PCメモリおすすめランキングTOP11!増設する時の確認事項や選び方も解説
皆さんがPCを使う際に欠かせないのがPCメモリです。PCメモリはPCの処理速度に関わる重要な部位です。しかし、いざメモリを増設しようとすると様々なメーカー、たくさんの規格、ブランド品からノンブランドまで価格もバラバラで選び方がよくわからないのではないでしょうか。そこでおすすめのPCメモリをランキングにしました。規格の違い、おすすめのポイントなどをランキング形式で詳しくご紹介します。
目次
PCメモリおすすめランキングTOP11
PCメモリはアプリケーションの実行、インターネットの閲覧、スプレッドシートの編集などの日常的なタスクをPC上で実行できるようにします。PCメモリは作業台のようなもので、大きければ大きいほどいろいろな仕事をこなすことができます。従って、快適にPCを使うにはPCメモリの増設がおすすめなのです。
パソコンの性能を決めるメモリの選び方と増設の方法を紹介
さらに、PCメモリには様々な種類や規格がありそれに一致しないマザーボードには使用できないので慎重に購入する必要があります。また、故障や破損したりメーカーサポート対象からも除かれる場合もあります。それでは次の項目でPCメモリについて詳しく見ていくことにしましょう。
PCメモリの選び方
ノートパソコンは増設出来るか確認しよう
マニュアルには必ずメモリの増設方法が記載されています。即ち、それはPCメモリの対応規格とノートパソコンのメモリ増設の方法が記載されています。多くの場合、底面のバッテリーを外してメモリースロットにPCメモリを差し込んで完了となります。その後にコントロールパネル→システムとセキュリティ→システムでPCメモリが認識できているかを確認できます。
今使っているマザーボードに合う規格か確認!
型番を確認するにはいくつか方法がありますが、一番早くわかるのはパソコンの商品名が分かる場合は商品名で検索して詳細を見ることです。マザーボードの型番が分からない事がありますが、パソコンのCPUソケットやメモリを見て、同じソケット・規格の物で交換できる様になります。その他にも方法はありますのでいくつか紹介します。
コマンドプロンプトでマザーボードを確認する
コマンドプロンプトを起動して、「wmic baseboard get product,Manufacturer,version,serialnumber」と入力すると情報が出てくるのでそれで検索をかければマザーボードの情報を得ることができます。
Direct Xでマザーボードを確認する
システムタブでは、OSの種類、マザーボード、CPU、メモリなどパソコンの基本スペックを確認できます。PCのシステム製造元とシステムモデルにてメーカーと型番なとが分かります。ここから検索すれば対応メモリにたどり着けます。
マザーボードの型番を直接確認する
例えば、メモリースロット付近やCPUソケット付近などに印刷されている可能性もあります。メーカーの名前は無く、型番のみが記載されている可能性があります。最近のマザーボードには、メーカーと型番の両方が記載されているでしょう。マザーボードには、たくさんの情報が記載されていますが、型番はたいてい、大きな文字で書かれています。マザーボードの型番は、一般的に数字と英字の組み合わせたものです。
BIOSで型番を調べる
BIOSでマザーボードの型番をすぐに確認
パソコンの起動する際にキーボード「F2」キーを押してマザーボードBIOSに入り、「Main」ページの「BIOS Version」項目を見ればマザーボード型番が分かります。
BIOSの起動はパソコンメーカーによって異なるので注意が必要です。パナソニック、日立、東芝、三菱、NEC、シャープなど国内メーカーは「F2」ですが、海外メーカーはバラバラのようですので取扱説明書で確認するか各自メーカーへ問い合わせてください。
フリーソフトで型番を確認する
「Piriform Speccy」を使うとマザーボードは勿論、CPU、メモリー、ビデオカード、ハードディスクなどパソコンのすべての情報が一目でわかります。もう一つこの後の「PCメモリの増設時の確認事項」の項で登場する「CPU-Z」というフリーソフトでも分かります。ただし日本語化のパッチがないので英語表記になります。
作業内容を考えて容量を決めよう
ただし、同時に音楽を聴く、複数のタブを同時に開く等の場合は8GB程度の増設がおすすめです。動画編集ソフトや最新ゲームやVRなどのソフトウェアを使用するときはもっと多くの16GB~32GB程度のメモリ増設が必要になります。
信頼できるメーカーは?
PCメモリ自体の機能はそれほど各メーカー違いはありませんが、初期不良や保護カバーやヒートスプレッダなど細かなところがメーカーごとに違うのでできれば大手メーカーのものがいいかもしれません。具体的にはセンチュリーマイクロ、コルセアなどの大手メーカーです。
価格で選ぶ
この価格差は速度の違いなどではなく、PCメモリの検査費用の価格差であると言われています。PCメモリのチップを製造時に各メーカーが動作テストをするかしないかで費用が大きく変わります。つまり、信頼性が上乗せされている値段だと考えられるわけです。
PCメモリのおすすめ人気ランキング11位~7位
ここからはPCメモリのおすすめ人気ランキング11位~7位をご紹介します。PCメモリの増設のための規格はもちろん価格、選び方のポイントもランキングで説明していますので参考になさってください。
11位:CFD販売「W3U1600PS-4G」
スペック
Panram製チップを使用
・価格:¥5,448
・メーカー:CFD
・容量:4GB×2枚組
・種類:DDR3-SDRAM
・モジュール規格:PC3-12800
・チップ規格:DDR3-1600
・ピン数:240pin
PCメモリのおすすめ人気ランキング11位はCFD販売「W3U1600PS-4G」です。CFDは大手パソコンパーツのサプライヤーであるメルコグループの一員です。メルコグループの中では売上高2位の高さを誇るメーカーです。
選び方のポイント
永久保証の自身
Panramは台湾でCPUやPCメモリーを製造しているメーカーで「品安科技」という名前の企業です。このPCメモリはCFD-Panramのブランドで新しく販売されました。
その品質の高さには自信があり、無期限保証をつけて販売しているところからも品質への自信が窺えます。2枚組で価格も比較的安価なのでおすすめです。
10位:G.Skill「F4-2666C19D-16GNT」
スペック
PCメモリ老舗のG.Skill社製
・価格:¥10,980
・メーカー:G.Skill
・容量:8GB×2枚組
・種類:DDR4-SDRAM
・モジュール規格:PC4-21300
・チップ規格:DDR4-2666
・ピン数:288pin
PCメモリのおすすめ人気ランキング10位はG.Skill「F4-2666C19D-16GNT」です。G.Skillは台湾の台北市に本社を置く、メモリーモジュールメーカーの中でもトップの売り上げ誇る会社です。
選び方のポイント
この製品はDDR4-2666ですが、DDR4-3200でも安定して作動できる優れた互換性を持っています。また安定性も高く、エラーが起きにくいので高い評価を受けています。ただし、intel互換ですので、AMDでの動作はサポートされていませんのでご注意ください。
9位:シリコンパワー「SP016GLSTU160N22」
スペック
PCメモリ界の注目株シリコンパワー
・価格:¥9,950
・メーカー:シリコンパワー
・容量:8GB×2枚組
・種類:DDR3-SDRAM
・モジュール規格:PC3L-12800
・チップ規格:DDR3-1600
・ピン数:204pin
PCメモリのおすすめ人気ランキング9位はシリコンパワー「SP016GLSTU160N22」です。シリコンパワーは台湾台北市のメディア関連製品メーカーです。シリコンパワーで発売されるPCメモリはすべて永久保証になっています。
選び方のポイント
永久保証付きメモリー
シリコンパワーのPCメモリは永久保証であることは先に述べました。それは何故でしょうか。
11位のCFDも無期限保障という似た保証制度をつけていますが、どちらも台湾のPCメモリメーカーで競争が激しいというのも理由です。
このPCメモリはエルピーダ製のメモリチップを採用し、動作確認済みのものを出荷しているのでおすすめできます。
8位:ADATA「AD4U266638G19-D」
スペック
世界第2位のPCメモリ製造会社
・価格:¥11,980
・メーカー:ADATA
・容量:8GB×2枚組
・種類:DDR4-SDRAM
・モジュール規格:PC4-21300
・チップ規格:DDR4-2666
・ピン数:288pin
PCメモリのおすすめ人気ランキング8位はADATA「AD4U266638G19-D」です。ADATAは台湾新北市に本社を置いており、PCメモリ販売高ではキングストンテクノロジーに次いで世界第2位の規模を誇る企業です。
選び方のポイント
一定水準のPCメモリを製造するための規格を定める業界団体により認められる製品と言えるので安心して増設したい方におすすめです。
7位:トランセンド「TS1GSK64W6H」
スペック
プリンターメーカーのメモリー
・価格:¥6,833
・メーカー:トランセンド
・容量:8GB
・種類:DDR3-SDRAM
・モジュール規格:PC3L-12800
・チップ規格:DDR3L-1600
・ピン数:204pin
PCメモリのおすすめ人気ランキング7位はトランセンド「TS1GSK64W6H」です。トランセンドは台湾台北市にあるPCメモリ製造企業です。元はプリンターメーカーでした。USBメモリでは世界第3位のシェアを持っています。
選び方のポイント
無期限保障だが注意が必要
こちらのPCメモリも無期限保障ですが、トランセンドの無期限保障にはランキングの他のメーカーと違うので少し注意が必要です。
トランセンドの無期限保障はPCメモリを購入して30日以内にホームページでシリアルナンバーを登録する必要があります。
期限を過ぎてしまうと登録ができないので注意が必要です。しかしPCメモリに問題があるわけではないので増設に問題はありません。
PCメモリのおすすめ人気ランキング6位~4位
PCメモリのおすすめ人気ランキング6位~4位は少し変わったヒートスプレッダが付いてる見た目が派手なPCメモリなどが登場します。容量も多いものが多いので価格も少しお高めになっています。
6位:コルセア「CMK32GX4M2A2666C16R」
スペック
帆船のマークで有名な米国企業
・価格:¥6,833
・メーカー:コルセア
・容量:16GB×2枚組
・種類:DDR4-SDRAM
・モジュール規格:PC4-21300
・チップ規格:DDR4-2666
・ピン数:228pin
PCメモリのおすすめ人気ランキング6位はコルセア「CMK32GX4M2A2666C16R」です。コルセアはカリフォルニア州フリーモントに本社を置くPCメモリなどを製造するPCパーツメーカーです。オーバークロッカー向けのPCメモリの生産に注力する変わったメーカーです。
選び方のポイント
ヒートスプレッダは主にPCメモリのカバーの役割をして保護するという目的と、オーバークロックを行ってPCの性能はアップさせたいヘビーユーザーのために使われます。オーバークロックはメーカーサポートを受けられないうえ、PC本体を傷めるのでおすすめできません。
5位:Team「Elite Plus」
スペック
日本ではまだ無名のメーカー
・価格:¥9,980
・メーカー:Team group inc
・容量:8GB×2枚組
・種類:DDR3-SDRAM
・モジュール規格:PC3-12800
・チップ規格:DDR3-1600
・ピン数:240pin
PCメモリのおすすめ人気ランキング5位はTeam「Elite Plus」です。Team group incは日本ではまだ無名のメーカーですが、台湾新北市にあるPCメモリメーカーでPCメモリでは世界第6位の売り上げがあります。
選び方のポイント
オーバークロックに対応するためにヒートスプレッダを搭載しています。さらに、windowsサーバーにもサーバー用メモリとして使用が可能です。どちらかというと玄人におすすめなPCメモリと言えます。
4位:CFD販売「W4U2666BMS-8G」
スペック
ゲーミングモデルPCメモリ
・価格:¥12,980
・メーカー:CFD
・容量:8GB×2枚組
・種類:DDR4-SDRAM
・モジュール規格:PC4-21300
・チップ規格:DDR4-2666
・ピン数:288pin
PCメモリのおすすめ人気ランキング4位はCFD販売「W4U2666BMS-8G」です。マイクロン・テクノロジー社製のチップ搭載でヒートスプレッダ搭載のゲーミングモデルPCメモリです。
選び方のポイント
PCメモリの転送速度に遅延が生じたりすると映像の転送が遅れたり入力装置の反応が遅れたりするので、対戦ゲームなどのゲームでは致命的なミスを生じさせます。ゲーミングPCに搭載するPCメモリを探している方におすすめです。
PCメモリのおすすめ人気ランキング3位:キングストン「HyperX Predator RGB」
キングストンテクノロジーは世界最大のメモリモジュールのシェアを持つカリフォルニア州ファウンテンバレーに本社を持つ企業です。2位のADATA(7.9%)に大差をつけて38.3%のシェアを持っています。
スペック
ゲーミングPC・自作パソコンにおすすめ
・価格:¥13,652
・メーカー:キングストン
・容量:8GB×1枚
・種類:DDR4-SDRAM
・モジュール規格:PC4-23400
・チップ規格:DDR4-2933
・ピン数:288pin
キングストン「HyperX Predator RGB」はゲーミングPCに最適なPCメモリとして開発されており、ヒートスプレッダはアルマイト製で重量があり高級感を感じます。ランキングの中でも一番高額なPCメモリとなっていますが、ランキングの上位に来ていることから大変支持されていると言えるでしょう。
選び方のポイント
美しく輝く演出
PCメモリが輝く
このキングストン「HyperX Predator RGB」の特徴の一つとして高機能はもちろんLEDによる光の演出があげられます。
昨今の自作パソコンやゲーミングPCに積極的に取り入れられる光るPCのトレンドに従ったPCメモリであると言えます。
このトレンドはPCメモリだけでなく、ファンやキーボードなどもLEDライトがつけられているものも販売されています。
みんなのレビュー
HyperX Predatorがアマゾンセール対象に!!!
— つりかわ🌐 (@tsurikawa_pc) November 30, 2018
僕も愛用してますw
高クロックでもよく回るし、超低レイテンシまで詰めれる。
DRAMチップは片面実装基板のJEDEC基準を元にした独自改良基板。
デザインも含めて完璧なメモリ!!
セールは本日23:05までらしいのでお早めに!!https://t.co/fydjdX8YqT pic.twitter.com/MtAwHXqOa8
ゲーミングPCや自作パソコンなどを使うヘビーユーザーの支持が圧倒的なPCメモリです。美しいLEDの輝きは高機能であることとは別に本能に訴える魅力があるようです。このPCメモリはDDR4という最新規格なのでそれも売り上げの高さにつながっていると考えられます。
PCメモリのおすすめ人気ランキング2位:CFD販売「D3N1600PS-L8G」
ランキング3度の登場のCFD販売がこれほど支持されるのは自作PCブランド「玄人志向」の成功で知名度が高いことと海外メーカーの正規代理店であったり、ドローンや業務用放送機器販売などを取り扱うなど「ITの総合商社」としての成功があります。
スペック
シンプルで堅実なPCメモリ
・価格:¥4,249
・メーカー:CFD販売
・容量:8GB×1枚
・種類:DDR3-SDRAM
・モジュール規格:PC3L-12800
・チップ規格:DDR3L-1600
・ピン数:204pin
CFD販売「D3N1600PS-L8G」はシンプルなPCメモリですがPanram社の高品質なチップを使用して、動作確認済みのものを出荷しているので信頼性が抜群に高いのです。また、価格も包装や広告を抑えてリーズナブルに抑えられているのもうれしいところです。
選び方のポイント
高品質低価格
このPCメモリは定電圧対応です。従って、発熱などを抑えられるうえに消費電力を抑えられることができます。さらにRoHS基準に準拠しており、有害物質を使用していないので化学物質に過敏な方やお子様が誤って触ってしまっても危険がありません。
みんなのレビュー
皆様にご支持いただき、PCパーツカテゴリにて5部門の受賞となりました。
— CFD販売 株式会社 (@cfd_sales_inc) January 18, 2019
ご愛顧、まことにありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
CFD販売は国内販売シェアNo.1を表彰する「BCN AWARD 2019」にて、5部門 受賞しました! | CFD販売株式会社 CFD Sales INC. https://t.co/LTapt5ijTA pic.twitter.com/CmyaqUHY8o
BCNアワードは全国の量販店のPOSデータを集計した「BCNランキング」に基づき、パソコン関連・デジタル家電関連製品の年間販売台数第1位のベンダーの功績を讃える賞です。5部門同時受賞はこのアワード始まって以来初だそうです。本当に支持されていることがわかります。
PCメモリのおすすめ人気ランキング1位:コルセア「VENGEANCE LPX」
コルセアはオーバークロッカー向けのPC、PCメモリの生産やハイエンドなPCパーツなどを世界60カ国以上に展開し販売しています。e-Sportsのプロチームとも契約し、ゲーミングPCなどの提供や開発にも力を入れています。 他社と比べより新しいテクノロジー、鮮麗されたデザインが人気のポイントです。
スペック
エンスージアスト向けPCメモリ
・価格:¥12,202
・メーカー:コルセア
・容量:8GB×2枚
・種類:DDR4-SDRAM
・モジュール規格:PC4-21300
・チップ規格:DDR4-2666
・ピン数:288pin
コルセア「VENGEANCE LPX」はオーバークロックでパフォーマンスを引き出すための設計がされている特殊なPCメモリといえます。こういうと初心者お断りな感じがしますが、高品質であるということは間違いないのでむしろ初心者の方におすすめかもしれません。
選び方のポイント
まず、動作テスト済みですので信頼性が高く、オーバークロックに対応前提の品質が自動的に高品質なものを作ることにつながっています。また、デザイン性も優れていて、出っ張りが少ないので狭いスペースのPCでも設置できるように設計されています。
みんなのレビュー
https://t.co/5Z4xSmBFEv
— のせみ@新人Vtuber (@vt_nosemi) February 18, 2019
このメモリ買った。お値段的に失敗は怖いから保証付きで👍️
保証使えるのが実店舗の良いところね✨
初めてPCメモリの購入をする人はPCメモリ増設という人が多いでしょう。そんな時このPCメモリの永久保証は役立つと思います。またメーカーサポートも直営サポートセンターがあるので安心できます。ただ、このPCメモリは少し上級者向けかもしれません。
PCメモリの増設時の確認事項
パソコンに対応するPCメモリを用意して、パソコンのスロットに差し込むだけでPCメモリを増設または交換ができます。 特別な知識や作業、セットアップは基本的に必要ありません。ただしドライバーなどの工具が必要な場合もあります。次に順を追って説明していきます。
メモリ増設・交換の手順
その1:対応のメモリを確認しよう
ない場合でもそのパソコンのメーカーのサイトに行けば取扱説明書がPDFで確認することができるのでそこで対応のPCメモリの規格を確認するようにしましょう。それでもこんなことはめんどくさいという人には次の方法もあります。
その1-1:PCメモリの規格をサイトで確認
するとすぐに対応する最大搭載メモリ容量、スロット数、PCメモリの規格などが表示されますのでこれを利用するのも一つの手でありますが、型番不明な中古品、そもそも型番もない自作パソコンなどの場合は使えません。その場合は次の手があります。
その1-2:フリーソフトでメモリの規格を知る
さっそく「CPU-Z」を起動してマザーボードの対応メモリがどんな種類なのかを調べます。「SPD」のタグを開き、「Slot」のプルダウンメニューを選択すると現在使っているPCメモリの種類を調べることが出来ます。「CPU-Z」の入手法についてはダウンロードできるサイトがありますのでここでは説明しませんのであしからず。
その2-1:メモリスロットの空きも確認
PCメモリの増設の際は必ず本体を開けてメモリスロットを露出する必要があります。なのでお手持ちのパソコンの取扱説明書があればそれで確認して開けてみましょう。スロットが開いていれば増設出来ますが、なければ増設はできません。
その2-2:メモリスロットの空きを確認する(win10)
タスクマネージャーを開いたら「パフォーマンス」というタブをクリックし、メモリの状態を確認します。すると、速度、スロットの使用という表示があるのでスロット使用の?/?(1/2などの表記)で数を確認できます。
その3:搭載できるメモリの最大容量を調べる
さらにスロット数も書かれているものあります。ただし、中古品で取扱説明書がない場合はメーカーのサイトで調べましょう。自作パソコンの場合はマザーボードの型番から調べることになりますがここでは説明を割愛いたします。
その4-1:メモリースロットにメモリを差し込む
パソコンの分解は取扱説明書で確認してください。デスクトップ型はいろいろな形状(タワー型、一体型など)によって分解方法が違います。ノートパソコンの場合は主に底面のバッテリーを外してカバーを取り外す形式のものが多いようです。
その4-2:メモリスロットを差し込みの際の注意
取扱説明書で確認してほしいのですが、そのパソコン推奨のメモリスロットの取り付け方が指示されています。正しく取り付けないとパソコンでPCメモリが認識されない場合がありますので十分に注意してください。
4-3:スロットのロックを外して差し込む
片側しかロックがないタイプもありますが手順は同じです。メモリスロットによってはかなり力がいる場合がありますが無理やりロックを外さないで取り外すようなことはしないように注意しましょう。
4-4:メモリの取り付け
位置が合わない場合、左右が逆になっているはずです。左右均等に力を入れメモリスロットに差し込みます。マザーボードによってはかなり力が要ることもあります。力を入れても刺さらない場合、メモリとスロットの凹凸があっているか確認しましょう
4-5:メモリ取付完了
ロックが完全に上がりきらない場合は最後まで刺さっていません。PCメモリをよく押し込み、ロックが最後まで上がることを確認しましょう。完了したらその2-2と同じ手順でメモリが認識されているかどうかを確認して終了となります。
番外編:ノートパソコンのPCメモリの増設その1
まずノートパソコンを裏返します。バッテリーを外してメモリーカバーを外すとメモリスロットが現れます。メモリースロットの場所は取扱説明書で確認してください。
番外編:ノートパソコンのPCメモリの増設その2
PCメモリを斜め30度ぐらいの角度でメモリースロットへ入れて、奥のほうまで隙間なく押し込みましょう。この時刺さらないのであればメモリの左右を間違えているかメモリが対応していないものになっています。
番外編:ノートパソコンのPCメモリの増設その3
一番下まできちんと押し下げると自動的に両側の金属の爪がメモリー両脇のくぼみにはまるようになっています。スロットに対して平行にメモリーがはまっていれば、カチッと爪がかかります。これで終了です。この後は丁寧に外したカバーやバッテリーを取り付けましょう。
デュアル・トリプルチャネルについて
デュアルチャネル
2枚のメモリを一組として同期させる搭載をデュアルチャネルと言います。デュアル・チャネルでは、同じメモリ容量、同じ仕様のメモリを2枚スロットに搭載することでメモリの速度を2倍に上げることができます。仕組みは並列処理であり、CPUでいうならデュアルコアと同様で、あるデータを2枚に分担すれば書き込む容量も時間も半分で済むということです。
トリプルチャネル
Core i7シリーズを搭載するパソコンがトリプルチャンネルの初登場です。対応のマザーボードをみると3スロットごとに色分けされています。詳しくは取扱説明書などをご覧ください。
メモリスロットの取り付けの際の注意点
また、図のように容量の違うメモリを使用すると低いメモリの容量に合わせてしまうので図の場合は合計で6GBですが、パソコン側では4GBとして取り扱われてしまいますので注意してください。
きちんとつけた筈なのに何か変だと思ったら…
まずメモリの種類と規格をもう一度確認しましょう。メモリ自体に問題がある場合もありますが種類と規格があっていない場合があるので種類と規格を詳しく見ていきましょう。
メモリの種類
DIMM(Dual In-line Memory Module)
DIMMの形態は大きく分けて、アンバッファド、バッファード、フーリーの3種類が存在し、これらはインターフェイスが異なり規格上の互換性はありません。通常のパソコンにはアンバッファドが用いられ、ほかの2種類はサーバー、ワークステーションに用いられます。
RIMM(Rambus In-line Memory Module)
他のメモリ規格と比較して、ラムバスにはレイテンシの増加と、発熱、製造上の複雑さとコストの高さがあり一部のパソコンに用いられただけで現在では使われなくなっています。DIMMとは互換性はありません。
SO-DIMM(Small Outline Dual In-line Memory Module)
SO-DIMMの動作電圧は、DIMMと比較して見劣りしないものになっています。技術の進歩によりDIMMと同等の動作速度を実現しています。また記憶容量についても同様になってきています。
MicroDIMM
本体サイズが小さいデスクトップパソコンまたはノートパソコン向けです。一時期は一部のノートパソコンで使用されることがありましたが、容量の増大が望めず現在ではほとんど使われることはなくなってしまいました。
PCメモリの規格
DDR SDRAM
メインメモリーの種類には DIMM、RIMM、SO-DIMM、MicroDIMMがありますが、それぞれに複数のメインメモリーの規格が存在します。メインメモリーを選ぶ時は、種類だけでなく規格もよく見て選ぶ必要があります。
モジュール規格(チップ規格)はPC-1600(DDR-200)、PC-2100(DDR-266)、PC-2700(DDR-333)、PC-3200(DDR-400)、PC3700(DDR-466)、PC4000(DDR-500)、PC4200(DDR-533)、PC4400(DDR-550)です。
DDR2 SDRAM
モジュール規格(チップ規格)は、PC2-3200(DDR2-400)、PC2-4200(DDR2-533)、PC2-5300(DDR2-667)、PC2-6400(DDR2-800)、PC2-7200(DDR2-900)、PC2-8000(DDR2-1000)、PC2-8500(DDR2-1066)、PC2-9200(DDR2-1150)、PC2-9600(DDR2-1200)となっています。
DDR3 SDRAM
モジュール規格(チップ規格)は、PC3-6400(DDR3-800)、PC3-8500(DDR3-1066)、PC3-10600(DDR3-1333)、PC3-12800(DDR3-1600)、PC3-14900(DDR3-1866)、PC3-17000(DDR3-2133)、PC3-19200(DDR3-2400)、PC3-21333(DDR3-2666)となっています。
DDR4 SDRAM
モジュール規格(チップ規格)は、DDR4-1600(PC4-12800)、DDR4-1866(PC4-14900)、DDR4-2133(PC4-17000)、DDR4-2400(PC4-19200)、DDR4-2666(PC4-21333)、DDR4-3200(PC4-25600)、DDR4-4266(PC4-34100)です。
メモリーの互換性について
例えば、PC3-10600(DDR3-1333)対応のパソコンには、PC3-12800(DDR3-1600)等の PC3-10600(DDR3-1333)よりも動作クロック周波数が高い(データ転送速度が速い)メインメモリーを使えます。
この時、 動作クロック周波数が低い(データ転送速度が遅い)方に合わせて動作します。また、PC3-8500(DDR3-1066)等の PC3-10600(DDR3-1333)よりも動作クロック周波数が低い(データ転送速度が遅い)メインメモリーは使えません。
PCメモリおすすめランキングTOP11のまとめ
種類や規格などはわかりにくいところが多かったのではないでしょうか。パソコンの規格はパソコンの進化に伴って変化を繰り返しているので新しいものが常に出てくるのです。だから常に新しい知識を吸収して快適にパソコンを利用できるようにしていきたいものです。
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