中で歴代横綱はわずか72人しかいません。江戸時代の後期、寛政年間に大関の上の位として横綱が設けられました。
横綱になるには横綱審議委員会に推挙される必要があります。横綱は力士の中で唯一、勝率で降格がないため自らが引退するまでやめることが許されません。
最強から最弱まで!歴代で史上最強の横綱を勝率などから紹介
横綱で大相撲史上最弱の力士と言えば稀勢の里を上げる方が多いでしょうが(勝率.617)、ルールが違うので単純に比較ができませんが、ほかに最弱と思われる横綱力士は何人かいます。
おそらく大相撲史上最弱の横綱の一人と言われているのが、第28代横綱の大錦大五郎です。彼は三役以下の実力しかない、と言われています。また、双葉黒や若乃花も名前が上がります。逆に大相撲史上最強と言われると勝率で白鵬、双葉山、千代の富士、朝青龍などが上げられるでしょう。
最弱の横綱たち
最弱の横綱なんているわけがないと思われるかもしれませんが、やはりそこは勝負の世界、残酷なまでの結果(勝率)が残ってしまうのです。
横綱なのに”最弱”というのは大変失礼ですし、横綱になって”最弱”はないではないか、と思われるかもしれませんが、失礼覚悟で大相撲ファンからは”最弱”と言われている何人かの最弱横綱をご紹介させていただきます。
最弱横綱その1:前田山(第39代横綱)
・愛称:クビになった横綱
・本名:萩森金松
・生年月日:1914年5月4日
・現在年齢:57歳没
・出身地:愛媛県八幡浜市
・血液型:不明
・身長:180cm
・体重:120kg
・活動内容:力士、高砂親方
・所属グループ:なし
・事務所:高砂部屋
・家族構成:妻
・受賞歴:なし
最弱横綱その1は前田山です。前田山は横綱成績が史上唯一「24勝27敗25休」(勝率.471)で負け越している横綱です。しかも、本場所をさぼって野球観戦に行って引退勧告を受けて引退しました。最弱のうえに態度も悪いという残念な横綱となりました。
最弱横綱その2:武蔵山(第33代横綱)
・愛称:悲劇の横綱
・本名:横山武
・生年月日:1909年12月1日
・現在年齢:59歳没
・出身地:神奈川県横浜市港北区
・血液型:不明
・身長:185cm
・体重:116kg
・活動内容:力士、出来山親方、実業家
・所属グループ:なし
・事務所:高砂部屋
・家族構成:独身
・受賞歴:なし
最弱横綱その2は武蔵山です。横綱在位中8場所中5場所休場の3場所のみの出場で引退しました。横綱成績「15勝15敗70休」(勝率.500)で横綱成績は前述の前田山に続いてのワースト2位の記録です。引退後は事業を起こしましたがいずれも失敗し、寂しい晩年だったとのことです。
相撲の番付とは
大相撲の番付は上の階級から横綱、大関、関脇、小結、前頭、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口です。大関、関脇、小結は三役と呼ばれます。十両以上を関取と呼んで給与が支給されます。
また、番付表と呼ばれる表は力士を順に並べ、横綱などの階級ごとに分類し、上の階級ほど文字が大きく、東西に分け同格のものを対称に並べるというもので、ただのランキング表とは少し違います。
大相撲横綱最強ランキング!13位~7位
大相撲横綱最強ランキングをさっそく見ていきます。歴代伝説上の横綱から、スイーツ好きで有名な横綱まで、魅力あふれる横綱たちをご覧ください。
13位:明石志賀之助(初代横綱)
明石志賀之助のプロフィール
・愛称:日下開山
・本名:山内志賀之助
・生年月日:不明
・現在年齢:不明
・出身地:下野国宇都宮(茨城県宇都宮市)
・血液型:不明
・身長:八尺三寸(221cm?)
・体重:56貫(225kg?)
・活動内容:力士
・所属グループ:なし
・事務所:なし
・家族構成:不明
・受賞歴:なし
大相撲横綱最強ランキング第13位は明石志賀之助です。彼は日本相撲協会が認定している大相撲史上初の横綱です。それまでの相撲は力業ばかりだったのを彼が技を編み出し決まり手の「48手」を考案したと伝えられています。
明石志賀之助は実在人物か?
実在説の根拠は上山藩土岐家家臣が書いた「上山三家見聞日記」にその記録があり、藩主土岐頼行の前で肝心相撲を取ったという記述があるためです。画像は出身地宇都宮にある蒲生神社の明石志賀之助像です。
12位:曙(第64代横綱)
曙のプロフィール
・愛称:ボノ
・本名:曙太郎
・生年月日:1969年5月8日
・現在年齢:49歳
・出身地:アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島
・血液型:O型
・身長:204cm
・体重:233kg
・活動内容:力士、K1ファイター、プロレスラー
・所属グループ:なし
・事務所:株式会社王道
・家族構成:妻、子供3人
・受賞歴:幕内最高優勝11回、殊勲賞4回、敢闘賞2回
本人です pic.twitter.com/lIGPkpct9w
— Akebono Taro (@Ake64) February 23, 2017
大相撲横綱最強ランキング第12位は曙です。横綱若乃花、貴乃花とは同期です。彼は引退後の2003年にK-1ファイターとしてボブ・サップと対戦、うつ伏せで倒れたシーンは紅白の視聴率を超えて話題になりました。
取り口など
先輩力士から、ちいさな小兵力士には追いかけるように攻めろというアドバイスから長いリーチを生かした突き押しで次々と相手を打ち破りました。ところが体の大きさから懐へ潜られるとバランスを崩され敗れてしまうという弱点は直りませんでした。
11位:武蔵丸(第67代横綱)現・武蔵川親方
武蔵丸のプロフィール
・愛称:マル
・本名:武蔵丸光洋
・生年月日:1971年5月2日
・現在年齢:47歳
・出身地:アメリカ合衆国ハワイ州(アメリカ領サモア生まれ)
・血液型:A型
・身長:192cm
・体重:235kg
・活動内容:力士
・所属グループ:なし
・事務所:武蔵川部屋
・家族構成:妻、子供1人
・受賞歴:幕内最高優勝12回、十両優勝1回、三段目優勝1回、序ノ口優勝1回、殊勲賞1回、敢闘賞1回、技能賞2回
大相撲横綱最強ランキング第11位は武蔵丸です。稀勢の里が横綱になるまでの1999年から2016年の17年間もの間、彼が歴代最後の日本人力士でした。得意技は魚をさばくことで後援者から送られてきたサバを次々と3枚下ろしにして驚かせたそうです。
取り口など
アメフトで鍛えた強靭な肉体から放たれる突き押しは武蔵丸の必殺技と言えるでしょう。曙も突き押しを得意としましたが、彼は突き押しが貴乃花に通用しないと見るや取り口のスタイルを大きく変えて、右を差し、その太い右腕を返して相手を浮かせながら出て行くという取り口で横綱への道を開いていったのです。
10位:旭富士(第63代横綱)現・伊勢ヶ濱親方
旭富士のプロフィール
・愛称:津軽ナマコ、組長
・本名:杉野森正也
・生年月日:1960年7月6日
・現在年齢:58歳
・出身地:青森県つがる市
・血液型:B型
・身長:188cm
・体重:143kg
・活動内容:力士
・所属グループ:なし
・事務所:大島部屋
・家族構成:妻
・受賞歴:幕内最高優勝4回、幕下優勝1回、三段目優勝1回、序ノ口優勝1回、殊勲賞2回、敢闘賞2回、技能賞5回
大相撲横綱最強ランキング第10位は旭富士です。旭富士と言ってもわからない方は日馬富士の元親方の伊勢ヶ濱親方、といえば聞き覚えや見覚えがあるのではないでしょうか。とても弟子の育成には厳しい親方として知られています。
取り口など
旭富士は現役時代にはその柔軟な体裁きから、「青森のナマコ」と呼ばれていました。そんな旭富士はその体裁きからの差し身が天才的でした。また肩透かしや出し投げといった、巧さが強調される決まり手が得意な技巧派です。そんな彼を弱体化させたのは持病の膵臓病でした。おかげで練習ができず、病には勝てなかったといえます。
9位:輪島(第54代横綱)
輪島のプロフィール
・愛称:蔵前の星、黄金の左、ワジ
・本名:輪島博
・生年月日:1948年1月11日
・現在年齢:70歳没
・出身地:石川県七尾市
・血液型:A型
・身長:185cm
・体重:132kg
・活動内容:力士
・所属グループ:なし
・事務所:花籠部屋
・家族構成:前妻、後妻
・受賞歴:幕内最高優勝14回、十両優勝1回、幕下優勝2回、殊勲賞3回、敢闘賞2回
大相撲横綱最強ランキング第9位は輪島です。大相撲史上最短で十両昇進、横綱になりましたが、その派手な生活に注目が集まった力士でした。借金問題で親方株を売却、親方廃業、その後プロレスラーに転身しました。
取り口など
輪島の特長として下手投げによる決め手があげられるでしょう。相手を腰の力で浮かせて投げるというパワフルなものでした。また、摺り足が徹底していて、相手からは投げにくいという特徴もありました。弱点としては変わり(立ち合いで攻撃をかわして体勢を崩して一気に技を決める)を多用する割には下手であったことです。
8位:双葉山(第35代横綱)
双葉山のプロフィール
・愛称:古今十傑、不世出の横綱、相撲の神様
・本名:穐吉定次
・生年月日:1912年2月9日
・現在年齢:56歳没
・出身地:大分県宇佐郡天津村布津部
・血液型:不明
・身長:180cm
・体重:135kg
・活動内容:力士
・所属グループ:なし
・事務所:双葉山相撲道場
・家族構成:独身
・受賞歴:幕内最高優勝12回
大相撲横綱最強ランキング第8位は双葉山です。最強の呼び声高い彼の前代未聞の連続69連勝を達成したことは大相撲史上に燦然と輝く偉業です。これは歴代横綱でもトップの偉業です。ちなみに2位は白鵬の63勝です。
取り口など
双葉山は幼少時、右目と右手に大きなけがを負っており、それが彼の力士としての弱点となるかと思われました。ところが、彼は逆の左上手投げの強さは常識を超えており、対戦相手を軽々と放り投げたといいます。最強の呼び声も高い彼にとってハンディは取るに足らない障害なのかもしれません。
7位:大乃国(第62代横綱)現・芝田山親方
大乃国のプロフィール
・愛称:スイーツ親方
・本名:青木康
・生年月日:1962年10月9日
・現在年齢:56歳
・出身地:北海道河西郡芽室町
・血液型:A型
・身長:189cm
・体重:210kg
・活動内容:力士、相撲協会広報課長
・所属グループ:なし
・事務所:放駒部屋
・家族構成:元妻、娘1人
・受賞歴:幕内優勝2回、十両優勝1回、殊勲賞5回、敢闘賞2回
大相撲横綱最強ランキング第7位は大乃国です。現役時代から甘党・美食家でも大きく知られており趣味は食べ歩きの「スイーツ親方」としても大変有名です。また大きすぎるほどの太鼓腹をした超アンコ型力士であり、その大きな太鼓腹は観客からどよめきが起きるほどでした。
取り口など
大乃国の取り口は旭富士と似た技巧派のスタイルの取り口を好む力士だったといえます。寄りからの展開がとても上手だったといいます。
そんな彼の力士の寿命を縮めたのは病気でした。睡眠時無呼吸症候群に悩まされ、蜂窩織炎による高熱と右膝関節を痛めての入院など病気に終始悩まされることになりました。また、審判ミスによる敗戦もあり運にも見放されているようなところもありました。
大相撲横綱最強ランキング!6位~4位
大相撲横綱最強ランキング6位から4位の発表です。3人とも1度は耳にしたことがある、見たことがある強面の力士ばかりです。
6位:北の湖(第55代横綱)
北の湖のプロフィール
・愛称:北の怪童
・本名:小畑敏満
・生年月日:1953年5月16日
・現在年齢:62歳没
・出身地:北海道有珠郡壮瞥町
・血液型:AB型
・身長:179cm
・体重:170kg
・活動内容:力士、相撲協会理事長
・所属グループ:なし
・事務所:三保ヶ関部屋
・家族構成:妻、息子2人
・受賞歴:幕内最高優勝24回、殊勲賞2回、敢闘賞1回
大相撲横綱最強ランキング第6位は北の湖です。大相撲史上横綱として勝ち数は2位の記録を持っていてその強面から「憎たらしいほど強い横綱」と呼ばれていました。また、大相撲協会会長として八百長事件、力士暴行死事件の対応を迫られる中で病死するなど苦労の多い力士人生でした。
取り口など
輪島との横綱対決で盛り上がり、輪島とは21勝23敗のライバル関係を「輪湖時代」とよばれる時代を作りました。
中腰で低い重心から立合いかち上げるか、右上手を引いて相手を吹き飛ばして土俵外へ出すのが彼の取り口でした。がっぷり四つで攻められると弱いところもありました。彼が10年以上横綱でいられたのは怪我が少ないからで、負けそうになるとすぐに土俵を割って無理をしなかったからだという声が多いです。
5位:千代の富士(第58代横綱)現・九重親方
千代の富士のプロフィール
・愛称:ウルフ
・本名:秋元貢
・生年月日:1955年6月1日
・現在年齢:61歳没
・出身地:北海道松前郡福島町
・血液型:A型
・身長:183cm
・体重:126kg
・活動内容:力士、相撲協会委員
・所属グループ:なし
・事務所:九重部屋
・家族構成:妻、娘1人
・受賞歴:幕内最高優勝31回、幕下優勝1回、殊勲賞1回、敢闘賞1回、技能賞1回
大相撲横綱最強ランキング第5位は千代の富士です。「ウルフ」は新弟子時代に魚のさばき方が下手で狼が食べているようだといわれたからだと言われています。次女は秋元梢さんで夫は松田翔太さんでご存知の方も多いでしょう。
取り口など
相撲協会診療所から絶賛された筋肉質で太い骨はそのたくましい風貌とかっこいいルックスで大人気でした。
歴代3位の31回の幕内最高優勝、歴代3位の通算勝利数(1045勝)と歴代3位の幕内勝利数(807勝)、歴代3位の53連勝など、数々の栄光を手にした史上有数・昭和最後の大横綱でした。小兵力士ながら速攻と上手投げを得意にしていました。
4位:朝青龍(第68代横綱)
朝青龍のプロフィール
・愛称:ドルジ
・本名:ドルゴルスレンギーン・ダグワドルジ
・生年月日:1980年9月27日
・現在年齢:38歳
・出身地:モンゴル共和国ウランバートル
・血液型:O型
・身長:184cm
・体重:154kg
・活動内容:力士、実業家
・所属グループ:なし
・事務所:高砂部屋
・家族構成:元妻、息子1人、娘1人
・受賞歴:幕内最高優勝25回、幕下優勝1回、三段目優勝1回、序二段優勝1回、殊勲賞3回、敢闘賞3回
大相撲横綱最強ランキング第4位は朝青龍です。テレビにツィッターにと何かと話題になる力士です。貴乃花と日馬富士事件の際も参戦して話題になりました。現在は実業家として活躍しています。
取り口など
何かとトラブルが多くそちらに注目が集まってしまう力士(史上初の引退勧告を受けた力士)ですが、力士としての実力は最強の一人です。
勝つことがすべて、という取り口は評論家からは非難されている理由の一つで、左四つですが、場合に応じては突っ張りもあれば投げもあったり、立ち会いでけたぐりをやったり、顔を張ってきた力士を張り替えしたり、だめ押しをしたりといったことがありました。
大相撲横綱人気ランキング!3位:貴乃花(第65代横綱)
大相撲横綱最強ランキング第3位は貴乃花です。昨今の騒動を見てご存知の方も多いでしょう。兄の若乃花も横綱(第66代)として「若貴ブーム」を起こし、怪我を押して武蔵丸との取り組みに辛勝して時の総理だった小泉純一郎からの言葉とともに杯を渡されたシーンは語草になっています。
貴乃花のプロフィール
・愛称:コウジ
・本名:花田光司
・生年月日:1972年8月12日
・現在年齢:46歳
・出身地:東京都杉並区
・血液型:B型
・身長:185cm
・体重:161kg
・活動内容:力士、慈善活動家
・所属グループ:なし
・事務所:藤島部屋
・家族構成:元妻、息子1人、娘1人
・受賞歴:幕内最高優勝22回、幕下優勝2回、殊勲賞4回、敢闘賞2回、技能賞3回
取り口など
貴乃花も歴代最強横綱に名前のあがる力士の一人です。その理由は圧倒的な実力の高さに裏打ちされた横綱相撲です。彼との取り組みをした大島親方によれば、相手を受け止めてから攻める、というもので、立ち合いで張ったりすることもありません。正面から相手を受け止めて圧倒的な力の差を見せつけて勝つ、という取り組みスタイルだったと言います。
記録など
・優勝回数:22回(歴代6位)
・横綱在位:8年1ヶ月(歴代5位)
・通算成績:794勝262敗201休 勝率.752
・横綱成績:429勝99敗201休 勝率.813(勝率歴代3位)
・連勝記録:30勝(歴代16位)
・最年少十両昇進、最年少小結昇進(史上最年少記録)
評判など
悲しいほどに純粋な貴乃花の相撲道は通用しなかった、ということなのでしょうか。彼の第二の人生はどのようなものになるのでしょうか。
大相撲横綱人気ランキング!2位:大鵬(第48代横綱)
大相撲横綱最強ランキング第2位は大鵬です。「巨人、大鵬、卵焼き」で高度成長期の日本を代表する力士でした。彼はロシアの亡命兵マルキャン・ボリシコと納谷キヨとの子供でその体躯を生かした取り口で柏戸(第47代横綱)とともに「柏鵬(はくほう)時代」を築きました。
ちなみに第69代横綱の白鵬はここから名前を採ったと言われています。彼は死後に国民栄誉賞が贈られています。力士史上初の国民栄誉賞受賞者になりました。
大鵬のプロフィール
・愛称:北海のシロクマ
・本名:納谷幸喜
・生年月日:1940年5月29日
・現在年齢:72歳没
・出身地:旧樺太
・血液型:B型
・身長:187cm
・体重:153kg
・活動内容:力士、日本相撲協会理事、相撲博物館館長
・所属グループ:なし
・事務所:二所ノ関部屋
・家族構成:妻、娘3人
・受賞歴:幕内最高優勝32回、十両優勝1回、三段目優勝1回、敢闘賞2回、技能賞1回
取り口など
若いころはもろ差しが得意でしたが、やがて前捌きや回りこみが巧みで冷静・緻密な相撲を取るようになりました。
ただ、押し相撲が苦手で苦戦していましたが、引っ張り込んで相手の動きを止めてから攻めに転ずるというやり方を確立して勝利するようになりました。一部の評論家からは「型がなく、小兵力士と同じ戦い方をしている」という批判もあったようです。
記録など
・優勝回数:32回(歴代2位)
・横綱在位:9年7ヶ月(歴代4位)
・通算成績:872勝182敗136休 勝率.827
・横綱成績:622勝103敗136休 勝率.858(勝率歴代2位)
・連勝記録:45勝(歴代4位)
・国民栄誉賞受賞
評判など
ナンバー2/28 横綱論
— toracha (@toracha7) February 20, 2019
大鵬 元付け人天龍
…待ったはしない、立ち合いの変化はみっともないという躾が出来てました…一挙手一投足、まったく省くことがない。あれが横綱です…
人を殴らない。横綱たるもの、威張らず、偉ぶらずという師匠からの教えを実践していた。苦労が優しさに変換されていた。 pic.twitter.com/kpBXYxxNsV
プロレスラーの天龍源一郎さんは大鵬の付け人をしていました。大鵬の偉大さを語れる一人です。横綱の品格を持った素晴らしい横綱であったと言えます。
大相撲横綱人気ランキング!1位:白鵬(第69代横綱)
大相撲横綱最強ランキング第2位は大鵬です。優勝回数1位、横綱在位1位、横綱成績1位など1位記録だらけ、横綱勝率も歴代1位の最強横綱にふさわしい記録と実力を持っています。
しかしながら、横綱としての実力には問題がなくても取り口への批判や日馬富士の暴行問題に関わっていたなどの批判から、横綱の品格にふさわしくないなどという声があるようです。果たしてこれからどのような横綱としての姿を我々に見せてくれるのでしょうか。
白鵬のプロフィール
・愛称:ダワー、平成の大横綱、絶対王者
・本名:ムンフバティン・ダワージャルガル
・生年月日:1985年3月11日
・現在年齢:33歳
・出身地:モンゴル共和国ウランバートル
・血液型:A型
・身長:192cm
・体重:155kg
・活動内容:力士
・所属グループ:なし
・事務所:宮城野部屋
・家族構成:妻、子供4人
・受賞歴:幕内最高優勝41回、十両優勝1回、殊勲賞3回、敢闘賞1回、技能賞2回
取り口など
彼の取り口で一番の特徴はかち上げと張り手です。2017年11月場所は15番中10番以上が張り手、かち上げを絡めた相撲でした。
この取り組みに横綱審議委員会から「横綱相撲とは言えない」と批判されました。右ひじにサポーターをつけてエルボーを相手にくらわしている、と大相撲ジャーナル誌の紙面においても批判を受けました。横綱の品格を重視する風潮のある日本とモンゴルの文化の違いが一番の弱点かもしれません。
記録など
・優勝回数:41回(歴代1位)
・横綱在位:現役(歴代1位)
・通算成績:1105勝232敗125休 勝率.826
・横綱成績:817勝114敗104休 勝率.878(勝率歴代1位)
・連勝記録:63勝(歴代2位)
評判など
白鵬杯は彼が個人的に行っている小中学生対象の相撲大会です。すでに9回目を迎える大きな大会になっています。白鵬が尊敬できるのはこういったイベントを自力で行っているところです。
大相撲の最強技を紹介
現在、大相撲協会の定めた教則本に記載されている決まり手は82手あります。横綱で得意技で多いのは寄り倒し、下手投げ、上手投げ、けたぐり、三所攻めなどが多いようです。最強の技というのを決めるのは難しいのですが、技術がいる技をご紹介します。
たすき反り
たすき反りは相手の差し手の腕の下をくぐりながら、一方の手で足を取り、体を後ろに反らせて倒すという大技です。
2017年1月初場所での宇良と天風の取り組みで出た決まり手です。昭和30年に決まり手が制定されて以来、幕下以下の決まり手記録は残されておらず、十両以上ではこの技が出たことがありません。つまり初の決まり手でした。
三所攻め
三所攻めは相手の片足を外掛けか内掛けで攻め、片方の足を手ですくい、相手の胸を頭で押して倒す技。相手の身体の三箇所を同時に攻めることからその名がつきました。
この決まり手は史上2回しか出ていません。その2回は全て舞の海関が繰り出したものです。舞の海関は技のデパートと呼ばれるほど技が多彩でした。通算では5度の技能賞を獲得しています。
大相撲の横綱の平均寿命を紹介
ここ数年だけでもこのランキング9位の輪島(享年70歳)、ランキング6位の北の湖(享年62歳)、ランキング5位の千代の富士(享年61歳)、ランキング2位の大鵬(享年72歳)が鬼籍に入っています。
玉の海(第51代横綱)は27歳という若さで肺塞栓症により亡くなっています。彼は例外的に若いので関係ないと思われるかもしれませんが、力士特有の肥満に原因があるのではないかと言われています。
横綱(力士)の寿命を縮める原因
なんといっても力士の寿命を縮めていると考えられているのは肥満状態になるための食事です。1日およそ8,000kcal摂取すると言われています。これは成人男性の平均摂取カロリーの約3日分です。さらに付き合いによる飲酒の機会も多く、内臓を休めさせられないのも要因と言えるでしょう。
そして、激しい稽古と取り組みによるダメージも肉体にダメージを与えているでしょう。元来、相撲は年2回10日間の本場所でしたが、6場所90日と増大しているので力士への負担は想像を絶するものになっています。
【大相撲】横綱最強ランキングTOP13!まとめ
横綱の最強と最弱をご紹介しました。個性的な横綱ばかりで歴史ある大相撲の世界にこれで興味を持っていただければ幸いです。
やはり一番のおすすめは本場所に行って力士たちの激闘を間近で体感することです。間近で見る力士の大きさや鬢付け油の匂い、呼出や行司のよく通る声、テレビで見ることない所作の数々それらも全て生観戦で味わうときっとあなたも大相撲のとりこになるでしょう。
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